透明のKAKUNOはタカシマヤの下にある丸善で購入した。
もちろん定価である。偉そうに定価だと言っても1000円と消費税である。
安物である。
とはいえ、世間の評価は高い。
私もけっしてこのKAKUNOが悪い商品とは思わない。
万年筆として大変優れていると思う。
Amazonで注文したJinhaoの万年筆が中国から郵便で届いた。
Jinhao X750というものらしい。
汚いクチャクチャの封筒に簡単なビニール袋に入れてあるだけで送ってきたものである。
何だこの粗悪な感じは?というのがその印象。
しかし、送料込みで387円である。
送料でこれくらいの値段を取るところが多いのに、この値段では一体原価はいくらやねんと思ってしまう。
汚い袋を開けると、そこにはずっしりと重い万年筆が入っていた。
キャップはペンの後ろにはめても割と簡単にポロリと外れる。
そういうものだろう。
コンバーターがついているが、インクはない。
私にとってはそれで良い。
家にあるボトルインクをコンバーターで吸い上げる。
しっかりと吸入できた。
インクが漏れることもなかった。
そして書く。
ちゃんと書ける。当たり前だ。筆記具なんだから。
そしてペンの見た目が素晴らしい。
万年筆をよく知らない人が見たら、高級なものと比べてどちらが良い品物か判断できないかと思う。
それくらい軸やキャップは美しい。
ワンコイン以下なんてとても思えない出来栄えである。
書き味は評価しづらい。
何せものすごく太いのである。インクもドバドバと出るのでものすごく滲んだ感じになってしまう。
そしてノートには裏写りする。
軽く書けばなんとかなるが、筆圧を加えて、止めやハネを意識して文字を書くと完全に裏側に行ってしまうほどである。
KAKUNOと並べてみる。
KAKUNOはJinhaoの2倍以上、3倍未満の価格である。
信じられない。
KAKUNOを買ったときには1000円でこれだけのペンなら安いなあなんて感想を持ったものだが、並べるとものすごくチープな感じがするのである。
159というのはまだ届いていない。
かなり太くてゴツい万年筆らしい。
万年筆の王様であるモンブランのマイスターシュテュックの149のパクリデザインらしい。
どのような商品なのか届くのが楽しみである。
こちらは488円。
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