悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ゴジラvsコング

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休みだったので、昨夜は夜更ししてしまいましたね。
でも、今日は息子と久しぶりに映画でも行こうということになり、朝から支度。
映画館で寝てしまわないか心配でしたが、迫力のある映像のおかげで眠らずに見ることができました。

 

はじめは「ブラック・ウィドウ」を見に行こうと思っていたのです。
マーベルの映画は好きですし、MCUマーベル・シネマティック・ユニバース)の作品も見ていますし、その中でもかなり目立つ存在でもある「ブラック・ウィドウ」は注目しているからです。
しかし、そちらは劇場でなくても見られるようなので、ゴジラ vs コング」を見ることになりました。
密が心配なところですが、平日で混み合わないですし、劇場に足を運ぶ人たちもそういった注意は守る人ばかりですね。

 

あらすじ

コングは髑髏島のある場所で保護されています。
モナークという組織は巨大生物を研究している機関で、ゴジラとコングは互いに力を競い合う関係にあり、怪獣の頂点に立つゴジラはコングを見つけ出し、争うだろうと予想されています。
コングはまだ若く成長し続けています。
現在収容されている施設では収まりがつかなくなってきました。
コングには知性があり、孤児となったジアという少女とは心を通い合わせています。
ジアは耳が聞こえず言葉を話すことができませんが、コングの心がわかるようです。
彼女を保護しているのは、モナークでコングの研修をしているアイリーン・アンドリューズ博士でした。

APEXというハイテク企業はいろいろな秘密を持っており、会社の陰謀を暴くためにバーニー・ヘイズは、末端の技術者としてAPEXで働いています。
彼は、ゴジラの襲撃によって、ある秘密のファイルを手に入れます。
いわば内部告発なのですが、バーニーが世界中に発信しているトンデモ情報を聞きつけたのは、マディソン・ラッセルでした。
彼女はマーク・ラッセル博士の一人娘で、亡くなった母のエマ・ラッセルは以前のゴジラの騒動、モンスターゼロ(キングギドラ)計画の首謀者の一人でした。
そんな彼女の興味に振り回されているのが、彼女の好意を寄せている友人のジョシュ。
マディソンに引きずられるように、強引にバーニーヘイズに会いに行きます。
ラッセル博士の娘と聞いて、すぐさま自分の知りうる情報をマディソンと共有します。
そして彼らはゴジラに襲われた施設へと移動するのでした。
そこで見つけた不思議なコンテナに入ったところ、コンテナが閉まってしまい、高速で移動します。

APEXのCEOであるウォルター・シモンズには野望がありました。
モンスターゼロの死体を引き上げて、独自に研究を進めています。
彼のもとには芹沢猪四郎博士の息子の芹沢蓮がいます。
彼らはモンスターゼロを研究し、人間の意志で動かすことのできるメカゴジラを作り上げるのが目的でした。

アイリーン博士の旧知の中であるネイサン・リンドは、モナークの地質学者です。
地球には空洞があり、それを突き止めるためにコングを利用するのです。
アイリーンは彼の目的には賛成できないものの、現在の施設ではもたないこともわかっておるため、移送の協力することになりました。
コングを巨大な船に乗せて移動中に、ゴジラが襲いかかります。
護衛のための軍艦はあっという間に壊されてしまいます。
巨大空母の上でコングとゴジラが戦い、一旦はゴジラが退散します。
コングは南極に運ばれ、そこから地球の空洞を目指します。

一方で香港に突如として現れたゴジラは、コングのいる場所を突き止めるかのように地面に放射熱線を浴びせ巨大な穴を開けるのです。
かくして、コングとゴジラは地球の空洞を通じて、再び遭遇することになります。
そこにはAPEXで秘密裏に開発が進んでいるメカゴジラもいるのでした。
芹沢蓮はまだテスト段階であることを訴えますが、ウォルターは直ちに動かすことになります。
ところがメカゴジラが暴走してしまい、芹沢蓮は止めようとするも止めきれず、逆に多大なエネルギーを受けて死んでしまいます。
そしてウォルターをも襲いかかり殺してしまった後、ゴジラやコングに引き寄せられるかのように、移動します。

