PLAYSTATION用のゲーム、NAMCOの鉄拳の実写版の映画である。
主人公は風間仁という設定。おなじみのキャラクターも登場するが、あまり鉄拳自体に馴染みがなく、ストーリーの背景もよくわからないまま見ていた。
レスラーのキングや一八のライバルのポール、あるいはバトルサイボーグのジャックが登場しない。鉄拳シリーズには今や大量のキャラクターがいるだけに省きすぎだろうという気がする。
映画の時間枠の中であれ、せめて名前くらいあってもよさそうに思うが、存在自体がないような状態。
アクション自体はそんなに悪くないが、やっぱりゲームはゲームの世界だけで完結すべきものかも。特にこの格闘ゲームの背景となるストーリー自体が非常に無理のある設定だと思う。
この映画は実写よりも3DCGのほうが良いのではないかと感じる。
下町の恋人の登場やクリスティ・モンテイロとのからみは不要。この映画に色恋は要らない。
ただし、原作を知らなくてもそれなりに見れる。逆に鉄拳のファンには物足りなさや不満が噴出するかも。
鉄拳
