悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

お金の流れでわかる世界の歴史 大村大次郎 その1

 

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国税局の大村大次郎さんが書いた本ですね。
非常に勉強になる本です。

多くのブログなどでも紹介されていますね。

ちょっと書き始めて、長くなりそうなので、何度か分割していきますね。

 

 

 

 

序 「お金の流れ」で読み解くと、「世界史の見え方」はガラリと変わる!

歴史というのは権力者の流れや戦争での勝者敗者が中心となって語られることが多いですが、本当は歴史を作ってきたのは経済、いわばお金です。

確かに歴史を見れば、その背景にはお金の問題が絡んできます。
殺人事件を見ても、個人的なものは私怨などで金銭的な理由が薄いものがありますが、巨大な犯罪となると、その裏には必ず巨大な利権やお金が絡んでいるものなのです。

国家の盛衰も戦争のきっかけとなるものも「お金」だということですね。

お金、経済という点に視点を変えて見ていくと、世界史の見え方そのものが大きく変わります。

 

第1章 古代エジプト古代ローマは”脱税”で滅んだ

古代エジプトが栄えたのは優れた徴税システムが会ったからだと言います。
国家盛衰のプロセスは古今東西だいたい似たような経緯をたどります。
その典型的な例として古代エジプトを上げております。

エジプトが3000年もの間続いたということに対して、歴史家は様々な意見を述べますが、著者は優れた徴税システムが機能していたからだと考えています。

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税が高いと不満が高まり、少ないと国家運営ができないのです。
不公平な税も不満になりますし、やり方が悪いと間で抜く人間が増えてしまい、国の収入が減ってしまいます。

いつの時代でも国家を維持していくために必要な要件として、「徴税システムの整備」「国民生活の安定」の2つを上げています。

エジプトが優れていたのは徴税する人間が国家の官僚だったということ。
今では当たり前のようですが、古来徴税人は請負制によるものが多かったと言います。
国家から徴税権を得て(徴税権を買うんですね)、決められた額の税金を国に収めるのです。

となると、請負の徴税人は、税を多く搾り取れば取るだけ自分の収入になるわけです。

エジプトでは官僚が国から給料をもらい、決められた税を国民から徴収して収めるというシステムでした。
また税務調査することもできたそうです。
現代社会と変わらない仕組みを持っていたんですね。

 

しかしながら、優れた官僚機構も年月が経てば腐っていくもの

これも典型的な国家盛衰のパターンです。

徴税がうまく行っている間は国は繁栄し、官僚が腐敗すると財政が傾くのです。
そうなると財政を立て直すために重税を課し、民の不満が大きなパワーとなって国を打ち倒すエネルギーとなったりするのです。

3000年も栄えたエジプトもそのパターンからは逃れることはできませんでした。

 

古代ローマも1000年以上栄えました。
王政時代
共和政時代
帝政時代と
大きく分けると3つの時代に別れます。

どの時代でも、市民の権利や自由を重んじる国風がありました。
帝政ローマ出会ったときも、市民の指示を得て選ばれるという建前がありました。

繁栄した大きな理由はこの自由です。
市民の自由な経済活動が繁栄の大きな要因となっています。

共和政時代のローマでは、ローマ市民は直接税を払っていませんでした。
最大の財政負担である軍事費も、ローマ市民な皆兵制で、かつ武器なども自前で調達する決まりだったそうです。
ある意味小さな政府の究極の形かもしれないですね。

しかし、ローマ帝国が周辺の国と戦争を拡大するようになると、傭兵軍を作るようになり、経費がかかるため税を必要とします。
そのために設けられたのが「戦争税」
一種の財産税で、財産を申告し、それに応じて課せられる累進課税だったそうです。
金持ちほど高額な税を収める必要がありました。
この戦争税には還付があり、ローマ軍が戦争に勝って、戦利品があると収めた税金に応じて還付されるのです。

ローマ軍が勝ち進むと戦争税が廃止され、征服地からの税がその代わりとなりました。
征服地の税は、ローマのやり方を押し付けず、その土地のやり方で徴収したと言います。
うまく徴税することができ、広大な領地を統治できたのです。
強硬なやり方では反発を生むため、それを抑えるのにもパワーが必要ですよね。
硬軟織り交ぜた柔軟なやり方でスムーズに税を徴収することは、広大な土地を治める上で重要なポイントです。

しかし、ローマ共和政も永遠には続きません。
占領地からの貢物などに味をしめたローマ市民はさらなるものを求めるのです。
まあ、平和と栄華にあぐらをかいて「愚民化」が起きたということでしょうか。
ローマは、属州に対して「収穫税」を課します。
そして「収穫税」は徴税請負人に委託して徴税するのです。
徴税請負人は予めローマ政府からその権利を多額のお金で買い取るので、一時的にローマ政府は収益が増えますが、長い目で見ると徴税請負人という「権力」を作り上げることになります。
徴税請負人は莫大なお金を予めローマに納付する必要があるので、結託して会社組織のようなものを作りました。
会社組織の始まりともいわれています。
そして当然のことながら、収めた金額以上の税を得ようとします。
そのため徴税請負人の徴税は過酷なものとなりました。

