Amazonプライムリーディングで読んだ。
久しぶりに大前研一氏の本を読む。
社会人になる前は存在すら知らなかったが、仕事をする年令になってから読み始めた。
ビジネスマンとして尊敬できる人。
イメージが人によって違うが、語り口がわかりやすく、明快である。
東京都知事選挙に出た時、応援しつつも、大阪の人間としては羨ましくもあった。
ただ、大阪で出馬ということはありえないだろうとも。
当時の大阪はあの横山ノックである。
情けないやら腹が立つ。
話はそれたが、この本を読んで今の世界をもう一度見つめ直すことができた気がする。
バブル経済、私はちょうどその世代になるのだが、そしてバブルがはじけた後、失われた20年とか言われてきたが、今の経済は決して良くない。
安倍政権になって株価は上昇し、景気は良いというが、私達庶民にとってはちっとも良くならない。
未来は見えてこないし、不安ばかりが募る。
パックス・ジャポニカ、ジャパン・アズ・ナンバーワンなんて言われていたのは過去のこと。
過去の資産を食いつぶしているだけの放蕩息子というのが今の日本。
なのに何もしない。できない。
行くところまでいきつかないとどうしようもないのかもしれない。
優秀な人材、尖った人物を丸く、こじんまりと育ててしまう日本。
スケールの大きな人材は、海外で活躍するしかない。
日本にいるのはちょっとばかり賢い人間が少しと後は役に立たない人間たちばかりと思うとちょっとゾットする。
大前研一 2018年の世界?2時間でつかむ経済・政治・ビジネス、今年の論点?(大前研一ビジネスジャーナル特別号) (大前研一books(NextPublishing))
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