悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

神様に一番近い動物 人生を変える7つの物語 水野敬也

いつものように通勤電車で読んだ本です。
やはり水野敬也さんの本は面白さの中にどこか哲学的なところがあるのです。
最上段から、こうだ!ああだ!というのではなく、考えさせるっていうんですかね。

やはり「夢をかなえるゾウ」シリーズが楽しいです。
このシリーズは1~3まで読みました。(Kindle Unlimitdで)

 

tails-of-devil.hatenablog.com

3作目までは読みましたが、ブログには書いていませんね。
ブラックガネーシャの話なんですけどね。



そして「運命の恋をかなえるスタンダール」。
これもめちゃくちゃ面白かったですね。
そのままドラマにしたら楽しいだろうなあと思います。
そう思っていたら、やっぱり普通にドラマ化されていたみたいですね。

 


 

 

目次

三匹の子ぶたなう

お金持ちのすすめ

宇宙五輪

役立たずのスター

スパイダー刑事 ~カブトムシ殺虫事件~

愛沢

神様に一番近い動物

 

内容

「三匹の子ぶたなう」
「三匹の子ぶた」の話って誰もが知っている話ですよね。
その三匹の子ぶたの子孫たちが中心となる話。
本来の話ではレンガの家を作った3番目の子ぶたが兄たちを救う話ですが、この物語では、最もみっともないとされた「わらの家」を作った子ぶたが祖先の汚名を晴らす物語。

「お金持ちのすすめ」に登場するのは一万円札の肖像の福沢諭吉
お金が集まるのには理由があるのです。

「宇宙五輪」はSFです。
様々な惑星代表の選手が競い合うのですが、最下位の星はすべてを奪われるという大変な大会なのです。
次の大会では地球が下馬評では最下位。
そこをなんとかしようと人間はこれまで虐げてきた動物たちに協力を持ちかけますが…。

 

「役立たずのスター」
主人公は売れない女性ミュージシャンでした。
流れ星に願い事をすると叶うといいます。
彼女は流れ星に願うと、スターが落ちてきたのです。
しかし彼には願いを叶えるような能力はありませんでした。

 

「スパイダー刑事」
くすのきの甘い樹木を独り占めしていたカブトムシが殺される事件が起きました。
犯人の捜索には敏腕の巣配田刑事がやってきます。
犯人はカブトムシに恨みを持つ者でした。

 

「愛沢」
蕎麦愛沢が近所にオープンし、その圧倒的なクオリティで徐々に追い詰められる老舗の蕎麦屋
そしてプライドを捨てて、愛沢に弟子入りすることになります。
果たして愛沢の正体は?

 

「神様に一番近い動物」
人間に飼われている牛たちの話です。
子牛のマギーが彼らの世界で言う神の世界へ行くことになります。
彼は疑問を感じ、脱走します。
そして知り合ったネズミに人間の社会を教えてもらうことになります。
結局、マギーは自ら神の国へ旅立つことを受け入れるのです。

感想

どの話にも深い意味が裏に隠されています。
心にしっかりと刺さる話もあれば、そうでもない話もありますが、最後の「神様に一番近い動物」のラストシーンは感涙モノです。
この最後の物語を読むだけでも値打ちがあるかも知れ前sん。
小さなお子様に読んであげるのも悪くない話です。
でもこの最後の話をしてあげると、多分泣き出してしまうでしょう。;

次に気に入った作品は「お金持ちのすすめ」ですね。
お札の福沢諭吉を使ってキャバクラで遊んだことから、こっぴどく叱られる主人公ですが、お札の福沢諭吉がお金の本質を語ってくれます。
「そもそも仕事とは他人のためになることをして、その対価としてお金をもらうことだろ?つまり「仕事」=「他人の欲求を満たすこと」だ。それなのに君はもらうお金のこと-つまり。自分の欲求を満たすことばかりを考えている。そんな人間が、他人の欲求を満たすために創意工夫したり、努力したりすることができるのかね?」

 

完璧な仕事を圧倒的な安さで提供する愛沢という蕎麦屋
愛沢の正体はAIだったというオチの「愛沢」という作品ですが、これもなかなか風刺の効いた話でした。
この物語に登場する愛沢=AIは無休で完璧に働き続けることができます。
彼のようなものがいろいろな業界に進出したら、これまで仕事をやっていた人たちは締め出されてしまうというブラックユーモアが詰まった話でしたね。

 

1話はそれほど長くありませんが、そこそこ読み応えがあります。
興味のある方は読んでみてはどうでしょうかね。

小さき勇者たち ~ガメラ

 

映画の概要

監督 田崎竜太

脚本 龍居由佳里

公開 2006年日本

製作費 15億円以上?