やがて徴税請負人は現地で徴税せず、現地の徴税請負人を雇います。
徴税権を購入して、もとが取れたら、楽をして儲けようということなのでしょうか。
自ら税の徴収を行わず、現地にいる人を徴税請負人として雇うのです。
自分たちは、現地の徴税請負人から徴税した税金を納めればよいのです。
つまり中間マージンを抜くというやり方です。
なんかどこかの業界を見ているようで背筋が寒くなりますね。

属州の現地人はさらなる過酷な税に苦しむことになります。

反乱を起こす属州が出てくることになり、共和政は終わりを告げ、帝政となっていきます。

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機能しなくなった共和政には強いリーダーが必要で、執政官であったアウグストゥスは徐々に自分の権限を強め、ついに皇帝に上り詰めました。
アウグストゥスは徴税請負人を通さずに、政府が直接、属州に対して徴税を行えるよう改革しようとします。

徴税システムの簡素化と公平化を目指しました。
悪名高い皇帝ネロも徴税の安定化のために努力したのです。
これらの努力により、徴税は以前よりは安定しますが、徴税請負人を完全に撲滅することはできず、彼らの腐敗もずっと続いている状態でした。

税収不足のローマ政府は通貨の増発を行いました。
純銀で作られていたデナリウス貨は銀の含有量がドンドン減り始め、初期のデナリウス貨のわずか5%程度に落ちたと言います。
銀の価値に裏打ちされた貨幣の信用はドンドン落ちていっているということですね。

そのため、激しいインフレ(ハイパーインフレ)が起こり、物価は1万倍に。
ローマ時代にもハイパーインフレが発生していたのです。

ディオクレティアヌス帝は徴税請負人による中間搾取を排除しようとします。
政府自らが徴税に赴くのです。
ディオクレティアヌス帝の税制改革は一時的には成功しましたが、長続きしませんでした。
その理由は、政府の徴税のやり方では、巨大な官僚組織が必要で、この官僚組織を維持するために多額の税収が必要だったのです。
いわば、大きな政府になったんですね。

そしてご多分に漏れず、官僚組織は、巨大化すればするほど、腐敗する可能性が高くなるのです。
お金持ちほど、賄賂を使って税の免除を受けたり、安く済ませたりすることができたのです。
一部の裕福なものだけがより富んでいき、市民の生活は困窮していきます。
貧富の差が激しくなっていくのですね。


第2章 ユダヤと中国 太古から”金融”に強い人々

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ユダヤ人とお金に纏わる話はたくさんありますよね。
ユダヤ大富豪の教え」という本もとても勉強になる本だと言います。

しかしユダヤ人が国を作って世界の覇者となったというのは全くありません。
なぜならユダヤ人は国を持たない放浪の民だったからです。
つい最近まで。

しかし、ユダヤ人は放浪の民として世界的なネットワークと金融における考え方、知識などで世界の経済を常にリードしてきました。

経済大国の陰にはユダヤ人がいるといいます。

ユダヤ人を語るには彼らの思想的な、哲学的な理解が必要かもしれません。
ユダヤ人の歴史は古く、4000年に及ぶとされています。
ユダヤ人は、「旧約聖書」の中では、人類の祖であるアダムとイブの子孫だとされているのです。

紀元前17世紀頃、ユダヤ人は遊牧などをしていたのですが、エジプトへ移住。
しかしエジプトで奴隷にされたために、預言者モーゼに導かれてエジプトを脱出し、パレスチナ古代イスラエル王国を建国したのが紀元前1260年頃だと言います。
3代目の王ソロモンの時代には大いに繁栄したが、ソロモンの死後、国は北イスラエル王国ユダ王国に分裂します。

イスラエル王国アッシリア帝国に滅ぼされます。
ユダ王国新バビロニア王国に滅ぼされました。
ユダ王国ユダヤ人は、奴隷としてバビロニアに連れて行かれます。
これが「バビロン捕囚」と言われるものです。

その後、紀元前538年、ペルシャ帝国が覇権を握ったときに、ユダヤ人はパレスチナへの帰還が許されます。

ユダヤ人はエルサレム神殿を再建し、ユダヤ教による法を定めます。

紀元前後にローマ帝国の後ろ盾を得たヘロデ王により、イスラエルヘロデ王国が作られます。
しかしヘロデ王ユダヤ人でしたが、ユダヤ民族の支持はあまり得られなかったのです。
そこに登場したのが、イエスという若者でした。
後に、不満を持つ人々を救済する偉大な宗教家イエス・キリストとなります。

ヘロデ王の死後、ローマ帝国ユダヤ民族との対立は激しくなり、ユダヤ戦争になります。
紀元70年にエルサレムが陥落してユダヤ人はまたしても国を持たない流浪の民となるのです。

 

