悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ON猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子 内藤了

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8月も今日が最後の日になりました。
早いものですね、今年も3分の2が終わりましたね。

 

積読になっていた、内藤了さんの小説です。
ジャンルとしてはホラーとのことですが、そんなに怖さは感じませんでした。
まあ、猟奇的殺人がないようになっているので、少しグロテスクな表現はありますが、綾辻行人さんの「殺人鬼」と比べればどうということはありません。

 

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大学を卒業したばかりの新人刑事の藤堂比奈子が活躍する刑事モノ、シリーズの小説です。

猟奇殺人というのは、マスコミが騒ぎ立てるのと同じく、小説の題材としても取り上げられやすいのでしょう。
そして映画やドラマにもしやすいのかもしれません。

この小説もストーリーや仕掛けなんてものはそれほど深くなく、読みすすめるとすぐに犯人などがわかるようになっています。
本格ミステリのような謎解きや犯人探しではなく、これらの猟奇的殺人の描写、犯罪者がその犯行に至った経緯などの描写がメインの小説です。

読んでいて気持ちの良いものではありませんが、小説の世界ということで、Vシネマを見ているくらいの感覚で読むのが良いのかな?という感じですかね。

 

主人公は新米刑事の藤堂比奈子。
彼女が刑事を目指したのは、女性の性被害者をなくしたい気持ちからでした。
心が折れそうになると、亡くなった母からの贈り物である七味唐辛子の缶を握りしめ、闘志を見せます。
彼女にはとても貴重な能力があります。
一度読んだ文章や会話などを記憶することができるのです。
その覚え方は独特で、メモ帳に独自のイラストというかアイコンのようなものを描き、脳にインプットしていくのです。
この小説でも彼女の能力が至るところで発揮されます。
素晴らしい能力です。
物忘れが激しい私は爪の垢でも煎じて飲みたいくらいです。

そして彼女を取り巻く脇役陣もありがちな設定ながら、しっかりと作られています。
新人教育係として初めて現場位に連れて行ったベテラン刑事の厳さん。
厳さんから鍛えられている、若手の熱血脳筋刑事の東海林は少し上の先輩という感じです。
鑑識のエース三木はオタクなキャラで女性との接点がありませんが、仕事は抜群にこなします。
そして比奈子の親友でもある仁美は交通課で美人キャラです。
先程の東海林刑事は彼女に気があるみたいですが、仁美は面食いです。
法医学の石上女子は解剖が大好きなかなり危ないキャラで別名「死神女史」と呼ばれています。
「死神女史」と「厳」さんは脇役ではありますが、主役をガッチリと脇で支える重要キャラですね。
この警察内部の人間関係もこの小説の面白さの一部となっています。


猟奇殺人という事件を扱っているだけに、その描写は少しグロテスクです。
そういうのが嫌いな人には向かないかもしれません。

猟奇殺人を犯した人を憎む気持ちは主人公の比奈子にも強く存在します。
しかし、彼女は法を犯してまで、そのようなことをする人物ではありません。
この物語の被害者は、殺されても仕方がないほどの凶悪な人間たちです。
しかしながら、ただ死刑になることで終わりにするのは許せない、そう考える人間がいます。

刑務所の看守の言葉が印象的でした。
「人を何人殺しても、死刑になって自分が死ぬのは一度きりです。自殺できないから死刑になりたいなんぞと、馬鹿げた理屈で無差別殺人を起こしても、一度死ぬだけでいいなんて、そら、不公平な話です…」
この看守の言葉にあるとおりに、誰かか凶悪犯に制裁を与えていきます。
その方法が内藤了さんの小説らしいとも思いました。

後でわかったのですが、ドラマ化もされているらしいですね。
機会があれば見てみたいものです。

 
綾辻行人さんの本は結構ハマって読んでいましたね。
やはり「十角館の殺人」が一番おもしろかったと思います。
その頃の作品と比べて「殺人鬼」や「眼球綺譚」なんていうのはグロテスクさを全面に出していて、作風が変わったなあ、という気がしていました。
久しぶりにこの手の本を読んで、また怖い、おぞましい殺人事件の小説も読んでみようかと思いますね。

サブスクリプションサービスあれこれ試してみたけれど

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最近はゲームをあまりしなくなりました。
移動中にスマホでゲームというのも全くしなくなっています。
なんでだろう?と考えてみると、やっぱり時間が圧倒的に足りないからだと気づくのです。

コロナの影響で友人と飲みに行ったりすることも長らくありません。
リモート飲みというのもやったりしていましたが、もう飽きたのでしょうか、最近はとんとご無沙汰しています。