興行収入 4億1000万円

 

キャスト

相沢透(富岡涼

透の父(津田寛治

西尾麻衣(夏帆

麻衣の父(寺島進

麻衣の母(奥貫薫

あらすじ

三重県の伊勢志摩。
幼いときに怪獣ギャオスとの闘いで自爆したガメラを見ていた相沢少年。
少年も大人になり、今は息子の透の父親でした。
しかし妻を亡くし、子供を育てるために仕事である食堂を一人で切り盛りしています。
息子の透は母を失った悲しさがあるものの、近所のガキ大将たちと日々元気に暮らしています。
そして隣に住む麻衣とも仲良くしているのでした。
透は気になる光に誘われるように行った先で、亀の卵を発見。
そしてその直後に亀は孵化し、透はその亀を「トト」と名付け可愛がります。
トトは不思議な亀でたちまちガキ大将のイシマルたちや麻衣たちの大切な仲間となります。
トトの成長は凄まじく早く、たちまち大きくなります。

隣に住む麻衣は病気を抱えており、手術するために名古屋へ。
透は、麻衣の無事を祈って、トトの卵の傍にあった赤い石を渡します。

そんな折、ジーダスという怪獣がこの街に襲いかかります。
ジーダスから街を守るためにトトは立ち向かうのでした。
トトはガメラであり、なんとかジーダスを追い払いますが、エネルギーを使い果たしたのか、ぐったりしています。
そんな折に巨大生物審議委員会は解散したものの、再度ガメラを捕獲し、ジーダスの次なる攻撃に備えようとします。
様々にガメラのエネルギー源となるものを投与しようとしますが、ガメラの容態は良くなってきません。
透は麻衣に渡した赤い石こそがガメラのエネルギーのもとになっていると考えるのでした。
彼はイシマル兄弟と名古屋の麻衣の病院へ訪ねます。
そんな折、怪獣ジーダスが弱ったガメラに襲いかかります。
名古屋の街は大破壊に~。

感想

ゴジラウルトラマンとともに、私の子供時代には、ガメラというものも大変人気でした。
ゴジラと比べると世界中での評価は全然下になります。
やはりそこは、円谷ブランドと大映という映画会社の違いもあるのでしょうか。
確かに大映時代のガメラは当初はシリアス路線でしたが、途中からは完全に子供向けとなり、「子供の味方」ということもあり、チープな映像が多かったのです。
そんなチープなガメラ映画は、欧米での評価はB級映画そのものです。

さて、そんなガメラ映画も平成になり、1995年の「ガメラ 大怪獣空中決戦」、1996年の「ガメラ2 レギオン襲来」、1999年の「ガメラ3 邪神覚醒」を公開。
いわゆる平成3部作と言われるもので、これらの評価はなかなか良いものでした。

今回見た映画は角川映画作品で、大映時代の低予算映画とは違って、しっかりと予算も組んで作ったと感じます。
映画としては頑張っている部分も感じながらも、肝心のガメラの造形が人気がないのか、この映画はパッとしませんでした。
パッとしないどころか、大コケという作品ですね。
これも平成三部作と同程度にヒットしたなら、次なる作品も作られたと思うのですが、その後は打ち切りのままですね。

製作費と比べて興行収入が低すぎる、いわゆる映画として赤字だと、次の作品は作られなくなりますので、致し方ないです。
とは言え、ハリウッド大作と比べると製作費はやはりチープであり、「特撮」と名のつく映画であれば、15億円程度では大作と言われる日本の映画界の象徴のような気もします。
製作費=映画の質というわけではありませんが、特撮であれば、質に直結します。
なかなかビジネスとして難しいと思うのですが、日本発のコンテンツとして魅力はあると思っていますので、頑張ってほしいものですね。

主演の子役の富岡涼くんは、とってもしっかりと演技をしています。
Dr.コトー診療所にも出ていましたが、最近全く見ないですね。
俳優さんを辞めたのでしょうかね。
また夏帆さんが、まだ若くて初々しかったですね。

 

ウルトラマン世代にはたまらない「シン・ウルトラマン」

先週、息子と予約して見に行ってきました。
公開して間もないということもあって、劇場はほぼ満席でした。
出だしは好調なようです。
公開最初の3日間での興行収入がおよそ10億円くらいあったらしいです。
公開している劇場数にもよりますが、最終的にどれくらい行くのか注目です。
シン・ゴジラが82億円ほどです。
ゴジラほどのインパクトはないというが大半の見方で、30億円くらいになるのではないかとか。