ゴジラによってダメージを受けたコングは弱ってしまいます。
ジアはコングの心臓が停止しそうだと言います。
そしてメカゴジラゴジラとの対決となるのですが、メカゴジラはとても強く怪獣王のゴジラも劣勢に立たされます。
弱ったコングに巨大な電気ショックを与え、心臓は再び力強い鼓動になります。
ジアはゴジラは敵ではない、敵はメカゴジラであることをコングに伝えるのです。
ゴジラとコングは協力して暴走したメカゴジラを破壊しました。

godzilla-movie.jp

 

見どころや感想

パシフィック・リムという怪獣(Kaijuu)そのものをリスペクトした映画がありましたが、この映画もまさに怪獣そのものが主役の映画です。
ドラマ部分はそのための付け足しでしかありません。
怪獣プロレスは第1ラウンド、第2ラウンド、そして最終はタッグを組んで強力な相手を倒すというファンにとっては嬉しい映画となっています。
その分、ストーリーや背景などはグダグダな点はたくさんあり、ツッコミどころ満載な映画です。

最近はヒーローやキャラクターのクロスオーバー作品が数多く作られています。
この映画もモンスターバースということで、「ゴジラ」「キングコング 髑髏島の巨神」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」と続く第4弾の作品となっています。
キングコング 髑髏島の巨神」はキングコングという名前になっていますが、この映画では”キング”が省かれています。
怪獣王「ゴジラ」を前にして”キング”を名乗るのははばかられたのでしょうか。
この映画でもどちらが強いという話題がチラホラとありますが、映画内で決着がつくことはありません。
アメリカの巨大生物の代表である「コング」と日本の誇る怪獣王「ゴジラ」で勝敗をつけるのはよろしくないという配慮、忖度があったのでしょうね。
どちらも強いという玉虫色の決着となっています。

日本の俳優として小栗旬さんが出演しています。
芹沢博士のご子息である芹沢蓮という人物役なのですが、ちょっと微妙でしたね。
彼はもっと良さがある俳優なのですが、演技らしいところは「白目」を向いたことくらいでした。
僅かな登場シーンですし、この作品で死んでしまうので、次回作もありません。
日本発のゴジラなので、日本人の出演がないというのは日本というマーケットを考えたときにマイナスと言う判断で起用されたのかな?という穿った見方をしてしまいます。
渡辺謙さんのようには行かないまでも、ハリウッドデビューは小栗旬さんにとってほろ苦い経験、あるいは黒歴史にもなりそうな予感がしますね。

その一方でジアという不思議な少女を演じていたカイリー・ホットル。
彼女は聴覚障害者を演じているのではなく、実際に家族全員が聴覚障害者らしく、日常でも手話でコミュニケーションを取っているそうです。
表情が素晴らしく、台詞はありませんが、存在感にあふれています。
コングが心優しくなれるのは彼女のおかげですね。
幼い頃の芦田愛菜さんにも匹敵するほどの素晴らしい演技です。
芦田愛菜さんは、マディソン役の声優として参加しています。

マディソンに好意を寄せるキモオタ系の少年ジョシュ役はかなりのぽってりした体型で、だらりとした髪型にメガネ。
見た目はロッチの中岡さんにとても似ていて笑いそうになりますね。
声は爆笑問題の田中さんです。
トンデモ系のサイト発信者のバーニーとこのジョシュがこの映画のお笑い担当ですね。

 

 

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ハリウッドが「ゴジラ」を手掛けるとこうなるという大迫力の作品でした。
太った姿から「メタボジラ」というあだ名もありましたね。
マーベルのアベンジャーズシリーズなどでスカーレット・ウィッチであるワンダ・マキシモフを演じているエリザベス・オルセンが出ていますね。 

 

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この映画にはマーベル人気キャラがたくさん登場しています。
アベンジャーズマイティ・ソーで人気のロキを演じていたトム・ヒドルストン 。
キャプテン・マーベルブリー・ラーソン
そしてシールド長官のニック・フューリーを演じていたサミュエル・L・ジャクソンも出演しています。

 

 

 

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 今回の映画はこの映画の続編という意味合いが強いです。
ゴジラ映画の中で最も巨大であり、その体格似合わせるためにコングも巨大化しています。
今回の作品は海外では好成績の興行収入で続編も検討されているとのことですね。

 

 

 

 

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