悪魔の尻尾

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新感染半島 ファイナル・ステージ 大ヒットゾンビ映画の続編

本日も残業で、遅くなったので、一緒に食事をしてから帰宅しました。

すっかり遅くなってしまいましね。

 

コロナウイルスのための行動抑制から、経済へ舵を切りましたが、またアフリカ発の新型変異株の話題もあり、油断できません。

しかもヨーロッパではまたしても猛威をふるい始めていますし、お隣の韓国でも感染者が多く出ています。

日本では急激に減少しているのですが、あまりの落差になにやら調整が入っているのでは?と思ったりします。

昨年の一時的に落ち着いたタイミングでのGo To Travelなどのキャンペーンをしました。

その結果が感染者の増大があったわけです。

今後もどうなることやらわかりませんので、ひとりひとりが感染しないための対策は継続していかなければならないなと思っています。

 

 

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さて、今日は映画の紹介です。

 

Netflixで「新感染 ファイナル・エクスプレス」という映画を昨年見ました。

ホラー映画というジャンルになるのですが、ホラー的な怖さよりも人間同士の見にくい争いが怖かった印象があります。

この映画は韓国内だけでなく、日本でもヒットしましたし、海外でも高い評価を得ています。

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その続編になる「新感染半島 ファイナル・ステージ」というものを鑑賞しました。

ストーリーに繋がりはあるようで、ほとんどないと言って良いでしょう。

あの騒動から4年経過しているという設定で始まります。

 

 

 


www.youtube.com

 

映画情報

監督 ヨン・サンホ

脚本 ヨン・サンホ
   リュ・ヨンゼ

上映時間 116分

公開 2020年(日本では2021年)

製作費 16,000,000ドル

興行収入 42,700,000ドル

 

 

キャスト

ジョンソク(カン・ドンウォン
韓国政府は半島を放棄します。
元軍人の彼も今は香港で生きているだけの生活です。

ミンジョン(イ・ジョンヒン)
助けを求めても叶わず半島に放置された家族の母親。
4年経過し、二人の娘は成長するとともに、たくましく生きていく母親です。

チョルミン(キム・ドゥユン)
ジョンソクの義理の兄。

ジュニ(イ・レ)
ミンジョンの長女。
ドリフトでゾンビたちを倒すほどの運転テクニックを持っています。

ユジン(イ・イェオン)
ミンジョンの次女。
ラジコンカーを操ります。

ファン軍曹(キム・ミンジェ
半島に残された軍人残党の一味です。

ソ大尉(ク・ギョファン)
半島に残された軍人ですが、求心力を失っています。

あらすじ

(ネタバレが含まれています)

4年前。
突如として発生した謎のウイルスにより、韓半島はゾンビだらけになります。
姉夫婦と子供を連れて車で避難するジョンソクでしたが、道中で救援を求める家族に出会います。
ジョンソクは彼らを放置しました。
船を使い、韓半島を捨てて移動します。
その中で感染していた人がゾンビ化したことでパニックとなり、姉とその子どもは、騒動で死んでしまいます。

香港でチョルミンは底辺の生活をしています。
そんなおり、一攫千金になる仕事が舞い込みます。
半島を支配しているのはゾンビたちで、そこには大金があるという情報です。
韓半島に渡り、それをとって帰ってくるという仕事なのです。

チョルミンは義理の弟であるジョンソクとともにその任務に出かけます。

 

元軍人のジョンソクと義理の兄のチョルミン、そして中年の女性と若い男の4人がチームとなります。

香港から船に乗り、釜山に到着。
4年の間にすてられた韓半島はすっかり廃墟となっていました。
目的地へ到着し、トラックを発見します。
そこには大金があるのです。
あとは、報告し、船で香港に帰るだけなのですが、突如何者かによって襲われます。
照明弾が打ち上げられ、それに釣られるようにしてゾンビたちが彼らを取り囲んでしまいます。
若い男と中年の女性はたちまち殺されてしまいます。

チョルミンはかろうじてトラックの荷台に逃げ込み、扉を閉じてしまいます。
ゾンビからは身を守ることができましたが、出ることができません。

一方別行動していたジョンソクは、ゾンビと戦いつつも、数が違います。
いよいよになったときに、少女が運転する車がやってきて彼を救い出すのでした。

ジュニは姉で運転しています。
凄まじいドライビングテクニックを持っており、ゾンビたちを撃退していきます。
一方幼い妹のユジンはラジコンカーを使ってゾンビたちを惹きつけるのでした。

姉妹の活躍により命を救われたジョンソクは彼女たちの住まいへ行きます。

そこには彼女たちの母のミンジョンと老兵のキムがいました。

ミンジョンは、4年前にジョンソクに救いを求めていた家族の母親でした。
彼はこの家族を見捨てたわけですが、この家族によって救われたのでした。
彼はミンジョンにここに来た目的を告げたのです。
そして衛星電話があることを告げ、この場所から脱出しようと言います。

