悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

プリティ・ウーマン

職場では、欠勤が相次いでいます。
モチベーションが上がらないのか、連鎖反応のように休み始めると、仕事が回らなくなります。
特に週末の土日や祝日はそもそも人員が少ないので、欠員はモロに影響します。
明日もどうなるやらビクビクしながらですね。

さて、3月3日の金曜ロードショーで放映していた「プリティ・ウーマン」です。

主題歌の「オー・プリティ・ウーマン」はヴァン・ヘイレンのボーカル、デヴィッド・リー・ロスの方を思い浮かべる世代ですが、原曲は私が生まれた年の曲ですから、相当に古い曲です。
ノリの良い曲でこの映画のイメージ似ぴったりなテーマソングですね。

さて、この映画はジュリア・ロバーツ出世作ですね。
まさにこの映画と同じく、この作品によって大物女優としてブレイクしました。
ジュリア・ロバーツファンには申し訳ないですが、あまりこの女優さんことが好きじゃないのですね。
多分タイプじゃないと言うか、あまり魅力を感じなかったのです。
ちなみにリチャード・ギアもいつもイケメンの役柄なのですが、リチャード・ギアもそんなに男前だと思ってはいませんでした。
(なんと上から目線なコメントだろう)
ただ、最近、Amazon Prime Videoで「ジャッカル」という映画を見て、リチャード・ギアが少し気になっていたのでした。

「ジャッカル」はブルース・ウィリスとのダブル主演と言うかたちの映画でしたが、リチャード・ギアの良さがあまり生かされていないのか、それほど注目されなかった印象です。
リチャード・ギアはやはり「愛と青春の旅だち」が代表作になるんでしょうかね。
個人的には劇場で見た「コットンクラブ」がとても格好良かった印象なんです。

妻と一緒にこの映画を見たのですが、考えてみれば、この映画を一緒にじっくり見たのは初めてですね。
いつもなんだか中途半端に見ているのか、いまいちヒットした理由がわからないまま。
この映画はシンプルなシンデレラ・ストーリーですが、こういう映画も楽しめるようになったのでしょうかね。
シンデレラストーリーですから、女性にとっては見ていて気持ちのよい映画なのでしょう。
エンディングもとてもきれいな形で終わっています。
かつての私が、この映画を楽しめなかったのは、「ありえない話だ、映画だよ、こんなの~」という気持ちが先にあって、白けた気持ちで見ていたからなんでしょう。
まあ、ちょっと人生を斜に見ていたのかもしれません。

娼婦のヴィヴィアンが富豪のビジネスマンのエドワードと知りあって変わっていく姿が見どころの一つです。
しかしこのビジネスマン、エドワードも自分のビジネスに疑問を持っていました。
考えてみれば、お金は儲かるけれど、社会の役に立っているとはいえないビジネスです。
娼婦という仕事が誇らしい仕事とは言わないですが、ハゲタカのように弱った会社につけ込んで買いたたき、買い取った後は、バラバラにして売却し、売却益を得るという商売。
ウォール街のハゲタカたちの一味ですね。
十分にお金を稼いだエドワードは、こういう悪どいビジネスから手を引き、今後は社会の役に立つ投資をしようと思うようになります。
本当にアメリカの金持ちたちというのは悪どいです。
チャリティだの寄付だとして慈善家を装っていますが、そうでもしないと良心の呵責にさいなまれるのでしょうかね。
会社を乗っ取り、それを叩き潰す。
そこで働いている人たちを路頭に迷わせ、自分たちはとんでもないお金を得ているわけです。
ビジネスとは言え、強欲な彼らは社会にとって何ら役に立っていません。
まともな神経を持っていれば、どこかでこういうビジネスを辞めようとするでしょう。
エドワードの相棒は、金の亡者のように、十分お金があるにも関わらず、金を儲けそこねたことに不満。
人間の欲には際限がなく、いくらあっても欲しがる人には、そういうものなのかもしれません。

少し話は変わりますが、エリートビジネスマンを演じているリチャード・ギアはやっぱり格好いいんです。
イケメンとかそういうのだけでなく、佇まいがものすごく格好いいんですね。
ちなみにプリティ・ウーマンは娼婦のシンデレラストーリーですが、リチャード・ギアが若い頃に演じた「アメリカン・ジゴロ」はリチャード・ギアが男娼なんですね。
もちろん、ひと晩いくらというような安っぽいものではなく、相手はものすごくお金持ちのマダムです。
ただ、こちらはシンデレラストーリーとは正反対で、なんとも後味の悪い結末を迎えるのです。
プリティ・ウーマン」を見た後に、「アメリカン・ジゴロ」を見るのもいいかもしれません。


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com

 

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.