流浪の民となったユダヤ人はいろいろな土地で暮らしますが、移民ゆえの迫害を受けます。
ユダヤ人は受け入れてくれる土地を求めて世界中をさまようのです。

 

放浪の民、ユダヤ人。
お金儲けのうまさはこの放浪から生まれたと考えられます。

放浪するということは、各地域の情報をたくさん持っているということですl.
また世界各地に同朋がいるので、ネットワークが作りやすかったのです。
ユダヤの商法にとって、この世界的ネットワークが書くべき武器となっているのです。

また「一刻に定住しない」「母国がない」ということは、あらゆる国を客観的に眺められるという利点があります。


インドの計算方法をヨーロッパに伝え、アラビア数字を普及させたのはユダヤ人と言われています。
珈琲やたばこをヨーロッパに広めたのも、ユダヤ商人でした。

そして金融システム、現代の世界金融システムを構築してきたのは、ユダヤ人なのです。

 

太古の時代から金融業、金貸し業に長じていいたとされています。
両替、為替という分野にも長じています。

放浪の民だったユダヤ人はありとあらゆる貨幣に通じており、為替の相場などがない当時では、それらを行う両替は必要なことで、大変な利益を生みます。

両替と同時に金貸しも行っています。
当時のユダヤ教でも金貸しは禁じられているのですが、それは国内、つまりユダヤ人に限ってのこと。
諸外国の人々に対してお金を貸すことは黙認されていたと言います。

そうしてユダヤ人の中には莫大な富を持つものが出てきたのです。

「お金は処世のための、合理的な道具である」

ユダヤ教にその要因があるとされています。
お金が卑しいもの、汚いものと考える宗教や思想が普通でした。
ユダヤ人はお金を道具と考え、お金そのものを汚いとは思わないのです。


多くの宗教がお金に対してマイナスのイメージがあるのに対して、非常に柔軟に考えているのがユダヤ教であり、ユダヤ人です。

「富は要塞であり、貧苦は廃墟である」

「金は悪ではなく、呪いでもない。金は人を祝福するものである」

「人を傷つけるものが3つある。悩み、諍い、空の財布。そのうちからの財布がもっとも人を傷つける」

 

放浪の民のユダヤ人は各地で迫害を受け、生きていくためには「きれいごと」では済まされないのです。

土地を持たないユダヤ人にとって、お金こそが命をつなぐ道具なのです。
ユダヤ人が他の民族に比べてお金に対する執着心が強くなるのもうなずけます。

ただ、お金に対する執着心から、ユダヤ人を嫌う人も多く、ユダヤ人の中にもそういう習性を忌み嫌う人もいます。
カール・マルクスはその最たる例で、彼はユダヤ人の思考を具現化したのが資本主義だと断じています。

 

アジアに目を向けてみます。
中国では、秦の始皇帝は中国全土を統一します。

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そして貨幣の統一化も図るのです。
すでにこの時代に中国では貨幣は作らえていたのですが、各地でバラバラでした。
それを中国全土で統一したのです。

秦が滅んだ後の中国でも貨幣は作り続けられます。
多くのアジア諸国ではこの中国の貨幣を真似て作られますが、中国は貨幣の輸出も盛んに行い、アジア諸国の通貨の供給を担います。

北宋の時代に作られた宋銭は日本でも大量に輸入され、これにより貨幣経済がようやく浸透してくるのです。
中国は、通貨の供給を通じて、アジアの中央銀行としての役割も果たしたと言えます。

ちなみに中国では鋳造の技術が西洋よりも進んでおり、貨幣の大量生産が可能だったと言います。
大量に銅が算出されたのですが、そのまま輸出するよりも貨幣に変えて輸出したほうがより付加価値が上がって利益があるため、銅銭として大量にアジアの各地へ輸出したのでした。

また中国では為替銀行の仕組みがすでに7世紀頃に存在したようです。
1147年にイタリアにできたのが世界最初の為替銀行とされていますが、それよりも300年も前に中国でこれらの仕組みを使っていたわけです。

宋銭をアジア各国に供給した北宋は世界で初めて紙幣をつくった国でもあります。
当時の通貨は物理的に重いので、高額取引には不便でした。
「交子」と呼ばれる預り証を受け取って、当時よく使われていた通貨の鉄銭を預けるのですが、いつでもその「交子」を持っていけば銭と交換できることから、「交子」自体が通貨として用いられるようになったのです。


しかし「交子」を作る側にも悪い人がいるもので、無茶な発行をする悪徳業者も出てきます。
北宋政府は公的な「交子」を発行することにしました。
この「官交子」こそが世界最初の政府による紙幣の発行です。


一定の鉄銭を準備することによって紙幣を発行することにしました。
つまり「鉄銭本位制」の通貨発行ということになります。

この仕組と同じことを後世イングランド銀行が行います。
金の引換券としての通貨を発行したのです。
金本位制ですよね。
一定の金を準備金として用意しておけば、その準備金に応じて交換券(紙幣)が発行できます。
この発行された紙幣が準備された金よりも遥かに多いので、その差額は収入となります。

 

本日はここまでにいたしとうございます。

 

第3章 モンゴルとイスラムが「お金の流れ」を変えた!

