悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

PC時代の終焉

ちょうど1年ほど前の記事になるが、パソコンが消滅するというものがあった。
ちょうどMicrosoftが新しいOS、Windows8を登場させ、大々的なプロモーションでこの新しいOSを売り込もうとしていた時である。
多くの人にプレリリース版を使ってもらって評価を受け、期待と不安があったが、はっきり言って消費者から受け入れられる商品とはいえない。
何も消費者は個人ばかりではない。法人での需要も相当なものである。
その法人では個人ユーザー以上に全く嫌われているという状況である。

ずっと右肩上がりだったPC市場。そしてその鈍化が近年危惧されていたようだが、ついに前年割れの出荷台数という状況。
だからといっていますぐPCがなくなるというわけではないが、明らかに個人消費者からの興味の大勝からは外れたと思う。
まあ、普及しきったためとも考えられるが、それでも今までは新しいPCが出れば食指が動く人がおり、その人達が消費の下支えとなっていたと思う。
PCの性能が上がり、少々古いPCでも特に不自由がなくなったこともあるかもしれない。
よく言われるのがパソコンからタブレットへシフトしたと…
あるいは10代20代に多いのが、スマートフォンだけでPCを使わないという人たち。
どちらもあるだろうけど、そもそもスマートフォンタブレットも大きな意味ではパソコンなんだが。

それにしてもWindows8の迷走ぶりはすごい。
なかったコトにされているWindowsMeや散々に叩かれまくったVistaよりもある意味ひどいと思う。
MeやVistaと比べるとはるかによく出来ているOSだが、ユーザーインターフェースの設計がひどい。
ユーザーに今までの使い方を改めさせて新しい作法を強いるというところがありえない。
パソコンのOSなのにシングルウインドウのModern User Interface
タブレットを意識したのだろうけど、中途半端でとても普及しているとは思えない。
WindowsRTというのはどうなっているんだろうか。
Surfaceは?売れているとか吹聴しているけど、使っている人を見たことがない。私のまわりでもRTマシンを持っている人は皆無である。




パソコンが消滅する?Windows8が示すパソコン時代の静かな終焉 | ニュースの教科書


最近になってWindows8もようやく使っている人が増えて相談も受けるが、個人的には使おうとは全く思わないので、なかなか覚えない。
Windows8.1になって多くのユーザーの声を反映させたと言っているが、Windows8の操作もまだわかっていないのに更に変更した項目もあり、いい加減うんざりである。
根本的にわかっていないというか、何がしたいのか本当に困ったものだ。
当然、Microsoftへも相当な批判があると思う。どうしているんだろうかと心配にもなる。


WindowsXPが来年サポート終了となる。まだ多くのXPパソコンが現役で動いているが、サポート切れた後もかなり残ると思う。
個人ユーザーはXPのパソコンからWindows8や8.1に乗り換えず、そのまま廃棄してスマホタブレットになる人も多いかもしれない。
企業は大変だ。お金のあるところは当然乗り換えるとしてもそんなところにとてもお金を回せないところは放置状態なんだろうか。
地方の自治体なんかかなり放置状態になりそうとか。


さて、我が家にも家族用のPCがXPである。
そして息子が今使っているノートパソコンもXP。
どうするか思案している。
Windows8.1PCを買うというのも気乗りしないし。

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