しかしジョンソクが見つけた衛星電話はすでに破壊されている状態でした。

もう一台衛星電話があり、また義理の兄がいなくなっていることから、631部隊に拉致されたと考えます。

義理の兄の救出と衛星電話の確保に動き出します。

 

義理の兄のチョルミンはトラックの中で潜んでいました。
631部隊と呼ばれる半島に取り残された軍人がゾンビたちを蹴散らし、トラックの中にいる男を拉致していきます。

631部隊では行きている民間人を使ってゲームをしているのでした。

彼らはすでに民間人を守るという指名を失っていました。
もはやこの絶望の地から逃れることができないと、指揮官であるソ大尉もいつもやけ酒を飲んでいます。

部隊は野蛮な軍人たちによって支配されていました。
その中心となるのがファン軍曹。
野蛮でゾンビを殺すのにも飽きてきたのか、行きている人間を拉致して、彼らとゾンビの生き残りを掛けにして楽しんでいる連中でした。

チョルミンはその中に入れられ、ゾンビとのデスゲームに参加させられてしまうのです。

やる気のないソ大尉でしたが、新しく拉致してきた民間人の中に、香港からやってきて、衛星電話を持っているとの情報を耳に入れました。
ソ大尉はそれをもとにこの場所から逃げようと企みます。

 

ファン軍曹はソ大尉の態度に不審を感じていました。
しかし不審な動きの真相を突き止められることなく、その場はやり過ごします。
ソ大尉は自分だけが助かれば良いと、部下を残し、トラックで逃げるのでした。
衛星電話で連絡を取ります。

ジョンソクは631部隊の基地に乗り込み、義理の兄のチョルミンを救出しようとします。

しかし救えず、チョルミンは銃で撃たれて死んでしまいます。

兄の犠牲によって危機から逃れたジョンソクはミンジョンとともに子供と老兵を連れて逃げ出します。

執拗に追いかけてくるファン軍曹率いる631部隊の者たちでしたが、機転を利かせてゾンビたちが閉じ込められているガラスを破壊します。
ゾンビによってファン軍曹たちは殺されてしまいます。

ソ大尉は先に到着しており、ジョンソクたちに襲いかかりました。
老兵は身を挺して子どもたちを守り、死んでしまいます。
また母のミンジョンも撃たれてしまいます。


ソは港へ到着し、カネを渡すと、香港のギャングたちは彼を殺してしまいます。
トラックはバックしましたが、そのために船のハッチは空いたままで、ゾンビたちが続々と船内に入ってきました。船はパニック状態となりついには沈んでしまうのでした。

 

絶望の状況でしたが、そこに救助ヘリがやってきます。

あとはそこまでたどり着けるかどうかでした。
子供をジョンソクに任せたミンジョンは自らをおとりにして子供たちを生かそうとします。
子供たちは救われました。

母を置き去りにしてしまったために泣き叫ぶ子供たち。
ジュニは救助部隊へ銃を向け、ヘリには母を置いたまま乗らないと言います。

今度はジョンソクが母を助けに向かう番でした。
ミンジョンは最後の力を振り絞り、窮地を脱出し、子供と共に逃れました。

感想

エンターテイメントに振り切った作品の「新感染」シリーズです。
前作は世界的に大ヒットしましたが、今回の作品は賛否が分かれるところです。
それでも悪い作品ではなく、テンポも良くて楽しめる映画だと思います。

もちろんゾンビ映画ですから、そういうものが嫌いではない人に限ります。
製作者側が公表しているように、「マッドマックス」の影響を強く受けているところがあります。
無法地帯での人間の振る舞いというものが伺いしれます。

もちろんどういう立場にあっても人間性を失わない人もいます。

631部隊は北斗の拳に登場する悪党たちそのものですね。

ファン軍曹は雰囲気も言動も全てが悪そのものでした。

しかしファン軍曹以上にたちが悪かったのが、取りまとめる役割を持っているはずのソ大尉でした。

忠実な部下をも自分が助かるためにはかんたんに殺してしまうのです。

631部隊の人間を今更指揮するつもりもなく、ただただ助かりたかっただけなのですね。

自分の駐屯地での不正を隠すために、忠実な部下をも口封じのために殺してしまう上官。
どこかの小説、あるいは史実でもこのようなことはあったのでしょう。
やりきれない気持ちになります。
ただ、このソ大尉は香港のギャングに殺されてしまいます。
香港ギャングたちはハナから殺すつもりだったようです。
亡命してきた難民の韓国人を利用して金を儲けようと考えていたのですね。

映画ならではのシーンが沢山あありますが、長女のジュニの運転技術が凄まじいのです。
そしてこの幼い女優さんの顔を見ているとなんだか和むのです。
誰かに似ている、そうです卓球日本代表の平野美宇さんにそっくりですね。

この映画の紹介をしましたので、どこかで「新感染ファイナル・エクスプレス」も紹介したいと思います。

 

 

 

 

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