第4章 そして世界は、スペインとポルトガルのものになった

第5章 海賊と奴隷貿易で”財”をなしたエリザベス女王

第6章 無敵のナポレオンは”金融戦争”で敗れた

第7章 「イギリス紳士」の「悪徳商売」

第8章 世界を動かした「ロスチャイルド家」とは?

第9章 明治日本の”奇跡の経済成長”を追う!

第10章 「世界経済の勢力図」を変えた第一次世界大戦

第11章 第二次世界大戦の”収支決算”

第12章 ソ連崩壊、リーマンショック 混迷する世界経済

シンデレラ 現代版のシンデレラはこのようなストーリーになるのか~

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Amazonプライムビデオに登場したオリジナル作品の「シンデレラ」です。
シンデレラと聞いてまっさきに思い浮かべるのはディズニーアニメの「シンデレラ」でしょうか。
それともリリー・ジェームズ主演の実写映画「シンデレラ」」でしょうか。

 

 

 

 

 

 



今回Amazonプライムビデオで見たシンデレラは、それらの記憶とは異なるストーリー展開をしていきます。

主演はカミラ・カベロさん。
売れっ子の若手シンガーですよね。(知りませんでしたけど)

というわけでこの映画は歌と踊りがメインの映画、つまりミュージカルです。
現代風のミュージカルということで、ダンスも音楽もかつてのミュージカルとは全く異なります。
リズミカルでシャープ。
そしてどこかで聞いたことのある曲が多いのです。
そしてその歌声の素晴らしいこと。
長い長いMTVとしてこの映画を見れば、ストーリーそっちのけでも楽しめるはずです。

ママ母を演じていたイディナ・メンゼルという女優さんが歌っていた「マテリアルガール」が特に良かったですよね。
イディナ・メンゼルさんは「アナと雪の女王」のエルサでしたが、今回は意地悪な継母を演じています。
マドンナのヒット曲ですよね。


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そして魔法使いのおばさん、劇中はファビュラス・ゴッドマザーという役名ですが、ビリー・ポーターという男性。
LGBTの世界ではかなりの有名な人らしいです。
歌っていたのはアース・ウインド&ファイアーのヒット曲「シャインスター」
ちょっと片岡鶴太郎さんに似た感じですね。
歌声は素晴らしいですよ。(1:30くらいからですよ)


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継母たちにいじめられていたエラはシンデレラ(灰かぶり)と呼ばれていたのです。
彼女は服を作る才能があり、自分が考えたドレスを作って販売するという夢を持っています。
ココ、ポイントですね。

実は舞踏会の前にもすでに王子はエラに恋をします。
しかしエラは王子であることを知った上で、求婚を断ってしまうのです。
それは自分の人生を生きたいから。

時代ですね。
今の時代を繁栄したストーリーです。

白人ばかりの物語に、白人以外の人種がたくさん登場するのも今の時代です。

ストーリーには賛否両論があると思いますけれど、音楽、ダンスともに見ていて気持ちが良かったです。

シンデレラって、シンデレラストーリーという言葉があるように、玉の輿に乗るという意味があると思っていましたが、この物語のシンデレラは強くたくましい女性です。
王子はおろか、王様に向かっても堂々とした態度です。

舞踏会でも王子を追いかけるまでもなく、そこにいた他国の女王に自分のドレスを売り込むくらいですからね。

ちなみにちょっとお間抜けな王様を演じているのは、007のジェームズ・ボンドピアース・ブロスナンさん。
格好いいんですが、このミュージカル映画では、下手くそすぎる歌が笑いのねたになっていてちょっと可愛そうですね。

シンデレラは知っていても、全然別物なので、ぜひご覧ください。

 

 

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ちょっと前に行ってきた焼肉「かどや」で食べるホルモン焼き

焼肉が好きなんです。

お肉が好きな人なら、焼肉は大好きだと思うのですが、我が家の息子は焼肉をあまり好みません。
贅沢やな~とも思うのですが、割と素朴なお茶漬けとかが好きだったりします。


なので、息子と肉を食べに行くときはステーキが多いですね。

私はステーキもモチロン大好きなのですが、赤身のお肉だけでなく、白いホルモン系も大好きなんですね。

お肉もやはり脂のサシが入ったカルビなどが好きなのですが、さすがに昔ほどは食べられなくなりましたね。

昔はそれこそ牛一頭食べる勢いで食べていたような気がします。(大げさですが)

高級店で食べる焼肉はやっぱり美味しいのですが、最近は見た目はきれいでも、肝心のお肉がイマイチということがあります。

先日妻とランチに行ったお店は、店の作りは本当に庶民的というか、全く垢抜けないお店です。
しかし、一人焼肉が楽しめるお店なんですね。
いつも結構繁盛しております。
大阪アベノにある「焼肉かどや」さんです。

