「梨泰院クラス」が良かったので、しばらく余韻に浸っていたが、次の作品でも見ようと思って見たのがこの作品。
この「愛の不時着」のほうが評価が高いというか人気があるのだが、見始めた頃は「梨泰院クラス」のほうがやっぱりいいよ！という意見であった。
「梨泰院クラス」でも最初の方は怒りのみで見ていて辛かったところがあったが、自分の店を持って徐々に主人公の人生が大きく動き出すようになってからは本当の面白くなってきた。
そのパターンと同じようにこの「愛の不時着」も序盤の展開はほとんどコメディであった。北朝鮮の生活を風刺しているところが笑えるポイントである。
北朝鮮での生活も終わり、韓国へ帰国してからの物語もかなり面白い。
このドラマはラブストーリーなのだが、ドラマ全体に流れるコメディテイストは最初からずっと続いている。このコメディ部分がどうしようもないメインストーリーを助けていると思う。
ありえない偶然の連続でグイグイひきつけてくる。
ハングライダーで遭難して北朝鮮に行ってしまったというのもぶっ飛んでいるが、それを救った軍人が超二枚目で、そして北朝鮮共産党の幹部、つまり超セレブなのである。
それすら大したことがないと思えるほどの偶然がこのドラマでは普通に起こる。
北朝鮮の兵士が韓流ドラマのファンでこっそりとドラマを見ているという役柄だが、彼が韓国ドラマではよくある展開を話すところなんか、まさにこのドラマそのものである。
どうなっていくのだろうか、最後までどうなるか楽しみである。
