無駄に豪華な俳優陣でバカバカしい映画を真面目に作る。
こういうパワーがハリウッドにはあるという良い例。
グロい表現も多いし、ブラックジョークが満載。
お下劣な台詞のオンパレードである。
プラトーンの有名なシーンもパロディとして利用されているが、私の世代、もしくはもう少し年配の世代にはよく知られている巨匠フランシス・コッポラの「地獄の黙示録」「のパロディらしい。
豪華な俳優陣で大作として撮影前から話題になっていたが、予算を大幅にオーバーしてコケまくった映画を笑いに変えたパロディ作品。
主演、監督がベン・スティラー。
そしてアイアンマンでスターになったロバート・ダウニーJr。
ガリバー旅行記のジャック・ブラック。
主役級の有名な俳優たちがこんなくだらない映画にでているとは。
冒頭のシーンは映画の広告で、明らかにB級映画臭いものばかり。
そういう映画で人気を博した俳優たちがキャストとして登場するベトナム戦争の映画を撮影しようとしているという設定である。
最後の最後に気づいたが、ハゲでデブの映画製作会社の金持ちがなんとトム・クルーズ。
これはすぐには気づかなかった。
ロバート・ダウニーJrも黒人役ですぐにはわからないと思う。
ただ、お笑い要素はあるのだが、日本人の笑いの感覚とはちょっと違う。
こういう映画を笑いに昇華出来ない国民性だと思う。
戦争知らない世代の人間であるが、やっぱり心の底から笑えないのである。
豪華キャストを揃えているが、面白さ(笑いという意味で)という点では残念といわざるを得ない。
Amazonプライムで無料で見られるので文句はないのだが。