悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

そして、バトンは渡された 

Netflixを契約して、「今際のアリス」を楽しんでいます。
全8話。
これはこれで楽しめましたので改めて感想なども書いていこうと思います。

本日の表題は、以前から気になっていた映画で、配信されたら見ようかな?と思っていたのが、瀬尾まいこさん原作の「そして、バトンは渡された。」です。

コメントをくださった、まめのすけ(mamenosukee)さんがクリスマスに見たというのもあって、朝から見てみました。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 

本は、本当に読んでよかったと思います。
こういう作品ってあるようで余り出会う機会がなかったからかもしれませんが、とても新鮮でした。

主演の永野芽郁さんを中心にほっこりするお話なのですが、細かい点で原作とは違います。
特に驚かされたのが、2番めのママ、ある意味この映画、原作でも主人公の優子ニついで重要な役割を果たす梨花さんが死んでいることですね。
原作では病気療養に打ち込むという展開で結婚式にも出ていたはずです。
原作と違って入るものの、通常はここがクライマックスになるのでしょう。
悲しみとともに涙を誘うシーンです。

この映画、原作では優子本人の魅力も大切ですが、3人の父親も重要。
登場シーンは少ないものの実の父親である水戸さんを演じた大森南朋さん。
ほっこりした存在感のあるお父さんでしたね。
再婚して新たな家庭でも幸せを築いているというキャラクターにぴったりでした。
2番めのお父さんは資産家の泉ケ原さんを演じるのが市村正親さん。
風格がありますね。
市村さんだとかなりモテそうなオジサンですので、もう少しダサめの親父さんにしてほしかったですね。
3番めの父親の森宮さんは田中圭さんが演じています。
東大卒のエリートと言う役柄でしたが、原作では東大とかの記載はなかったと思います。
2時間の枠にはめないと行けない点や、映画ならではの見せ方などから原作からちょっと変更されている部分はあるものの、この原作を生かされたエンターテイメント映画としてとても良くできていました。

この映画を見て、泣いてしまう人はどれくらいいるのかわかりませんが、私は気づいたときには涙が溢れていました。
一人で見ていてよかったと思います。
妻や息子がいたら泣くに泣けないですし。

なんだろうか、少し前に娘と歩いたバージンロードを思い出したのかもしれません。

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