無煙ロースターでもないし、炭火の七輪でもありません。
昔ながらのガスの焼き肉プレートの上でお肉を焼くスタイル。

学生の頃、バイト代が入ったら、友人と行ったりしたような、普通の家みたいな焼肉屋、そんなイメージです。

洒落た色の照明ではなくて、昼光色、若干青みがかった光の蛍光灯の下で、なんだか懐かしい空間でもあります。
流石に真ん中に穴が空いた丸椅子ということはありませんが、肩肘張らずに肉を食べる、そういうお店です。

ここは味付けの肝であるタレもうまいのですが、何よりもお肉が良いと思っています。
妻はハラミ定食、私はホルモン定食の大盛り。

お肉の質が良いと思っているのが、ホルモンの味です。
ホルモンが好きと言っても、やはり味が悪いというか、ちょっとでも臭みがあったりすると嫌なのですね。
そしてレバーなんかは割合癖が強いので、元々は苦手だったのです。

この「かどや」のホルモンは美味しいのですね。
特にレバーやハツの味が良くて、たちまちファンになりました。


子供の頃、商店街で売っていたホルモン焼串を食べていました。
お安い値段で、味わい深いホルモンなのですが、どうも子供の頃には噛み切る事ができなくて、あまり好きではなかったのです。

いつからホルモンが好きになったのか?改めて思い出してみると、やはりお酒を飲むようになってからかな?という気がします。

ビールをぐいっと喉に流し込みながら、ホルモン焼きを食べるのは良いものです。

焼肉の定食は色んな所で食べる機会がありますが、ホルモン焼きって、お安く食べられそうで、最近はなかなか食べられないものです。

そして安いホルモン焼きは、やっぱり残念な味であったりします。

脂が乗ったテッチャンも美味しいのですが、体にはあまりよろしくなさそう。
その点、レバーやハツは栄養価もかなり高いと思います。

ハツはともかくレバーは生レバーというものが食べられないので、焼きレバーなのですが、この焼きレバーというのが、品質の良いレバーでないとダメですね。

ハチノスやセンマイといったものは、あっさりした感じです。
センマイなどを生で食べる人もいますが、私は生はちょっと遠慮しています。

どちらも見た目はかなりグロテスクな印象があるかもしれません。
ハチノスはその名のように蜂の巣のような形状。
牛の4つある胃のうちの2番目に当たる部分だとか。

センマイも子供の頃は気持ち悪くて食べられなかったのですが、柔らかく、味が染み込みやすいので焼いて食べるのは好きですね。

友人と焼き肉に行くと大抵そのあたりは遠慮されるので、私が食べたりします。
小学校の時の掃除で使っていた「雑巾」のような感じに見えなくもないです。


今回は入っていませんが、ウルテという部分も大好きなところ。
コリコリという名前で売っているところもあるかもしれません。
むちゃくちゃ硬い部位なのですが、その噛みごたえがビールのアテになります。
最近は歯が悪くなって、なかなか厳しくなってきました。

ホルモンって、男性ホルモン、成長ホルモンのホルモンとは違って、本来食べる肉の部位ではなく、「捨てる」の関西弁である「ほかすもの→ほるもん」から来ていると言われたりします。

どちらにしても子供の頃に肉屋の片隅でおばちゃんが焼いて売っていたホルモン焼串というのはべらぼうに安かったと思います。

それが食文化の移り変わりで、今では多くの人に「もつ」という名前に変わったりしながら、食べられています。


博多モツ鍋もとても美味しいですね。
家で妻にモツ鍋をつくってもらうこともあるのですが、そのモツというものがなかなか手に入らないようなのですね。
肉屋さんには赤いお肉はたくさんあるのですが、ホルモンはあんまり見かけません。
どうやら上質のホルモンというのは、あまり一般に販売していないみたいですね。


さて、ホルモン談義もそこそこにしておきます。
この「かどや」さんには、まだ何度も行っているということはないのですが、ちょくちょく行きたいなと思います。

 

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こちらがハラミ定食です。
すでにロースターの上にお肉を並べておりますので、もう少し入っています。

ご飯(おかわりは1杯OK)とお味噌汁、キムチ、キャベツがついています。

おかわりするなと言われても、食欲が刺激されて食べてしまうんですね。

 

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こちらが渡した注文したホルモン定食大盛り。

ハラミ、ツラミ、レバー、ハツ、テッチャン、ミノ、ハチノスなどが入っています。

こちらも定食なので、ご飯と味噌汁、そしてキャベツ、キムチが付いてきます。

 

きれいな雰囲気などを気にせず、ガッツリ肉を楽しむなら、気兼ねなく食べられるお店です。
煙で匂いはつきますので、おしゃれな格好で行くことはおすすめできません。

 

というわけで、オッサン専用の店かな?と思っていたら、案外女性の一人客や女性同士の客もいたりします。

年配の夫婦(と思われる)もいました。

あ、私達も十分年配の夫婦になるんでしょうかねwww。

 