この映画の概要

監督    樋口真嗣
脚本・企画    庵野秀明
製作    庵野秀明
製作国    日本
公開    2022年5月13日
上映時間    113分
主題歌    米津玄師「M八七」


この主題歌は、映画が終わったあと流れましたが、とても良かったですね。
米津玄師さんのことをよく知らない人でも、すぐにピンとくると思いますね。

キャスト

神永 新二(斎藤工
警察庁公安部から出向した禍特対専従班のメンバー。
チームの作戦立案の立場にいるが…。 
 
浅見 弘子(長澤まさみ
公安調査庁より出向した禍特対専従班のメンバー。
分析のスペシャリストで有能。    

田村 君夫(西島秀俊
防衛省防衛政策局より出向した禍特対専従班班長。   

滝 明久(有岡大貴)
城北大学理学研究科非粒子物理学専攻の禍特対専従班のメンバー。
専従班のブレーンでもあるが、机上には特撮のフィギュアが並べられているオタク。    

船縁 由美(早見あかり
文部科学省より出向した禍特対専従班のメンバー。
専従班の汎用生物学者。    

宗像 龍彦(田中哲司
禍特対室長。
田村の直属の上司。    田中哲司


メフィラス(山本耕史
外星人。
地球人の風習、文化を知り尽くす交渉上手な宇宙人。

あらすじ

巨大生物によって甚大な被害を受け続ける日本。
なぜか日本だけに襲いかかる謎はあるものの、その対策に追われる日本政府。
巨大生物は禍威獣(カイジュウ)と呼ばれています。
ゴメスやマンモスフラワーといったものはなんとか駆除することができましたが、ペギラには甚大な被害を受けます。
その後も何体もの禍威獣たちの対応に追われます。
禍威獣は巨大であり、対人間向けの既存兵器ではダメージを与えることができません。
日本政府は、禍威獣特設対策室専従班、略称禍特対を設け、その対策に叡智を絞るのです。

透明な姿をした巨大禍威獣ネロンガが変電所に襲いかかります。
電力を餌としているようなのでした。
電力が満たされたことにより姿を表します。
禍特対の神永は、避難が遅れた子供を助けに向かいます。
そこに現れた銀色の謎の巨人。
銀色の巨人の飛来した衝撃波から子供を守ろうとした神永でした。
飛来した銀色の巨人はたちまちネロンガを倒し、ネロンガを担ぎ上げて空高く飛び去りました。
禍威獣に対抗できない日本政府にとっては、誠に都合の良い処理となりました。
銀色の巨人はウルトラマンと名付けられました。

禍特対に公安調査庁より美人で有能な調査官である浅見弘子がメンバーに加わります。
そして同時に謎のウルトラマンの後を追う担当にもなります。

次なる禍威獣ガボラが、地中を移動してやってきました。
このままでは甚大な被害が避けられそうにありません。
そこにまたしても銀色の巨人「ウルトラマン」がやってきます。
人類、日本に配慮した闘い方で、またしても被害を最小限に収めます。

救世主のように現れたウルトラマン
しかし、そんなウルトラマンを陥れようとする外星人(宇宙人)もいたのです。
ザラブ星人でした。
はめられたウルトラマンは、この窮地をどうするのでしょうか。



 

 

感想

ウルトラマン世代にはたまらない映画です。
ウルトラマンオタクには色々批判もあるでしょうが、ドンピシャな世代にはうけるようなネタも散りばめられ、概ね好評だろうと思うのです。

シン・ゴジラ」もそうだったのですが、この「シン・ウルトラマン」も割りと大人向けに描かれているところがあります。
とは言え、初っ端か怪獣たちとの格闘シーンもあるので、小さなお子様でも映像は楽しめるでしょう。


客層は小さなお子様を連れたファミリー層は少なかった印象。
なら私のような枯れかけた昭和世代、ドンピシャな世代が中心かというと、もう少し若い世代が多かったですね。
20代のカップルであったり、3~40代が多かったかな?という印象です。
もちろん60代くらいの方もいましたね。

