という記事を読んだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110916-00000000-toyo-bus_all
確かに…と思える部分があると同時に、日本から世界のスタンダードになる製品がでないことが残念だ。
日本には世界に誇る技術があったが、何をどう間違えたかその貴重な資源をムダに消費した気がする。よくいう才能の無駄遣いというやつである。
個人的にその最たるものが著作権保護のための仕組みである。B-CASカードやコピーアットワンスなんて言葉は日本でこそ当たり前かもしれないけれど、世界的には全く普及していないことではないか。
地デジにしても大きく出遅れたと思う。技術的には世界に先駆けて行うことも十分可能だったにもかかわらず、そういう機運を創りだすことが出来なかった。
日本:こんどこんなの作ったよ。すごいっしょ?
海外:そう、すごいね。やっぱり日本君はすごい技術を持っているね。お金もあるし、本当すごいよ。
日本:でしょでしょ。みんなはこんなの作れないでしょ。教えて欲しかったら、こっちに来なよ。
海外:…ちょっと考えとくね…(ムカつく奴だな)
しばらくして
海外:日本の規格よりももっと汎用性があるものを作ったので、みんなでスタンダードにしようぜ!日本は村八分な!な!
日本:え?
そして日本では
A:海外のやり方じゃ儲からないな。でも国内市場は海外排除できるし、儲け放題じゃない?
B:それに日本には日本国内の諸事情があるし、そのへんを海外組に説明しても理解が得られないしな。
C:そうだな。下手な価格競争に陥らない国内市場を独占してしまえばいいじゃん。
で、海外向けの製品の競争力はドンドン堕ちていき、イノベーションもなくなってしまった。
携帯、ゲーム機、テレビやレコーダーなど主要な電化製品は日本では高性能、高価格を謳っているが、消費者の意見は無視。
消費者:こんな機能なんでつけたんだ?使っている奴いるの?
著作権保護も大切。しかし業界の既得権を守るために必要なのではない。利用者の利便性をとことん損なうことをなんとも思っていない。
いらない機能をてんこ盛りで、高機能、高性能を謳っているが、高価格で使われない機能。したがって世界では全く通用しない製品ばかりに…。