悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

プラチナ スタンダード 美巧 14K

Amazonで購入。
金ペンでは最も安いと思われる万年筆。
本当はPILOTのカスタム74かプラチナのセンチュリー3776を買いたいと思っていたが、これらは定価1万円。
ネットで購入してもおそらく7000円くらいは最低でもする。
その点、このペンはその半額である。
たかが筆記具と思うとそれでも安い出費ではないが、万年筆としては安いものである。
まあ安い万年筆など他にもたくさんある。
ただし、鉄ペンでの話であり、金ペンになるとこんな価格の金ペンはない。
ペン先に金を使っているものでは一番安いペンだと思う。
なのであまり大きな期待はしていなかった。
中学生の時にもらったPILOTの金ペンもその良さがわかるにはあまりにも幼かったと思う。

で届いたペンにまずはコンバーターを装着し、インクを吸い上げる。
インクは渋めと思われるPARKERのブルーブラック。
ペンの太さは細字。Fである。
ネットでの評価は金ペンだが、細字でニブも大きくないのでそれほどしならず、カリカリした書き心地らしい。
そんな評価を受けての使い始めである。
細いが強烈な細さでもない。プレジールと比べても細さは変わらない。
プレジールと比べるとものすごく滑らかである。
さすが金ペンだと思う。
感動とまでいかないが、今まで使ってきた万年筆の書き味とは違う。
インクフローも渋めのインクなのに途切れることなく書ける。
中華製の万年筆はPARKERのインクではまともに利用できなかった。
PILOTのインクではなんとか利用はできるのでそちらを入れている。

そしてキャップが良い。
パチンと閉まる嵌合式というもの。
使いやすい。
閉まる時に具合が癖になりそうなくらい気持ちが良い。
サファリ 4000円よりはやはりよく出来ていると思う。
当たり前だがカクノやプレジールなどの1000円のものよりも遥かにできが良い。

細身というのが今ひとつ気に入らないかなと思っていた。
そして手元に届いた時にあまりの軽さに、ちょっと嫌な予感があったが、インクを入れていざ書き始めると結構しっくり来るのである。

間違いなく良い商品だと思う。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.