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イップ・マン 葉問 

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イップ・マンシリーズはこの映画で3本目になる。
1作目の「イップ・マン序章」を見た後、この作品を飛ばして、3作目の「イップ・マン継承」を見た。

かなり長い期間を置いて、本日この「イップ・マン 葉問」を視聴してみた。
いわゆるカンフー映画である。

ただただ、達人で強いだけでなく、正しく生きるというメッセージが込められている。

このイップマンシリーズはドニー・イェンの代表作である。
詠春拳を広めたこと、そして世界的なスターとなったブルース・リーの師匠であったことで、有名なイップマンは、フィクションではなく実在の人物。
この作品などはエンターテイメントのためにかなり脚色はあると思われるが、かなりの人格者であったことは確かなようである。

武道とは本来そういうものなのだろう。

己を守るためにのみ使うが、けんかのためには使わない。
ケンカに勝った負けたは、ケンカの結果に過ぎない。
争いごとを武力に求めることをよしとしない人柄であったという。

武道とは、己を守ると同時に、己の精神修行そのものである。

まさに武道家の鏡のような人格者であったのだろう。
この映画を見る限りは、風貌からも全く威圧感がなく、かつ弟子に対しても正しい道を歩むように説いている。

困っている人には常に助けようとする慈愛の精神に満ちた素晴らしい人格者であったようだ。

 

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あらすじ

イップ・マン(ドニー・イェン)一家は、日本軍によって、家を没収されて、佛山から香港へ流れ着いたところで、新たに武館を開くところからのスタートである。
弟子はおらず、お金もない貧困の状態であったが、人望があったのか、場所を借りることができたのである。
そしてしばらくして、その武術のレベルの高さから、弟子が集まるようになった。
ところが香港では、ホン(サモ・ハン・キンポー)というものが中心で武館を開く場合には、彼らのブループに認められなければ成らない。

その実力で師匠と呼ばれることになったが、ホンはお金を要求してきた。
彼らの考え方に同意できないイップ・マンは、独自の道を歩むことになる。

ホンが集めていたお金は警察から街を仕切る英国人の賄賂となっていた。
英国領であった当時の香港では、英国人有力者とのコネがとても大事だったのである。

英国人は心の底から彼ら中国人を見下していた。
そして英国人ボクサーを使った興行を行うのだが、そのボクサーも中国人たちを同じ人間とは認めておらず、中国拳法を見下していたのである。
ボクサーは若く、実際に強かった。

すでに若くはないホンは彼らの態度が気に入らず、中国人、中国拳法の誇りをかけて英国人ボクサーと戦う。
健闘はするものの、彼によって殺されてしまう。

イップ・マンはホンの意思を継ぐかのように、英国人ボクサーとの試合に臨む事となった。

強い英国人ボクサーだったが、イップ・マンは徐々に戦いを優位に進めていく。
ところがこのままではまずいと判断した英国人が試合途中からルールを変え、蹴りを認めないこととなった。
これまでよりもかなり不利な戦いを進めることを余儀なくされるが、そのハンデも乗り越えてイップ・マンは勝利する。

 

このシリーズ2作目に当たる作品の感想

悪くはないのだが、1作目がやはりインパクトが有ったように思う。
実際は日本ではこの作品が1作目として公開されたようで、公開後、前作品がDVDなどで見られるようになったらしい。
いや、この作品を1作目にするのはちょっと無理があるだろうと思う。
まあ、サモ・ハン・キンポーという日本でも大変馴染みのあるスターを使っている作品なので、こちらのほうが営業的に売りやすかったのかも知れない。
前作も3作目もいずれも圧倒的な詠春拳の使い手であるイップ・マンの強さが際立っているのだが、細くて小さい体というのは分かっていること。
この映画のシーンでもそういうセリフがいくつかある。
まあ、強くは見えないし、そういうところをひけらかすような人物でもなかったので、ドニー・イェンはまさにハマリ役だったのだろう。


まとめ

ブルース・リーという伝説のスター。
私の世代はみな、憧れたと思う。
私のようなケンカがからきし弱い人間でもブルース・リーの映画の影響で、カンフーなどの憧れたものである。

そのブルース・リーの師匠出会った人物のイップ・マン。
カンフーが好きな人なら見て損のない映画。

どうぞ!

ちなみに主演のドニー・イェンの映画もなんだかんだとたくさん見ているようだ。

 

 

 

 劇場に見に行った。この映画がきっかけでドニー・イェンの映画をいくつか見たのかも知れない。印象に残った。

 

 


ブレイド2にも出ていたらしいが、全然記憶にない。どんな役柄だったのだろうか。 

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