ディズニーアニメ作品です。
前作のシュガー・ラッシュも見ました。
子供向けと言ってしまえばそれまでですが、グラフィックは更に進化していると感じました。
割と最近見た映画なのかと思っていたら、8年前に見た映画だったんですね。
歳も取るはずですwww。
前作を見ているので、ゲームの世界のキャラクターが大活躍して~というタイプの映画ではないということはわかっています。
はっきり言って、日本のゲームファンでも知らないキャラクターが主人公の映画なんですね。
映画の概要
ラルフとヴァネロペの二人の映画なのですが、どちらもゲームの登場人物です。
ラルフはそのゲームの主人公でもなく「フィックス・イット・フェリックス」というゲームのラスボス、つまり悪役なのですが、この物語では別のゲームの主人公であるヴァネロペの親友で、ものすごく気のいいおじさんです。
監督 リッチー・ムーア
脚本 フィル・ジョンストン
パメラ・リボン
制作会社 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
公開 2018年
簡単なあらすじ
シュガー・ラッシュというレースゲームの主人公であるヴァネロペは、毎回同じコースばかりを走っていて、別のコースを走りたいという欲求があるというのです。
ヴァネロペのヒーローを自負するラルフはヴァネロペの希望を叶えてあげたいと思って、コースを勝手に作るのですが、それがもとでシュガー・ラッシュのアーケードゲームのハンドルが破損してしまうのです。
もはやこのハンドルを修理するということを諦め、廃棄することをゲームセンターのおじさんは決定します。
焦ったのはヴァネロペたち。
そしてインターネット「eBay」でシュガー・ラッシュのアーケード用のハンドルがオークションで販売されていることを知ります。
ラルフとヴァネロペは早速インターネットへ入り込みます。
インターネットにある、「eBay」で競売に競り勝ったものの、お金のない彼らは、インターネットの世界でのお金儲けに手を出します。
そして手っ取り早いお金儲けの方法として、「スローターレース」というかなり危険なオンラインゲームの強敵シャンクの愛車を持ってくれば、かなりの金額で売れるということを知ります。
ラルフとヴァネロペはシャンクの車を盗むのですが、シャンクはレーサーとしても超一流。
結局ヴァネロペは車を奪い返されます。
シャンクはこの「スローターレース」の世界で圧倒的な力を持つボスです。
これまで退屈していたレースばかりでしたが、ヴァネロペとのバトルがとても楽しかったようで、彼女の悩みを聞き、協力を申し出ます。
それはBuzzTubeというサイトを運営するイエスと言う人物でした。
インターネットの世界ではいかに目立ってバズるかどうか。
ラルフは自ら馬鹿なことばかりをやって、一時的にバズりはしたものの、すぐに飽きられてしまいます。
なんとか目的のお金まで到達し、壊れたハンドルを購入することができるようになりました。
しかし、閉じられた世界である「シュガー・ラッシュ」でのレースと、オンラインで広大で精緻に作り込まれた世界を走る「スローターレース」を比べて、ヴァネロペはこの世界でずっと走りたいと思うようになっていました。
本当にやりたいことで悩んでいたヴァネロペはシャンクに相談しているのでした。
それを聞いたラルフはショックでした。
ヴァネロペを失いたくないラルフは、Web広告のスパムリーに、相談します。
ヴァネロペが帰りたくなるくらい、「スローターレース」のゲームをつまらなくすることはできないかと。
スパムリーは闇のウイルス商人であるダブル・ダンのところへラルフを連れていきました。
ダブル・ダンは「スローターレース」似ウイルスを仕込むのでした。
ヴァネロペがこのゲームをつまらないと感じてもらうためにしたことが、予想以上に大変な状況になってしまいます。
「スローターレース」の世界が崩壊してしまうのです。
「スローターレース」はサーバーの再起動で大事には至らなかったのですが、ラルフとヴァネロペは仲違いしてしまうのでした。
ヴァネロペを失ったラルフは、ショックでした。
そしてラルフのコピーが大量に発生し、ウイルスとなって暴走してしまいます。
インターネットの世界は乱れてしまいます
ラルフは自分のわがままで、ヴァネロペの気持ちを優先させてあげなかったことを反省します。
ウイルスは消滅し、インターネットは復旧しました。
ラルフとヴァネロペの関係も修復します。
そしてヴァネロペは、時々「スローターレース」の世界で楽しんでいます。
感想
8年前に見た前作と比べてCGの進歩、アニメの質は間違いなく上がったと思います。
ただ、ストーリーがどうなのか?というとちょっと強引な気がします。
実写でゲーム内の世界を描いた、「レディプレイヤー1」や最近視聴した「フリー・ガイ」と比べると子供向けであることが明らかですね。
ただ、子供向けの映画にしては、ちょっと幼い子供にはついていけないようなインターネットの世界が描かれていて、子供用としても小さいお子様が楽しめるとは思えませんでした。
子どもたちがよく知るゲームキャラクターもわずかばかりの登場シーンはありますが、それらは本筋とは関係がありません。
日本の子供に限らず、子どもたちが大好きなゲームキャラクターは「任天堂」でしょう。
古いアーケードゲームのキャラクターを出したところで、知っているのは親の世代。
しかも日本では全く知られていないゲームだけに、この映画は誰向けに描かれたのか疑問を感じます。
映像自体はとてもきれいで、適当に作ったという感じではありません。
お金もかけたCGだと思います。
それだけにもったいないなあ、と思ってしまいますね。