悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 完全版

Amazonより

Amazonプライムビデオにありましたので、見てみました。
原作にも興味があり、読んでみたいのですが、なかなか購入に踏み切れていません。
長い作品ですし。
まあ、気が向いたらいつの間にか購入して読んでいるかもしれません。

以前、リメイク作品、デヴィッド・フィンチャー版の「ドラゴン・タトゥーの女」を見ました。
ジェームズ・ボンド役で有名なダニエル・クレイグが出演している作品です。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

このデヴィッド・フィンチャー版も158分と長いのですが、リメイク前のオリジナル版は完全版となっているだけに更に長いです。
もう2年前に見た映画なんですね。
時間が経つのが早いです。

Amazon Prime Videoでは前編後編に分けられていて、前編89分、後編89分、合わせて178分となっています。
まあ、2つに分けていますが、冒頭の部分などもありますので、賞味の時間は同程度かなと思います。
以前挫折していたこの作品ですが、前後編を通して、一気に見ました。

 

映画の概要

監督: ニールス・アルデン・オプレヴ

脚本:    ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング

原作:スティーグ・ラーソン

上映時間:完全版 178分(前編・後編) 公開時 153分

公開:2009年(日本では2010年)

製作国:スウェーデンデンマーク、ドイツ

キャスト

リスベット・サランデル:ノオミ・ラパス

ミカエル・ブルムクヴィスト:ミカエル・ニクヴィスト

エリカ・ベルジェ:レナ・エンドレ

ヘンリック・ヴァンゲル:スヴェン・バーティル・タウベ

ハラルド・ヴァンゲル:イェスタ・ブレデフェルト

ハリエット・ヴァンゲル:エヴァ・フレーリング

グスタフ・モレル警部:ビョルン・グラナート

ディルク・フルーデ弁護士:イングヴァル・ヒルドヴァル

ハンス=エリック・ヴェンネルストレム:ステファン・サウク

ニルス・ビュルマン:ピーター・アンダーソン

 

あらすじ

社会派雑誌「ミレニアム」のトップライターであるミカエル・ブルムクヴィストはスウェーデンの実業家の闇を暴いた記事を掲載します。
しかし、名誉毀損で訴えられ、彼はジャーナリストとして「ミレニアム」から離れます。
「ミレニアム」は共同経営者であり、恋人でもあるエリカ・ベルジェと立ち上げた出版社ですが、たちまち経営が厳しくなります。
そんな中、スウェーデンの財界の大物であるヘンリック・ヴァンゲルから調査の依頼を受けます。
それは、ヘンリックが我が子のようにかわいがっていたハリエット・ヴァンゲルの失踪事件の解明です。
謎の事件であり、疾走してから40年以上にもなる事件。
担当していたモレル警部は、定年となり、ようやくこの事件の悪夢から開放されることから、この怪事件に対してあまり良い顔をしませんでした。

リスベット・サランデルはセキュリティ会社で仕事をしています。
彼女はハッカーとして高い能力を持っていますが、過去に事件を起こしており、後見人がいなければ何事もできない立場。
彼女が信頼していた後見人が亡くなり、後釜として入ってきた後見人がニルス・ビュルマンです。
彼は弱い立場のリスベットを性奴隷にするという鬼畜でした。
しかしリスベットはやられたままになるような女ではなく、二度と彼女に刃向かえないようにします。
リスベットはミカエル・ブルムクヴィストが名誉毀損で裁判で負けたことに疑問を持っていました。
彼女はミカエルをマークします。
そしてミカエルがヘンリックの依頼を受けて調査している事件に関しても協力することになるのです。
天才的な能力を持つリスベットを相棒として迎えたミカエルは、ハリエット失踪事件の核心に一歩ずつ近づいていくのです。

感想

痛快な作品なのですが、かなり描写の点ですごいシーンがあるので、お子様はNGです。
また女性を凌辱するようなシーンもあるので、そういうのが嫌な人も見るべきではありません。
ただ、この作品はそういう部分を見せようという映画ではなく、人間の持つ性癖、異常性を描くためのものだと思います。
このハリエット失踪事件も異常な事件で、ちゃんと終わりまで見ればある意味スッとする作品でもあります。
まあ、ハッピーエンドとは言い難いですが、ありきたりなハッピーエンドの作品よりはずっといいですね。
原作は大ベストセラーの作品だそうですが、映画化されたのは著者が亡くなってから。
50歳でこれからというときに亡くなったそうですね。
著者のスティーグ・ラーソンは10部作というのを考えていたそうですが、心不全のために執筆中に亡くなり、結局3部作となってしまった作品です。
スティーグ・ラーソン自身がジャーナリスト出身の作家で、結婚はしていないもののパートナーとともにこの作品を作り上げたことから、この物語のミカエルと被ります。
またこの作品の主人公のリスベットは彼のトラウマとなっている事件から付けられたらしいですね。

どうでもいいことかもしれませんが、この映画で大活躍するPCはMacbookでしたね。
北欧では日本以上にMacがよく使われるのでしょうか。
確かに高解像度のRetinaディスプレイで、写真などはきれいに表示できると思いますので、この映画のように活躍できそうです。


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