悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

賢者の書 喜多川泰

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Kindle Unlimitedで読んだ。
自己啓発本なのだが、物語となっているため、読みやすい。
長さもそれほど長くはないので、3時間位で読めると思う。

今年という年をはじめるために、良い刺激となった。

 

過去に読んだことがあるような気がするが、忘れてしまっている。

人間とはそういうものなのだろう。

 

 

 

 

 

 

あらすじ

イードという少年が賢者となるために、旅をしていくお話。

最初に登場するのはアレックスという50代のおじさん。
自分の人生に疑問を感じ、会社から逃亡してきた男である。

アレックスは、公園のベンチにいるサイードという少年と言葉をかわしたことからこの物語が進んでいく。

イードという不思議な少年は、賢者の書を完成させるために旅を続けている。
そしてアレックスを見かけたときに彼を最後の賢者だという。

イードはこれまで8人の賢者との出会いがあった。
最後の賢者にあえば、彼の度は終わる。

賢者の書をサイードはアレックスに見せる。
そこには何も書かれていない。
イード冒険の書にこれまで得たピースをはめこむと冒険の書には彼が経験した物語が書かれていく。

第1の賢者はサイードのおじいさん。
アクト。
アクトの教えは行動

大切なのは、必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動を起こすこと、 そして、行動の結果返ってきたものをよく見て、どうやってこれを使う のかを考えることだ。

行動の結果得られるものは成功でも失敗でもない。
行動によって得られるのは、パズルのピース。
今はほしいピースが得られなくても大切に持っておく事。
そしてさらに行動を継続することである。

 

 

第2の賢者はユニバス
彼の教えは「可能性」についてである。
人間にはすべて、「無限の可能性がある」ことに気づくこと。
人間はこれまで不可能と思われることをすべて可能にしてきた。
そしてその力はすべての人に与えられている、大いなる力である。
それを信じ抜くこと。

 

 

第3の賢者 リスペク
自尊心と他尊心
自尊心を他人よりも価値のないものとして卑下してはいけない。
自分を他人よりも優れているものとして傲慢になってもいけない。
自尊心と他尊心は常に同じ高さでなければならない。

自尊心がないものには成功は得られない。
自尊心があるが、他尊心がないものは孤立して、協力を得られない。
自尊心と他尊心が等しくあるもののみが真の成功を得られる。

 

 

第4の賢者

目標
何になるかではなく、どんな人間になるかが重要。
目標とする人間像が素晴らしいもので、日々努力を続けるのであれば、成功は約束されたものである。
どんな職業につくかではなく、どういう人間になるかということ。

 

第5の賢者 デイル

今を生きよ。
人生を成功に導くためにできること、は今できることを行うこと。
過去を振り返って後悔したり、まだ見えぬ未来に不安をいだいたりすることに時間を浪費することがあってはならない。
今できることをしっかりとやり抜くこと。
そのために必要な時間を無駄にしないことが大切。

第6の賢者 ティム

投資。
投資とは、自らの持つ財産を今は使えないものに換えて、将来大きく価値が上がるのを待つこと。
お金のあるなしに関わらず、すべての人に等しくある時間を投資すること。
お金に投資するために、貴重な時間を費やしていいのか?

 

第7の賢者 サーチャフ

幸福とは?
自分を幸せにする人と他人を幸せにする人。
他人を幸せにする人になることが幸福を得られる。


 

第8の賢者 ワーズワース

言葉の力
人が発する言葉によって、あらゆる物事は起きている。
そして他人が発することがよりも、遥かに多いのが自身のうちなるところから発せられる言葉である。
つまり成功者たるものが使うであろう言葉を使わなければならない


 

最後の賢者

知っているだけでは賢者になれない。
賢者知識を知っただけである。
それをどう利用していくかという旅は始まったばかりである。

賢者の書は人それぞれにあるもの。

 

賢者の書について まとめ

物語であり、ファンタジーでもあるが、その中身は自己啓発そのものである。

 

  1. 行動することの大切さ。
  2. 自らの可能性を信じること
  3. 自尊心を持つこと、それと等しく他人の自尊心(他尊心)を持つこと。
  4.  目標を持つこと。それは何になるのかということではなく、どんな人間になるのかということ
  5. 今できることを行うこと。今という時間を、過去を後悔したり、未来の不安に怯えるための時間としてはならない。
  6. すべての人に平等である時間を投資せよ。
  7. 他人を幸福にする人ほど幸福を得られる
  8. 成功者にふさわしい言葉を日々使うこと。
  9. 感謝の気持

 

誰もが等しく賢者になることができる
しかし、多くの人はピースを得ても、すぐに役に立たないからと捨ててしまう。
大切に持っていて、かつ直ぐに結果が出なくても、自分を価値のある存在と神事、他人も等しく価値のある存在と認めた上で、行動を続ける人。
そして時間を無駄にせず、今できることに力を尽くし、他人を幸福に導く努力をする人。
どんな人間になるかという目標を定め、成功者にふさわしい言葉を使うこと。

これらを継続することで実現できる。

 

この物語に出てくる賢者の言葉は、どの言葉も深い言葉で埋め尽くされている。

すべての人間に、等しく可能性がある。

賢者の書が、見えるか?

あるいはピースを大切に持ちながら諦めずに継続することができるか?





 

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