この映画でウルトラマンを演じたのが斎藤工さんです。
そして科特隊のムラマツキャップにあたるのが、禍特対の田村で西島秀俊さんが演じています。
科特隊の紅一点であったフジアキコにあたるのが、浅見弘子を演じる長澤まさみさんですが、ちょっとセクハラまがいのシーンが多かったかな?という印象。
つくり手がおっさんなもので、ジョークのつもりなんでしょう。
批判はあろうかと思います。
浅見は、気合を入れるときに、おしりをパーンと叩くのですが、おしりのアップが劇中何度か映し出されます。
スーツ姿で巨大化した浅見を見上げる人間たちのアングルも、味方によってはいやらしい感じがしないでもないです。
(見ている人間にやましい心があるからでは?というツッコミは却下します)
そういう騒動があって、家に帰れず、ここ数日風呂にも入っていない彼女は体臭を気にするのですが、彼女についた外星人の匂いを辿ろうとウルトラマン神永が彼女の匂いをかぎまくるのです。
(ちょっとドン引きするようなシーンでもあります。)

ともあれ、大爆笑するようなシーンはないものの、映画全体を通して大変楽しめました。
何より一番楽しかったのは、メフィラス星人を演じていた山本耕史さん。
ウルトラゾーンなど、一部のウルトラマンマニアのための深夜番組でもメフィラスはかなり面白い存在だったのですが、この映画は更に良かったですね。
すでにTwitterなど、インターネット上でもネタにもなっていますが、「私の好きな言葉です」という決め台詞とともに繰り出す、ことわざや四字熟語がとてもいいですね。
礼儀正しい佇まいの中にも黒い部分が滲み出している、そんな雰囲気が山本耕史さんにぴったりで、はまり役でしょう。
個人的には完全に主役を食っていると思うのですね。
いきなり「メフィラス」と自分の名前を書いている名刺を政府要人たちに渡すのです。
これまでの宇宙人とは明らかに態度が違います。
そして、
「郷に入れば郷に従え。私の好きな言葉です」
と言うのですね。
こういうシーンがこの映画の後半にはたくさんあり、盛り上げてくれます。
ウルトラマンを誘って、場所を変えてお話しましょうと、居酒屋へ行くのです。
ウルトラマン神永はほとんど食べず、お酒も口をつける程度だったのですが、メフィラスはさんざん飲み食いして地球の美食を楽しんでいるご様子。
そして会計のときに言った言葉が「おあいそ」であり、支払いには「割り勘」を提案するなど、もはや普通のおっさんでしたね。

 

子供時代にウルトラマンなどのハマった人はもちろんですが、興味があるけど、迷っている方は絶対に楽しめると思いますよ。



パニック・マーケット

U-Nextで視聴した映画です。
サメの映画は数ありますが、この映画は海ではなくスーパーマーケット内でサメと格闘する映画です。



映画の概要

監督 キンブル・レンドール

脚本 ラッセル・マルケイ、ジョン・キム

製作 ゲイリー・ハミルトン

製作国 オーストラリア、シンガポール

公開 2012年

上映時間 93分

製作費 20,000,000ドル

興行収入 32,500,000ドル

キャスト

ジョシュ(ゼイビア・サミュエル)

ティナ (シャーニ・ビンソン)

ドイル (ジュリアン・マクマホン)

ジェイミー (フィービー・トンキン)

トッド (マーティン・サックス)

あらすじ

ジョシュはビーチでライフガードの仕事をしています。
親友のローリーの妹であるティナにプロポーズをしたジョシュは、ローリーに祝福され、二日酔いの状態で車の中で眠っていました。
そんなジョシュの代わりにローリーがブイを調べてくれていました。
そこに人喰鮫が現れ、賢明に助けようとしたジョシュの前でローリーはシンでしまうのです。

ティナとはそれから分かれてしまい、抜け殻のようになってしまったジョシュ。
今はライフガードの仕事もやめて、スーパーマーケットで気持ちの乗らない仕事をただやっているだけでした。

ティナはシンガポールで新しい彼を見つけたようです。
1年ぶりに再会したのは、ジョシュの働くスーパーマーケットでした。

このスーパーマーケットで働くライアンには素行の悪いガールフレンドのジェイミーがいました。
彼女はスーパーマーケットの商品を万引きします。
ライアンは咎めますが、全く気にする様子もありません。
そのためにライアンはクビになってしまいます。
ジェイミーの父親のトッドは警察官でした。
娘の素行が悪い原因は母をなくしたことが原因でした。
父娘関係はギクシャクしているのでした。

借金でクビが回らなくなったドイルは強盗をすることになりました。
ドイルが銃持っているのを察知したトッドは彼を逮捕しようとします。
ドイルには人を殺してまで金品を奪うつもりはなかったのですが、強盗の一味が強硬な手段に出ます。

そんなときに地震が起こり、巨大な津波が街に襲いかかりました。
そしてその波とともに、巨大な人喰鮫がスーパーマーケットに入り込んでしまうのです。
スーパーマーケット内は水浸しですが、地震の被害で出入り口が塞げれている状況。
彼らは人喰鮫から逃れることができるのか?