 

tabelog.com

 

 

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アベノで焼き肉を食べたあと、そのまま帰ろうかとも思っていたのですが、ちょっとコーヒーでも飲みに行くかと、車を走らせて行ったのが、「倉式珈琲 生野たつみ店」
ゆったりとした空間で落ち着いてコーヒーを飲めるお店です。
WiFiはなく、パソコンを持ち込んで仕事をしているような人も殆ど見かけません。

静かで座席の空間もゆったりしているので、落ち着けますね。


日替わりコーヒーとともに一緒に頼んだのが抹茶ミルクかき氷。
とても美味しかったのですが、最後の方になにか変なものを発見します。
どうやらストローを包んでいた袋のようなものが入っていました。

私も妻も温かい飲み物だったので、ストローは当然ありません。

食べている途中で、その中からゴミ?が出てくるというアクシデントは非常に気分のよくないものです。
あまり大事にはしたくなかったのですが、黙って帰るというのもなんだか腑に落ちないので、そのことを店員へ伝えました。

その後、「作り直します」とのことでしたが、もう不要なのでお断りしました。

会計時には、その料金は引いてありました。
その後、お腹が痛くなったとかはなかったので、良かったと思うしかないですね。

 

www.saint-marc-hd.com

 


 

 

 

 

 

運命の恋をかなえるスタンダール 水野敬也

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「夢をかなえるゾウ」の著者である水野敬也さんの本です。
あの本は1~4まで読みましたが、どれも大変面白かったです。
インドの象の顔をした神様、ガネーシャが登場し、怪しげな関西弁で様々なアドバイスをしてくれるというストーリーです。

「運命の恋をかなえるスタンダール」にはガネーシャは登場しませんが、代わりにフランスの文豪スタンダールが、登場します。
怪しげな関西弁こそ喋りませんが、十分怪しげな人物として活躍します。

 

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登場人物

万平聡子(岡部聡子)
主人公。
緑山図書館に勤務する図書館司書。
万平という姓を名乗ることができず、本の中に現実逃避指定来てきた女性。
人と接することが苦手。

スタンダール
聡子がふと開いた「恋愛論」という本の中から飛び出した「偉大なる作家にして、この世界におけるありとあらゆる恋愛を分析した恋愛の達人」(自己評価)のスタンダール本人です。

パックン
精神科に通う聡子の心に安心感をもたらす「抗不安剤」のワイパックス1mg錠。
いつも彼女の鞄の中のピルケースに入っていて、不安になる彼女を影から励ましています。
かなり怪しげな関西弁を話します。

 

鈴木涼介(鶫涼介)
図書館の利用客の一人で爽やかなイケメンで、若い女性図書館職員からも噂になっているほどの人物。
聡子にとっての理想の男性のマリウス。

斎藤悦子
図書館のチーフで聡子よりも年上のの独身女性。
聡子と「お一人様条約」を結んでいます。

 

西巻

図書館で働く年下の同僚だが、独身で地味な聡子を心から蔑んでいる意地悪な女性です。

小沢

西巻と同じく図書館で働く年下の同僚。

村石

職場の同僚です。
図書館で働く男性司書。


万平真

聡子の父。
宮城県の大学教授。
24年前に旧石器時代の遺物を発掘して一躍時の人となったが、この発掘自体が自作自演であったことが後に発覚。

 

あらすじ

万平聡子は、父が巻き起こした「事件」のために、小学校のころから心に傷を受けています。
「まんだいら」という目立つ姓のために、自分の人生に逆恨みし、人から見られないように、目立たないように生きてきました。
彼女は本の中に自分の居場所を見つけたようですが、それはある意味現実逃避でもありました。
彼女は色々な恐怖症から精神科でも治療を受けています。

 

図書館に訪れる客の一人にとても素敵な男性がいました。
彼女の心のなかでは、彼はマリウスと呼ばれています。
彼女の好きな小説「レ・ミゼラブル」に登場する男性で、自分はその世界ではコゼットなのでした。
マリウスは若い職場の女性職員の話題になるほどのイケメンでしたが、とても会話をする勇気もなく、自己嫌悪に陥っているのでした。

そんな折、「恋愛論」の本を開いた時に、著者でもあるフランスの文豪スタンダールが現れます。

スタンダールは怪しげなフランス語を交えながら、聡子に「恋愛のてほどき」をしてあげようと伝えるのでした。
理想の男性に声をかけなくてよかったとスタンダールは伝えます。
彼の教える恋愛とは、ワインと同じく熟成には時間がかかると言います。
スタンダールは、
「恋愛において、男はあまりにも容易な成功を軽蔑する。男は、向こうからくれるものをあまりありがたがらないものである。」と言いました。
そして勇気がなく声をかけられなかったことが良かったとも告げます。

