悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

誰も幸せになれない新しいOS

XPが来年4月8日にサポートを終了する。
以前から言われていたことである。それに備えて準備をするというのが本来の形であることはわかる。
理想と現実が違うことはよくある。
余裕のある企業ならそういうところにも投資出来るだけの財力があるだろうが、ギリギリでやっている中小零細企業もある。

新しいOSはXP以降もいくつか販売されてきた。しかしそういうところほど当然見送ってきたわけである。
新しいシステムの移行するためにはXPで動いていたハードウェアでは厳しい。入れ替えのためにそれらの機材、OSの費用も莫大なものである。
それ以上に悩ましいのがシステムや業務ソフト。XPでないと動かないということもある。
それらの新しいOSに対応させるとなると本当に莫大な費用がかかる。
新規で新しいOSに対応版にしても操作性が異なっていたりするとそれらを使いこなすための教育にかかる投資など見えない費用も莫大なものである。

互換性が優れているのがWindowsだが、いまだにXPが30%以上も使われている現状。

Windows8という新しいOSで新たな方向性を打ち出しているMicrosoftだが、評判はガタガタである。業務で使うという企業は聞いたことがない。
仕事で使う人はほぼWin7にダウングレードしているのが現状ではないか。

そういう消費者の声を無視しているのがMicrosoft。まあ、その世界のルールと作っている、いわば神であるのでやりたいようにやればいいとも言えるが、個人ユーザーに受け入れられようと必死になっている新OSが個人ユーザーにも評判は悪い。
というかそもそもヘビーユーザーでもない限り、パソコンである必要をあまり感じなくなってきている。スマホタブレットが進化しており、あえてパソコンの必要性を感じなくなってきていると思う。

今すぐパソコンがなくなることはないが、こんな負の流れがずっと続いていると、いずれ企業からも見放される日が来るのではないかとも思ってしまう。

XPの終了の後、独自にサポートを続けるところが出てこないとも限らない。
トレンドマイクロマイクロソフトのサポート終了後もサポートを継続するような記事があったが、その内容がどこまでのものなのかはともかく、XPを継続して使用する企業が今しばらく残ることは確実だと思う。

http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/ac0f/145766/

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