なので時間が足りないというのも意外な気がします。
残業もめっきり少ないですし、本来自由に使える時間は増えているはずなのですが。

やはり映画やドラマを見るようになったのが大きいのです。
動画サブスクが大きいですね。
Netflixは今は停止中ですが、Amazonプライムは年契約ですから、なんやかんやと見てしまいます。
昨日も「コンフィデンスマン プリンセス編」を見てしまいましたし。

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Amazonプライムがあるのに、さらに2つサービスを契約。
一つはディズニープラスなんですね。
ディズニー作品が大好きというよりはマーベル作品を見たいからですね。
マーベルのドラマも「ファルコン&ウインターソルジャー」「ロキ」「ワンダ・ヴィジョン」と全て見ています。
あまりの映像作品の物量に頭がついていっていない気もします。
マーベル・シネマティック・ユニバースの作品は何度も見て楽しんでいますので、価値はありますが、ボチボチ止めようかとも思っています。
スターウォーズとか見だしたら、また止められなくなりそうですね。

ディズニーが独自のコンテンツとしてディズニー作品を持っているのも強いのですが、マーベル、スター・ウォーズといったあたりを押さえているのがとにかく強いです。
世界での会員数がサービス開始1年少々で到達したというのはNetflixを遥かに上回っています。
作品数はディスニー作品が中心なので、それほど多くありませんが、コンテンツ自身の魅力はとても高いため、毎月770円の価格は納得でしょう。
コンテンツの魅力でガンガン契約を伸ばしているのですね。
コンテンツ、オリジナルドラマで先行しているNetflixにとってもディズニーは脅威でしょう。

japan.cnet.com

 

もう一つ契約しているのがTsuburaya Imagination(円谷イマジネーション)です。
ウルトラマンを始めとした円谷プロダクション製作の作品が見放題。
全部の作品ではないですが、主要なコンテンツは毎月550円というリーズナブルな価格で楽しめます。
ウルトラマンのテレビ番組ばかりが注目されるコンテンツですが、ドキュメントもマニアにはたまらないものだと思います。
今後は横並びのサービスではなく、独自の「強い」コンテンツでサービスを展開していくという方向になっていくような気もします。
dアニメストアなどもアニメ専門のサブスクですしね。
テレビの見逃し配信や過去のドラマを見せるだけの動画サービスは今後は厳しくなっていくのではないかと思います。

 

 

Netflixは昨年どっぷりと見たという気がします。
特に妻がハマった「愛の不時着」ですが、2周くらいは見ました。
毎回60分を超えるドラマで16話もあるので、凄い時間ですよね。
私は韓流ドラマなんて絶対に見ないと思っていたのですが、「梨泰院クラス」がものすごく面白かったので、その後の「愛の不時着」もとても楽しめたんですね。
その後、「サイコだけど大丈夫」も面白かったですね。
Netflixでも映画は見られるのですが、やはり質の高いドラマが多くて、それが魅力なんでしょう。
他のサービスと比べると、お試し期間はないのですが、そこは強気なんですね。
にもかかわらず満足度が高いのでしょう。
ユーザーインターフェースなど使いやすさは確かに一番良いと感じましたね。

U-Nextもよく利用しています。
有料会員になっていた期間はそれほどないのですが、無料お試しキャンペーンのおかわりで2回楽しませてもらっていますから、なんだかんだとトータルで数カ月間は楽しんでいます。
毎月2000円超というのがネックですが、1200円分のポイントがついてくるので、実際はそんなに高いというイメージがありません。
新作を見る場合は、Amazonプライムでも有料ですしね。
ライブ配信というのもU-Nextならではですね。

 

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そしてU-Nextには雑誌読み放題サービスもあります。
dMagazineという読み放題サービスを1年以上使っていましたが、さすがに専用サービスと比べると雑誌の数は少ないですが、付属していると思えば、嬉しいものです。
 

雑誌読み放題というのもサブスクでサービスがありますが、先程のdMagazineと楽天マガジンは使ったことがあります。
どちらもそんなに高額ではなく、手軽に払える料金です。
ただ、雑誌読み放題と言っても、読み尽くせることはないです。
興味のない雑誌もかなりの割合ありますが、それは仕方がないですね。
雑誌まるまるではなく、ところどころカットされていたりしますが、料金とのバランスを考えると十分満足です。

 

