本当にぶったまげた会見だと思う。
先日からニュースを賑わせている猪瀬東京都知事。
言い訳もたどたどしく、信憑性を全く感じさせない。
どんなに完璧な言い訳をしても色眼鏡で見られてしまうような事案にもかかわらず、これだけ下手くそな会見も珍しい。
あまりの狼狽ぶりにこっちが心配して上げそうになるくらいである。
いざ攻撃側に回ると舌鋒鋭い論客だが、守りは苦手と見える。
好きだらけというか見苦しい。
放置しておけばマスコミなんて食いつかないのに…証拠を見せるとばかりに出した借用書が火に油を注ぐことになるとは。
子供のお金の貸し借りでももう少しまともに書くのではと思う。初めてワープロを使った人が作ったようなひどいものである。
利息や返済期限もなければ、印鑑も印紙もない。
しかし、こういうものは正確に書くとぼろが出るからわざと曖昧なものを書いたとも言えるが、それにしてもひどいものである。
更に言い訳が。あまりこういうものに詳しくなく、金を借りたこともあまりないので知らないと…。
こんな基本的なことがわからないという人物が東京という日本一の大都市の知事になっているとは空恐ろしい気がする。
ドヤ顔で借用書を見せて「ほらちゃんとあるでしょ」というのは痛いを通りすぎている。面白すぎて腹が痛い。
このドヤ顔の映像がやっぱりコラとなってネットのネタになっている。当然だ。
この映像を見て東京オリンピック決定の時のロゲ会長のカードを示すシーンを思い出した人は私だけではあるまい。
「ロゲ会長ジェネレーター」というものまで出たくらいだ。
「猪瀬知事ジェネレーター」というものも出るのではないか。
と思っていたら、やっぱり出ていたようである。
