世間を騒がせたWinny事件。P2Pというものを広め、現在のTwitterやFacebookのようなサービスも何らかの影響を受けたと思われる技術。
著作物が無許可にネットに流通するという事でこのソフトを作った才能ある人が逮捕されたため、日本はこの分野で相当遅れを取ったとされている。
本来は違法な著作物に対する取り締まりをするべきであり、ソフトはあくまでツールに過ぎなかったにもかかわらず、そちらを抑えることに躍起になった警察当局。
規制国家日本。業界の利益、既得権益を最大限に保護する日本。
そこからは新しいアイデアやサービスは誕生しない。
上に立つものがぬくぬくするだけである。
法律違反しろというわけではないが、新しいサービス、アイデアで既得権が脅かされると直ちに潰しにくる。こういう体質が日本の若い才能をいくつも潰してきたのだろうと思う。
ルールは必要。しかし現実に即した、未来を見つめたルールに変えていく必要がある。
コピーガードや著作権保護機能付きの音楽データが日本の音楽業界を滅ぼしたという気もしている。
放送業界や音楽業界を守っても未来はない。
新しいサービスを生み出していく力もアイデアもない。新しい芽を潰すことに躍起になっているばかり。
ご冥福をお祈りすします。