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Amazonにも読み放題サービスがありますが、それは雑誌だけではなく、通常の書籍も含まれます。
Kindle Unlimitedというサービスですね。
無料お試しが1ヶ月ありましたし、3ヶ月で99円とかのキャンペーンとかを合わせると、トータルで1年くらいは利用していたと思うのです。
映画やドラマのように圧倒的に消費できる!というものではありません。
本を読むのには雑誌のように気になるところだけを読むという読み方は難しいので、10冊~30冊くらいしか読めません。
というか漫画を含めずに30冊というのはかなり時間を取られます。
ダウンロードしたものの、結局読まずというものも多いのですね。
契約が終われば読めませんしね。

AmazonにはオーディオブックであるAudibleというサービスもあります。
私は試してみましたが、これはなかなか難しいサービスです。
俳優や声優が朗読する書籍。
コンテンツの魅力はあります。
しかし、声で聞いているだけでなく、やはり字面を見たほうが頭に残りやすい(ような)気がします。
実際にテキストを目の前において、なおかつ音声で読んでもらうというのが一番と思っていましたが、そうでもありません。
その理由は読む速度です。
私は決して読むのが速い方ではないと思っていますが、それでも黙読のスピードと、オーディオブックの音声のスピードを比べるとかなりの差があります。
同じ時間で1.5倍ぐらいは余裕で違うと思うのです。
黙読で2時間少々で読める本が、オーディブルだと4時間かかるんじゃないだろうかと思っています。

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あれもこれもサービスに参加したいですが、時間は有限なんだと改めて感じてしまうのですね。

暢暢 中華料理

妻とお昼ごはんを食べに行きました。
明日の日曜日は出勤日なのですが、今日は休みです。
お昼までは妻は仕事でしたが、早めにお割れそうなので、一緒に御飯でも食べに行こうということになりました。

はじめは毎月行っているスープカレーマジックスパイスを考えていたのですが、どうも妻の胃腸の調子がよくなく、中華粥を食べたいとのこと。

何度か食べに行っている大阪府堺市にある「暢暢」(ちゃんちゃん)へ行ってきました。

普段は予約をしっかりしておかないと入れないほど繁盛している店ですが、コロナの影響で、電話をすると、席はあるとのことでした。

 

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妻は中華粥のセット。
実は今日は撮影するのを忘れてしまったので、過去に写真を撮っていた中華粥です。
私も何度かこの中華粥を食べたことがありますが、美味しいですよ。
胃にも優しいし、歯の調子が悪くても全然OKですし~



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中華粥セットについていたオードブルですね。
ベローンとしていたのはイタヤ貝というものらしいです。
足の部分なのでしょうかね。
柔らかいのですが、しっかりとした歯ごたえもあって、美味しいですね。
車に乗っていなければ、ビールでも注文したいところ…

 

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このスープは炒麺セットについてるのですが、コーンポタージュのような味わいのあるスープなんです。

 

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私が食べたのはこの炒麺。
硬めの麺が香ばしく、胃の調子が悪いと言いながらも、妻も美味しく食べましたね。
私はこれにご飯もついていたのですが、ついついおかわりをしてしまいました。

食べることに夢中で撮影していないのですが、焼売もついているんです。
海老焼売はプリプリで、普段はあんまり焼売なんて食べないのですが、この店の海老焼売は大好きですね。

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食後のコーヒーを飲んで、お店を出たのですが、まだ時間的にも余裕があったので、ブラブラとドライブを。

お盆の頃は雨ばかりで、夏らしくなかったのですが、今日は晴れ渡っていました。
気温も高いのですが、それほど湿度がないのか、風の通る木陰にいると、気持ちが良いです。

堺から、南に車を向けて河内長野、富田林のあたり、千早赤阪村へドライブしました。
大阪府で唯一の村です。
私が子供の頃は、この千早赤阪村との現在は豊能町となっている東能勢村がありました。
このあたりまで足を伸ばすと、大阪もまだまだ自然がたくさんあると実感します。

河内長野の道の駅でちょっと小休止。
私はお腹いっぱいだったのですが、妻はアイスクリームを食べるといいます。
桃の果実が詰まったソフトクリームですが、お腹が減っていなくても、別腹なんでしょうね。

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日差しがマトモだと、やはり暑いのですが、カラッとした感じ。
ソフトクリームの甘さと桃がとても良くあっています。

良い休日でした。
次の休みはまだ決定していません。
あすから月末まで(と言っても残り3日ですが)仕事です。

リフレッシュしたので、また張り切って仕事ができそう。

次の休みはコロナワクチンの接種になるかもしれません。
私は全然取れなかったのですが、在宅勤務の娘が、日中に病院をいくつかあたってくれて、予約をとってくれました。
ありがたいことです。

妻はすでに2回接種済み。
かなり神経質になっていました。
大げさだなと思っていましたが、最近、友人が2回目の接種の後、40℃の光熱が出たと行っていたので、少し心配になりますね。



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