悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パシフィック・リム アップライジング

土曜日に息子と2人で見てきた。
やはり後悔したばかりなので、結構な客の入り。
ほぼ前作を見た人たちばかりだと思う。
見てない人には若干辛い映画のような気もする。
前作と比べると目新しさはなく、ツッコミどころも多くある。
あの後、10年が経過した設定。
前回のイェーガーの取りまとめ役であるペントコスト長官はストライカーのエースパイロットとともにあの大戦で亡くなった。
そして彼の息子が本作品の主人公である。
配役にはスター・ウォーズに出ていた黒人俳優のジョン・ボイエガ
父のような立派な人生を歩まず、アウトローな人生。

前作のジプシーのパイロットでもあった森マコは英雄となり、事務局長として登場。
森マコの育ての親がスタッカー・ペントコストであり、今回の主人公ジェイク・ペントコストは実の息子で森マコの弟という設定。
森マコは本当に今回はちょい役であっけなく散る。
パイロットではなく、ヘリコプターで叩き落とされる。
人間が操縦する従来型のイェーガーから完全にリモートで制御される無人機への転換をすすめている状況で、パイロットは未熟な若い人ばかり。
そこに加わるのが冒頭のシーンで主人公のジェイクと知り合った少女アマーラ。
彼女もつらい過去があり、そのためにイェーガーを自作してしまうほどの技術者でもある。
スクラップでイェーガーを作り、その名もスクラッパー。
彼女こそが天才だと思うのだが。

ともあれ、イエーガーパイロットの卵は皆若い。
実戦経験ゼロであるが、無人のイェーガーには細工がしてあり、時空の裂け目を復活させてしまう。
そこからデカい怪獣たちが現れ、たちまちピンチになる。
キャリアのあるパイロットは主人公のジェイクと相棒のネイト。
ネイト役はクリント・イーストウッドの息子さん。
そして若手のパイロットの卵たちはいきなり実戦になる。
いや、無理でしょ。
シンクロするだけでも大変なのに、戦えるの?と普通は思うが、エリートたちはちゃんと結果を出す。

もったいないなと思うのが、新しいイェーガーの機体があって色々と楽しめるはずなのに、活躍はラストのシーンのみ。
それもぶっつけ本番の若手が乗り込んでいるという設定。
うーん、ちょっとなあ。

それ以上にワロタのが、東京。
東京現在より10年以上先という設定だが、ぜんぜん違う。
何が違うって、東京から富士山があんなに大きくは見えない。
というか都心部から富士山なんて殆ど見えないのではと思うのだが。

しかも東京から結構近い距離である。
怪獣が空を飛んでもいないのに歩行で富士山に登っていくのである。

やっつけ方がまたもうめちゃくちゃというか適当すぎる。
ギューンと空高く飛んでいって、そいつに機体ごとぶつけてしまおうって言う作戦。
適当すぎる。

でも前作と違って明るい昼間の格闘シーンばかりで見ごたえがある。
楽しい映画なのは間違いない。
細かいツッコミは後回しで映像を愉しめばそれでいいのでは?と思う。

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