しかし自分から声をかけることもなければ、どうして意中の男性と仲良くすることができるのか?とスタンダールに問いかけます。
「美は看板としては必要である」ということを説くとともに、恋の強い力について述べます。
その大切なポイントとして「結晶作用」を上げるのでした。
恋愛論に置いてもっと大切な概念でもあると伝えます。
一度好きになってしまった相手に対しては、その欠点を含めて(美醜で言うなら醜さを含めて)好きになるということなのです。
美は必要だが、恋愛においては相手に結晶作用を起こさせる事ができればよいのです。

スタンダールは結晶作用を起こさせるための方法として、周囲の評判になることをあげます。
「女は恋人を選ぶにあたって、彼女自身が男を見る気持ちよりも他の女が彼を見る態度を重んじる。男もまた然り」



スタンダールは彼女の外見的な魅力を自分で100個探してみるという課題を与えるのですが、それこそ聡子にとっては嫌がらせにしか聞こえませんでした。

自分に自身が持てなかった聡子ですが、スタンダールは次々に彼女の外見的な良さを褒めていきます。
そして「ヴォレ」によって、今までの自分から変割ることが必要だと言います。。
「ヴォレ」とは「飛ぶ」という意味のフランス語で、スタンダールが合言葉のように「ヴォレ」を連発し、彼女の持っている地味な服装をすべて捨てさせるのでした。

彼女はスタンダールによって、メガネをやめて、コンタクトにし、美容院で髪も切ってきたのでした。

見栄えのしなかった自分から普通の女性へと変わった聡子を褒めるスタンダールによって、恋愛に大切な要素「自信」を少し取り戻した聡子でした。

その後、スタンダールに従い、メイクの本を読み、メイクの練習も始めた聡子でした。


こうした努力に反応がありました。
職場の同僚の村石が彼女に対して、好意を持つようになっていきます。

徐々にですが手応えを感じていく聡子に妨害が入ります。
彼女の机にポストイットがあり、そこには「「色気づいてんじゃねえよババア」と書かれているのでした。

犯人はすぐに思いつきました。
職場で以前から陰口を叩いていた若い女性職員の西巻です。
聡子は小学時代に受けたいじめを思い出し、精神が不安定になってきます。

せっかく恋愛にも人生にも前向きになりそうな彼女を引き止める「いじめ」に対してスタンダールは強く励ますのです。

職場の天敵西巻に対して、逃げようとする自分を励ましてくれたのはやはりスタンダールでした。
そして不安を取り除いてくれるパックンもそばに付いています。

彼女は涙を見せながらも、きちんと西巻にこのようなことをすることをやめろと告げることができたのでした。

その後もスタンダールとの恋愛の手ほどきを受けながら、ついに憧れのマリウスが現れます。
そしてマトモな会話を交わし、フランス文学について意見をもらいたいというのです。聡子は鈴木涼介の名刺をもらうのでした。
その名刺に書かれていたのは鶫(つぐみ)涼介という名前。
有名なミステリー作家なのでした。

 

天にも昇るような気持ちで興奮冷めやらないままにスタンダールに報告する聡子でしたが、スタンダールはその状況を危険だと諭します。
聡子が舞い上がり、マリウスに対する結晶作用を起こせば起こすほど、マリウスの気持ちは冷めていくというのです。
必要なのは相手が自分に対して結晶作用を強めるように仕向けること。
そのために必要なことは「悪女」になることだと告げます。

悪女飲みが持つ武器、「期待を不安を与えるコミュニケーション」とスタンダールは伝えます。
そして悪女の課題をこなすためのターゲットとなったのが同僚の村石でした。

マリウスと聡子の恋の行方は~。


感想

良い歳したオッサンが恋愛の本を読むというのもどうかと思うのですが、読んでいてとても楽しい本でしたね。

スタンダールも「恋愛論」も知りませんし、代表作である「赤と黒」もかろうじてタイトルだけ知っている程度ですが、スタンダールを少しだけでも知った気になるから不思議です。

フランス文学だけでなく、海外文学に関しては、ほとんど知識がありませんね。
読書家の人はやはり色んな本を読んでいるのでしょうね。
これを機会にチャレンジしてみるのも良いかもしれないです。

水野敬也さんがこの小説で、スタンダールの言葉を借りて「恋愛論」をまとめてエッセンスにしてくれていると思います。

恋愛成就のためのハウツーのようなものではなく、やはり深い洞察と人間の行動を読み切った文豪ならではの解釈がありますね。

それを読むだけでも価値はあるけれど、やはり主人公万平聡子の恋愛のものがたりとして、小説として楽しむのが一番ですね。

「夢をかなえるゾウ」でも個性的なガネーシャがいて、面白いのですが、今回の小説に登場するスタンダールは関西弁こそ喋らないものの、基本的にはガネーシャと同じような人物です。
ガネーシャは神様でしたので、超常現象を起こすのも当たり前の気もしますが、スタンダールは普通の人間です。
それが普通に日本語を喋っている違和感とともに、時々フランス語にハマってその掛け声を強要する点なども楽しいのです。

