決して忙しくはないけれど、バタバタしています。
どうも新人が定着しないので、新しい人材を探すことになるのですが、いろいろな会社から紹介してもらった人材の面談をすることもあるのです。
経歴や志望動機なんかを聞きながら、私共の仕事の内容を簡単に説明するわけです。
僅かな時間で「採るのか、採らないのか」を決めることになります。
もちろん私の一存で決まるわけでもなんでもなく、最終決断は私の上長になりますが、印象などは聞かれるわけです。
正直言って、「わかりません」。
大企業が新卒の人材をリクルートして、何度も試験やら面談やらを繰り返して、入社を決めるというものとは違います。
はじめて働くという人は、ほぼ皆無で、ほとんどの方が何らかの仕事をしていて、失業中、もしくは転職予定の方なんですね。
あんな短い時間で取り繕って話をしても、どんな人間なのかは入ってから研修などをやってみないとわからないものなんです。
新卒の人材をいくつもの試験や面談を経て採用しても、「思っていた職場と違う」ということで辞めていく人は多数います。
また採用した会社も、「最近の新人は~」という言葉で不満を表明します。
だからいくら慎重に面談をしてもなかなかヒットする人材を得るのは難しいですね。
もちろん採用する側にも問題はあると思います。
期待をして入ったものの、自分には合わないと辞めていく。
これまでコールセンターで新人教育というのは結構やっていました。
なにか手本があるわけでもなく、手がまわらないので、教育係を任された、させられたというのもあります。
以前もこのブログで書いたことがあると思うのですが、電話の仕事を始めて、私も1週間ほどの研修がありました。
その後3週間ほどお客様の対応をしてからはいきなり次の新人の研修をするという状況だったのです。
そんなのでいいの?というのが正直なところですが、この業界って、割とそのへんは現場では適当に割り振られてしまいます。
社会人経験があり、マトモな対応ができ、一般常識及び商品知識が身についた人は、次の新人の指導をすることができるんですね。
さて、いつもながら話が脱線しました。(スミマセン)
若い人を入れて、わがままぶりに閉口したのか、経験豊富な(年配)人材を採用しました。
教育するのは若手のメンバー。
その方が仕事を舐めているということはないと思いますが、とにかく仕事を覚えません。
脳が劣化していることは確かで、それは私自身も実感しているのでよく分かるのですが、それでも仕事をしてお金をもらう以上、研修期間くらいは必死でやってもらいたいわけです。
その日のうちに研修したことも、連休などを挟むと綺麗サッパリ忘れ去っています。
何度も何度も同じことを繰り返し、ついには教育係が折れそうになるのですね。
そういう空気は読めるのか、本人から辞めたいという意思表示があるため、お引取りいただくことになりました。
半年にもならないですが、それなりの期間、賃金や教育のための工数を考えると、ものすごいマイナスなんですね。
面談時には年齢のことは気になっていたのですが、本人のやる気などを聞いた上での採用。
もう1名は半年以上1年近く在籍していましたが、体調不良を理由に出てこなくなり、契約終了。
先程の人よりは若いのですが、40代になったばかりくらいの年齢でした。
ちょうど私が初めてコールセンターの仕事をしだしたくらいの年齢ですかね。
しかし、この人も脳みそが死んでいるのでしょうか、仕事を覚えないのです。
口先では、「わかってきました~」などというのですが、全然わかっていなかったです。
単純な受付ならできるのですが、判断が必要な内容は全然ダメで、エスカレーション(上の人への相談)もマトモにできません。
実は相談するにもある程度知識は必要なのですが、それが身につかないのです。
多分、仕事に対する熱量が圧倒的に低すぎるからだと思うんですね。
なんとなく仕事に顔を出していれば、賃金がもらえるし、楽という感覚だったのだと思います。
もちろん簡単な仕事ばかりではなく、色んなタイプのお客様や内容になるとついていけなくなるんですね。
長年勤めているメンバーも、辞めていく人はいます。
もちろん色んな事情があるので、それは仕方ないです。
コールセンターという職場は業務を遂行する上で絶対に必要なコアなメンバーを除き、新陳代謝が必要な職場でもあると思います。