息子と映画に行ってきたのである。
少し前なら、「アサシン・クリード」になっていたかもしれない。
あの作品は見ていないので評価はできない。
ゲームをする世代なら知っているだろうが、知名度という点では「キングコング」よりはかなり劣る。
その「キングコング」である。
私の世代はモノクロのキングコング、レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションを知り、カラー作品となった1976年のキングコングを劇場に行って見てきた世代。
そんな馴染みの深いキングコングだが、息子と見た2005年版のキングコングは息子にとってあまり良い印象がない作品。
まだ幼かった息子には何の罪もないキングコングが人間の都合で見世物として連れてこられ、手に負えなくなって抹殺されるというストーリーが悲しくて、悲しくてたまらなかった。
映画を見ながら大粒の涙をボロボロとこぼしながら・・・。
親としてはなんだか思い入れが深い。
そんな息子と一緒に見に行ってきた。
これが映画。
大型スクリーンで大音量で見る価値のある映像。
子供の映画、娯楽映画と言ってしまえばそうかもしれないが、このレベルの映像を見てしまうと、今更きぐるみの怪獣映画はとても視聴に耐えない。
あれはあれで味があるが、チープ感は拭えないのである。
設定は泥沼のベトナム戦争集結の時代。
東西冷戦の時代である。
冒頭のシーンは第2次世界対戦の空中戦でこの島に墜落する米兵と日本兵。
お互いにトドメを刺そうとするが、そこに割って入ったのはキングコング。
1943年の頃となっていたから、ベトナム戦争からの撤退1973年の30年後に時代は進む。
この島への探索を求める研究者。
研究者だけではとても探索できないため、軍部の援護を引き連れて行く。
そして島に到着してすぐにキングコングに出会う。
ヘリ部隊のヘリはすべて墜落。
かろうじて生き延びた隊員たちは生き残りを図る。
もう出し惜しみなし。
冒頭からキングコングは登場するし、巨大な化け物たちは沢山登場する。
そしてキングコングとの格闘シーンも派手。
これぞ怪獣映画の醍醐味。
見応えたっぷり。
映画のエンドロール後にオマケ映像があるのが最近のマーベルなどの作品では多いが、この映画にもあった。
この島にいたのはキングコングだけではないという事。
次に登場するのはゴジラ。
らしい。
劇中にも最悪なのはムートーという発言もあったと思う。
次回作も派手な怪獣映画になるのだろうと思う。