感想

B級映画の王道を行くような、サメの映画です。
とは言え、ちゃんと予算もかけているのでCGも使い、スタジオ内で地震津波で被害を受けたスーパーマーケットを再現しての撮影です。
3Dというものを前面に押し出した映画のようで、3Dをより迫力があるように見せようというシーンがふんだんに有るように思えます。
ツッコミどころは満載で、密閉度があるとは思えないスーパーマーケットに長い時間水が溜まったままになっているというのもおかしいのですが、地下駐車場も同じような状況になっているというのが解せません。

大海原でサメと格闘する映画、「ジョーズ」や「ロスト・バケーション」などと違い、極めて狭い空間の中でサメと闘います。
よく言えば、「ディープ・ブルー」のようでもありますが、あんなにスケールは大きくないです。
サメが人を襲う姿を撮影することをビジネスとしていたホラー「シャーク・ナイト」ともちょっと違います。
笑えるようなシーンは殆どないのですが、この映画に笑いを混ぜてしまうと、それこそ大笑いするしかないような映画になってしまうので、つまらないお笑い要素は排除して正解でしょう。


強盗犯ドイルを演じていた俳優には見覚えがあります。
ファンタスティック・フォー」シリーズのヒールであったドゥームを演じていたジュリアン・マクマホンです。
まあ他の俳優は全然知らない人ですね。
一応主演のゼイビア・サミュエルはイケメン俳優としてそこそこ有名らしいです。
「フューリー」という映画に出演していたらしいのです。
その映画は見たのですが、全然印象に残っていません。

 



  

 

ここのところ、サメの映画をよく見ていますが、改めて「ジョーズ」という作品が極めて優れた「サメ映画」であることを再認識しました。
サメの恐怖というのももちろんですが、その見せ方、ストーリー、ドラマなどどれをとっても飛び抜けているように感じますね。

ジョーズ」は劇場で見たのですが、高校生の頃、家に初めてビデオデッキがやってきたときにテレビで録画して、何度も見ましたね。

ディープ・ブルー」という映画もよくできているのですが、「ジョーズ」と比べるとやはり大したことがないように感じます。
こちらは初めて購入したDVDということでなんだかんだと何度も見たような記憶があります。


 

 

 

野球の球審

野球のテレビ中継がほとんどされないこともあり、プロ野球を見るのはたまたま中継をやっているときか、日本シリーズのようなときが多くなっています。
野球には独特の「間」があって、そこが同じようにボールを使う球技が多数あっても、根本的に違うところです。

たいていの球技は自陣から敵陣へボールを運び、ゴールを奪うものです。
そこには細かい違いはあれど、基本的には同じです。

しかし野球は攻撃側と守備側がはっきりと分かれ、その役割も全く異なります。
そういった点で、ラグビーと同じような楕円形のボールを利用するアメリカンフットボールも野球と近いかな?なんて思ったりします。
アメリカンフットボールも自陣から敵陣へボールを運んでゴール(タッチダウン)を決めるというスポーツですが、攻撃と守備が完全に分かれています。
野球の場合は3アウト。
アメリカンフットボールは4回の攻撃権。

話が脱線していますね。
野球でした。
日本の国民的スポーツでもある野球のルールを全然知らないという人は私の世代ではほとんどいないと思います。
最近の若い世代は野球に興味のない方は、ルールすらも知らない人がいるかも知れません。
守備側の中心となるのが投手で、投手の投げる球(投球)を攻撃側の打者が打つというのがこのスポーツの流れです。
打者は投げてきた球をいかに強く打ち返すか?というのが一つの技術になります。
投げる方はいかに打者に当てさせないか?あるいはまともに打たせないか?というのがその技術。
ただし、ストライクゾーンでのやりとりがあり、投手は3つのストライクを取ると打者を打ち取ることができるのです。
だから投手は際どい球を投げ分け、打者も投げてきた球を見分ける力量というものが必要なのです。

このストライクゾーンと言うのはルール上は絶対的な範囲があります。
横はホームベースの幅。
縦は打者の膝の上から脇の下まで。
それほど大きくない球を丸くて細いバットで打ち返すスポーツですから、確率的には打ち返すよりも討ち取られることが多いのですが、それでもその確率を上げるために打者は努力をし、その確率を下げるために投手もその技を極めていくのです。

