悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

実話をベースにしたレーサーの物語~グランツーリスモ

ソニー・ピクチャーズ公式サイトより

映画の概要

監督:ニール・ブロムカンプ

脚本:ジェイソン・ホール/ザック・ベイリン

製作国:アメリ

上映時間:134分

主題歌」T-SQUARE「CLIMAX」

 


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あらすじ

ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)。
彼は「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するため競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」の存在を知ります。
そこには、プレイヤーの才能と可能性を信じてアカデミーを発足した男ダニー(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーが活躍できるような甘い世界ではないと考えながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック(デヴィッド・ハーバー)、そして世界中から集められたトッププレイヤーたちがいました。
ゲームではない現実の厳しいトレーニングや数々のアクシデントを乗り越え、ついにデビュー戦を迎える彼らの物語です。

感想

テレビゲームをする人で「グランツーリスモ」というゲームの存在を知らない人はあまりいないと思います。
それくらい超有名なゲームで私も初代プレイステーションのときの「グランツーリスモ」、プレイステーション2での「グランツーリスモ3」は持っています。
ゲームはあまりうまくないので、これらゲームも全然ハマっていません。
レースゲームは違いないのですが、現実とはもちろん違います。
このゲームにつけられた名前はレースゲームではなく、ドライビングシミュレーターとなっていますので、コンセプトからして違うんですね。
きれいな映像と車ごとに違う挙動をできる限り再現したゲームで、映画にもあるようにセッティングにも細かいところまでこだわったゲーム。
主人公のヤンの物語は、実話がベースになっていて、この映画にも出演しているらしいです。
ちなみに現実にヤンがGTアカデミーに参加したのは2011年ですから「グランツーリスモ4」や「グランツーリスモ5」をプレイしていたと思います。
精巧なハンドルコントローラーなどをつけてプレイしていると、実際のサーキットを攻略するための「知識」は相当身につくでしょうね。
ただ、知識としてこれくらいの速度でこのライン取りで走れば曲がれるということを知っていてもリアルにG(重力)を感じ、速度を感じると、そこには恐怖しかないと思います。
現実のサーキットで直線で時速は300キロを優に超え、通常の車では高速道路でも100キロ以上になると少しのカーブでも怖いですが、フォーミュラーカーなどになると高速になればなるほど一般者とは別次元のコーナリングスピードになります。
空力によるダウンフォースでタイヤに対して強烈なグリップ力を発生させるので、普通の車とは別次元。
通常の高速道路では急カーブというのはあまりありませんのでほぼ全開状態で走るようなもので、つまり時速300キロくらいで走ることになるわけですね。
これはテクニックがあるとかないとかとは別の次元だと思いますね。
この映画でも事故を起こし、恐怖心と戦うシーンがあるのですが、普通の感覚では続けられないでしょう。
そういったところも見どころです。
ちなみに主人公ヤンを演じるのはあまり知らない若い俳優のアーチー・マデクウィという人。
細くて華奢に見えてかなり長身です。
オーランド・ブルームの名前が全面に出ていますが、日本における知名度からは当然そうなるのでしょうね。
ただ、物語としては主人公の次に重要なのはGTアカデミーの教官でもあったジャックです。
ジャックを演じるデヴィッド・ハーバーは日本ではそんなに有名じゃないかもしれませんが、マーベル映画の「ブラック・ウィドウ」に出ていた微妙なヒーローです。
この映画での存在感も抜群でしたね。

ちなみにゲームが好きな私もハンドルコントローラーをメルカリで購入しましたが、すぐに売り払ってしまいました。
ゲームをするためにそれを出すのが面倒でしたし、ハンドルコントローラーがあっても速く走れるわけでもないですしね。

 

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ハンドルコントローラーって、結構いいお値段なんですよね。

 

 



 

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