悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

カルロス・ゴーン

逮捕されたのは一昨年の暮のことだった。
考えれば長い勾留である。
ただ、重要な容疑者に逃げられ、レバノンのような国で言いたい放題言われている。
今後ゴーンがどういう動きをするのかわからないが、日本の検察や司法当局がウヤムヤで終わらせてしまうのはやめてほしい。
拘束を受けて不自由だったというのはわかるが、15億円払って保釈してもらっていることに対してはどうなのだろう?その金を払えたということもすごいが、今回脱走するための費用はそれらを軽く上回っているらしい。
本当に先進国というのが金さえあれば何でもOKということになってしまう。
アメリカでも超高額な弁護士を雇えば、殺人犯でも無罪にできたりとか、本当にやるせない思い出いっぱいだ。

レバノンにある住宅は誰のものなのか?
日産のお金で購入したものであるなら、即刻それらを抑えられないのだろうか。
それにしてもこんな人間に多額の報酬を払い続けた日本という国は本当に愚かだと思う。
優れた経営者と言われていたカルロス・ゴーンも「コストカッター」という異名通り、人員整理をして多くの人間のクビを切っただけで、日産という会社自体を素晴らしくしたのではない。
日本という会社、仕組みではなかなか人間関係の柵もあり、ゴーンでないと大胆なクビ切もできなかったのだろうが、そんな人間にとんでもない高額の報酬を与えていたとは。

日産の会社を解雇されて、その後苦難の道を歩んでいる人たちはどういう気持で見ているのだろうか。

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