だからこそ、ストライクか?ボールか?という判定はとても重要で、それを審査する球審の役割はとてつもなく大きいのです。
野球は投手で8割決まるなんてことを言われますが、裏返すと球審によって大きく差が出てしまいます。

数億円と言われる年俸をもらって野球をするプロ乗っ選手ともなれば、相当に速い球を投げるというだけでなく、ストライクゾーンギリギリに投げ分けるコントロールも持っています。
またストライクからボールになるような変化球というものを駆使して打者が打つ確率を下げていくわけですね。

確率的に不利な打者がなぜ打つことができるのか?というのも野球の醍醐味で、そこには配給を読み、「ヤマ」をはって打つタイプもいますし、来た球に自然に体が反応して打ち返すという天才肌の選手もいれば、投手の細かい癖を見抜く技術に長けた選手もいます。

こんなスポーツですから、球審の判定というものが大きく影響します。
球審のコールに不平を言ったり、不満を態度に表したりする選手がいても不思議ではありません。
もちろん不平を暴力へ訴えてはいけませんが、年に何度かはあります。
当然試合をコントロールする権限を持つ審判は暴力を引き起こす選手を退場にする権限を持っています。

スポーツでジャッジをする審判は当然強い権限があり、選手たちはそれに従わなければなりません。
どんなスポーツでもそれは絶対的なルールです。
とは言え、プロスポーツはスポーツであると同時にお客さんのための興行でもあります。
いくら完璧な審判ができても、見ていて面白くないジャッジというものもあるわけです。

サッカーの試合でよく、反則があってもそのまま試合を流すことがあります。
アドバンテージなんて言葉が使われたりしますが、反則を受けたがわが不利な状況でない場合、そのまま試合を続けたほうが良いと判断した場合ですね。
逆に悪質、危険と判断した場合は、イエローカードや場合によってはレッドカードなどを提示し、退場処分にすることができます。
野球と違うのは退場となった選手の補填は出来ず、11人でやるサッカーではカードが出されまくって選手が減ってしまった試合と言うのは観客としては面白くはありません。
審判の権限を行使することは悪いことではありませんが、安易なカード連発や退場は、興行としてみれば、大失敗なのです。

さて、またまた脱線しました。
野球での退場はひとり減って8人で~ということはありません。
退場した選手に変わって登場します。
それでもストライク、ボールの判定に不服という態度に怒るように退場をコールする審判が観客から見て素晴らしいとはいえません。
もちろん、審判の判断をないがしろにするような暴言やあからさまな悪態をつくような態度は批判の対象にはなります。
ただ、選手たちも勝つためにやっていますし、そのためにギリギリのところで技術の応酬があるわけです。

先日、完全試合男の佐々木朗希投手が白井球審の判定を不服とした態度について、様々な意見がありました。
佐々木投手が生意気だ!という意見ももちろんありましたが、どちらかというと白井球審に対する批判が大きかったと思います。
やはりプロ野球ファンは、スター選手が大好きなのです。
スター選手が絶対で、球審はスターに従えばいい!と言うつもりは全くありませんが、若い佐々木朗希投手に対する白井球審の態度を見る限り、大人げないと言われても仕方がないと思うのです。
プロ野球のスターとはいえ、まだ20歳の青年です。
きちんと指導するつもりならあとでも良かったのです。
そういう批判を気にしているのか、態度を硬化させたようなのが、今回の白井球審の退場コール。
前日にはロッテの井口監督を退場処分とし、この日は主軸のホームランバッターのレアードの退場。
もちろん野球規則にあるように、「打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判定に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチ、または控えのプレーヤーが、その裁定に対して、異義を唱えることは許されない」ということについては全くもって白井球審は正しいのですが、スタンドにいるファンや中継を見ているファンはどう思うでしょうか?
つまらない試合にしてしまった原因の一つに審判あり、と言うのはどんなスポーツでも同じでしょう。
やはり選手と審判には、判定の正確さはもちろんですが、それ以上に大切なのは人としての信頼関係だと思うのです。
今やロッテと白井球審との信頼関係は崩れている状況だと思います。

審判も人間だから判断が間違うこともあります。
それは仕方がないことですが、ファンありきのスポーツ、興行であることを考えるとそんな信頼関係の築くことが出来ない審判にジャッジをやらせるというのもどうなんだろうと思ってしまうのです。

 

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.