本日は休みだったので、Amazonプライムでこの映画を見ました。
2ということは1があるわけで、「西遊記 はじまりのはじまり」という作品ですね。
見たのは5年前ですね。
もう一度それを見ようと思うほどパワーは出てきません。
ストーリーはともかく、ビジュアル的な印象は強かったですね。
映画の概要
香港映画界のスターである、チャウ・シンチーさんが監督でしたが、今回の続編では、監督はツイ・ハークさんです。
この監督も大変有名な監督さんですね。
「セブンソード」、「ドラゴンゲート」、「ライズ・オブ・シードラゴン」と言ったあたりが有名です。
10年以上前に見ていましたね。
どんなストーリーだったかも思い出せないのですが、あまり面白くなかった印象です。
これは結構面白かったです。ストーリーはともかく、映像やら設定やらがゴージャスな感じでしたね。
さて、この続編、イケメンの三蔵法師が出てきます。
以前よりはかなり老けたかな?という印象です。
前作はものすごく若かったんですね。
どうやら前作とは俳優が変わっているようです。
とてもイケメンなのですが、コメディ的なところがあるので、全然イケメンぽくはありません。
もったいない。
Amazonプライムでは、クリス・ウーという人みたいですが、うー・イーファンというのが本来の名前なんでしょうかね。
韓国のアイドルグループにも所属していたようですね。
中国籍ですが、韓国のアイドルグループに参加していると。
このあたりに日本人も参加するとかしていかないと、ますます世界から取り残されているような気がします。
三蔵法師だけでなく、孫悟空も俳優が変わったようですね。
悟空役の俳優さんもイケメンですね。
変わっていないのは以前のヒロイン役だったスー・チーさんです。
未だに可愛らしいですが、すでに40代の半ばですね。
時代の移り変わりの早さを感じます。
ともあれ、ストーリーはどうってことなくて、天竺を目指して一行は移動していくんですね。
そのあたりは、皆さん知ってのとおりです。
西遊記というのは誰もが知っているんですが、三大奇書(四大奇書)と言われるくらい、優れた有名な作品です。
ところが作者も不明で、歴史的には全くの創作であるために価値がありません。
物語としてはとても面白いということで、いろんな映画やドラマの原作となっています。
日本でも堺正章さん、夏目雅子さんらのドラマがとても有名でした。
私も中学生くらいだったかな?よく見ていましたね。
またまた話がずれましたが、この映画では三蔵法師こと玄奘一行はありがたいお経を求めて徳を積む旅というよりも、妖怪ハンターとして旅を続けているなど設定も全然別です。
欲にまみれた猪八戒はより猪八戒らしく、欲の塊です。
前作でも油まみれの顔でしたが、今回も妙なメイクアップで存在感があります。
沙悟浄も我々のイメージを覆すほどの違和感で、半分以上魚です。
今回は序盤に蜘蛛の妖怪に毒を浴びて人型に戻れないままストーリーが進んでいきます。
あらすじ
さてイケメン玄奘一行は比丘国(ビクコク)へ到着します。
比丘国では九宮真人という女性に案内されます。
そこで歓迎されるものの、悟空は従いません。
そこの王は偽物でした。
悟空は、偽物の王を退治し、本当の王を救い出します。
王は喜び、玄奘に後宮の女性、小善を差し上げようとしますが、玄奘は一旦断ります。
しかし思い直してこの美しい小善を連れて旅に出ることにします。
ここでも孫悟空はこの小善に疑いの目を持ったままです。
孫悟空は彼女の家族も村もまやかしに過ぎないとし、彼らを殺します。
玄奘は悟空の暴挙に怒り、彼を波紋にします。
小善はやはり妖怪でしたが、悪い妖怪ではなく、すでに肉体は滅びている状態でした。
比丘国の九宮真人が黒幕の妖怪だったのです。
彼女は小善に玄奘と孫悟空を仲違いさせたことに喜びますが、彼らは黒幕をおびき出すために、わざと芝居をしていたのでした。
孫悟空と玄奘は九宮真人を倒します。
そして彼らはまた一緒に旅を続けるのでした。
感想
CGばかりの映像で、チャウ・シンチーさんのワイヤーアクションというのはほとんどなかったのかな?という印象でした。
そういう意味ではちょっと物足りないですね。
娯楽映画としては王道の作り方。
序盤、中盤、後半とそれなりの盛り上がりを用意してくれています。
でもそれだけです。
そこがこの映画の評価が低い点なのかもしれません。
中身が薄い気がしました。
コメディタッチなのですが、笑いのポイントが少し違うのか、あまり笑えないでしたね。
1作めのほうが笑いが多かったです。
監督さんが変わったからでしょうか。
ツイ・ハーク監督はコメディは似合わないのでしょう。
だから中途半端になってしまっている気がします。
Amazonプライムなので、料金がかかっているわけではないので、これはこれで満足ですけどね。