「ヴォレ」
「オニヴァ」
「ダンジェ」
「メルシィ」
「ファム・ファタる」
「テ・トワ」
フランス語は全く知らないけれど、ネタにすれば、面白いですよね。

謎の関西弁は抗不安剤のパックンが担当してくれており、折れそうになる聡子を関西弁で優しく支えてくれるのですね。
いい仕事していますね。

あらすじのところでは最後まで書いていません。

展開的にはハッピーエンドなのですが、終盤のところで幼い頃に苦労した父の自作自演による発掘騒動についての真相がわかるシーンがあります。
全体を通してはネタのために作られた?と思えるようなお笑いシーンが多いのですが、きちんと涙を誘う部分もあったりして、感動もあります。

 

 

 

エンド・オブ・ステイツ 男臭さ際立つジェラルド・バトラー

ジェラルド・バトラー主演の「エンド・オブ」シリーズ。
エンド・オブ・ホワイトハウス
ホワイトハウスを襲撃するという事件で世界が危機に晒されたのを救ったのはシークレットサービスのマイク・バニング
続編の「エンド・オブ・キングダム」に続く第3弾。

 

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「エンド・オブ」シリーズ

娯楽作品であることをお断りしておきます。
それほど巨額を投入して作った作品でもありませんが、大変完成度の高い映画で、見るものを飽きさせませんので、このシリーズはヒットを続けています。

ホワイトハウスを舞台にした映画は、同時期に遥かにお金をかけた映画として、「ホワイトハウス・ダウン」というのがありました。
あちらの映画もとても面白かったのですが、ヒットしたのはこちらのシリーズでした。
俳優の力量なのか、製作者の力なのか、様々な要因が合わさっての結果ですが、「エンド・オブ」はシリーズになりました。

いつまでこのシリーズを続けるのかはわかりませんが、今回も見ているだけで面白かったです。

ストーリーは王道。
はめられた主人公が窮地から反撃するというパターンです。



あらすじ


旧友のウェイドは民間軍事会社を経営しています。
そこでは高度な模擬訓練が行われています。
マイク・バニングジェラルド・バトラー)は、やはり素晴らしい成績で模擬訓練を終えました。

バニングは、シークレットサービスで、これまでの任務で体も精神もボロボロでした。

トランブル大統領(モーガン・フリーマン)からの信頼も厚いため、次期長官は間違いないと思われていましたが、本人は辞退をしようと考えています。

大統領の休暇にも護衛として付き添っていましたが、突如大量の軍事ドローンに襲われます。
シークレットサービスたちは全滅し、バニングの懸命の護衛で大統領は怪我を負うものの一命をとりとめます。
ただ、大統領は意識不明の重体となり、副大統領が代理となります。

FBIではマイク・バニングを容疑者として確保します。
他のシークレットサービス全員が殺されていたにもかかわらず、彼だけが無傷だった点がまず疑われました。
調べるうちに、彼の口座に大金が振り込まれていたこと、爆薬と同じ成分の薬品が自宅から押収されたことなどから彼は「これは仕組まれたことだ」と訴えますが、身柄を拘束されました。

マイクは護送中に何者かに襲われますが、逆に彼らを撃退し、襲ってきた人物たちを確認します。
ウェイドの会社の軍人でした。

マイクは全国指名手配中のため、まずは身を隠す必要から、長年会っていない父親のもとを訪ねます。
父親はクレイ・バニングニック・ノルティ)。
クレイは、ベトナム帰りで、精神的にも追い詰められていたため、幼いマイクと妻を残して逃亡したのでした。
そんな彼は誰にも見つからないようにひっそりと山奥で暮らしていました。

そこへウェイドの手下が襲いかかります。
父とともにこの危機を乗り越えますが、意識不明の大統領の命が危ないことを悟ります。

病院に潜入し、意識の戻った大統領を避難させようとします。
なんとか大統領を移動させた途端、病院ごと大爆発を起こしているのでした。

大統領を匿いながら、包囲網はどんどん狭くなってきます。
激しい銃撃戦の末、守りきり、ウェイドにとどめを刺しました。


見どころ

展開がスピーディで、アクションも豊富です。
初めて登場した父親でしたが、演じるニック・ノルティは流石に雰囲気があります。
映画「ハルク」でも父親役を演じていましたが、不気味な印象がありました。
「48時間」で強面刑事を演じていいた頃からすると随分とおじいさんになってしまいましたね。

毎度のことながら、ありえない強さを発揮するジェラルド・バトラーですが、今回も強すぎますね。
格好いいです。
やはり無傷ではなく、勤続疲労のためにあちこちに傷を抱えているんです。
まだ子供は幼いので、頑張るオヤジです。
そして仲違いしていた父とも打ち解け合うというエンディングも良かったです。

このエンディングを見ると、このシリーズも終わりかな?とも思うのですが、まだまだいくらでも作れそうな感じもします。

このシリーズ全てに製作にも関わっているのが主演のジェラルド・バトラーですが、存在感がありますね。

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