悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ローグワン スターウォーズ・ストーリー

女房と息子で見に行ってきた。
エピソード3のあと4にかけてのストーリーということは聞いていたが、どちらかと言うと4の前の話と言える。
以下ネタバレ含みます。

エピソード3の後、いかにしてアナキンがダースベーダーになっていったのかというところを描くのかな?と思っていた。
その点は全然ない。
いきなりダースベーダーになっているのである。
前半はかなり退屈。
眠気もあった。
暗いシーンが多く、登場人物が全然知らない人たち。
それらの人物関係を頭に入れようとしてもなかなか入っていかない。
悪くいうと退屈である。
ちょっとこれは失敗か?とも思ったりしていた。
ところが、後半、実際の作戦を実行する部分は、アクションシーンが中心になることもあって、見どころいっぱいで楽しい映画となった。

この映画はデススターには弱点がある。その弱点をつけば、実はデススターも脆い。
だからデススターの設計図を奪えというのがテーマになっている。
なのでエピソード4の設計図を手に入れて、反乱軍が帝国軍に決死の戦いを挑むというところにつながっていくのである。
エピソード4でもレーア姫が、この設計図を手に入れるために多くの犠牲を出したと言っていた。
そのとおりである。
この作戦を実行した主人公たちはすべて死亡する
目立たない人物たちも死という恐怖心を乗り越えて自らの役割に責任を持って戦って死んでいく。
無謀とも思えるこの作戦を純粋な気持ちのみで命を賭して戦う反乱軍の兵士たちの物語である。

この映画でもデススターの圧倒的な火力はまさに最終兵器と呼べるものである。
惑星をも破壊しうるデススターの火力は「天空の城ラピュタ」で語られる「ラピュタの雷」を思わせる。
そしてこの兵器の恐ろしさは敵のみならず、非戦闘員、味方であろうと構わず討滅してしまう無差別性。
核爆弾を連想させる。
見ていて涙が出てくるのである。
スターウォーズという娯楽作品なのだが、私の涙腺はものすごく反応してしまった。
突っ込みどころがないわけではない。
そこは勘弁して欲しい。スターウォーズシリーズなんて批判しようと思えばいくらでもあるだろう。
今回はジェダイは登場しない。
死に絶えた?絶滅した事になっているようである。
ドニー・イェン演じる盲目の戦士もフォースを持っている戦士?と思っていたがそうではないようだ。
フォースを信じているのは間違いない。
今回の作品でフォースを操るのはダースベイダーのみである。
エピソード4へつながる反乱軍を追いかけるシーンではその強さを遺憾なく発揮している。

公開が始まったばかりとは言え、土曜日。
もう少し混み合っているものと思っていたが、空席もあった。
今後の状況は分からないが、口コミ次第なのかもしれない。
私はものすごく楽しめた。
スターウォーズファンならもちろん見るだろうが、全然見ていない人でも楽しめるのではないかと思う。

個人的には「フォースの覚醒」よりも面白かった。
おすすめできる映画と思う。

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