悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

週刊ベースボール

プロ野球交流戦が始まっている。
今年はというか近年はそれほど野球を見る機会がない。
そもそも野球中継が減ったせいもあるが…。
サッカー人気に奪われた?
そんなこともあるまい。
いろんなスポートを見る機会が増えて、野球しかなかった時代に育ったオッサンは少しさみしい気もする。
サッカーもキリンカップだっけ?つまらない試合だった。
ブルガリア戦もつまらなかったが、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦もいいところなしだったように思う。
ブルガリアってあんなに弱かったのだろうか・
そしてボスニア・ヘルツェゴビナもベストメンバーではないかもしれないけれど、軽くあしらわれていなような気がする。
せっかくの強化試合なのに、日本のスポンサーとの兼ね合いもあるのかもしれないが、客を呼ぶために常にホームで親善試合の形式で行っていれば強化になるのだろうか?
それはバレーボールも同様。
バレーボールなんて常にホームゲームばかり。
ニッポン、チャチャチャ ばっかりやってて、世界は程遠いと思う。
イケメンとかそう言う面での人気よりもまずは世界で勝てないと…
マチュアスポーツだし。

話がそれた。
dマガジンのおかげ?で週刊ベースボールを読む。
かなり古くからある野球専門の雑誌である。
今週号はサウスポー特集である。
サウスポーとは左利きのことであるが、野球漫画でも主人公エースはサウスポーであることが多い。
圧倒的に右利きが多い中で左投手の魅力はなんじゃろか?というものである。
サッカーでも左足のスペシャリストは多い。サウスポーとは呼ばないようだが…
で、現在の一流のサウスポーや過去の人たちの話題が多く楽しめたのである。
昔以上にサウスポーの価値は上がっているように思う。
左対左は投手が有利というのは定説のようで実際のデータはそうでもないというような記事も今回書かれていたが、やはりまだまだ左打者は左投手を打てない確率が高いようだ。
投げる方は当然左利きが左投手だが、私が子供時代には左打者は左利きというものだった。
王貞治や張本なんていう偉大な打者は左投げである。
しかし近年は左打者だらけである。
近年の打者でもないが、王や張本の世代よりは新しいという意味でイチローや松井を見れば、彼らは右投げ、つまり右利きである。
そう、何が言いたいかというと、右投げ左打ちがものすごく増えたのである。
基本的に右利きが多いのに左打者が多いのである。
右打者なのにプロに入って左打撃を訓練してスイッチヒッターになった人もいるように、左打者というのは左投げよりは簡単になれるようである。
よほど器用な人でない限り、右利きの人間があ左手で投げられるものではない。
ダルビッシュの左投げを見たが、彼は特別な存在なのだろう。異常である。遊びで投げている左投げだが、プロではともかく、草野球レベルでは打てないほどのタマを投げられるようである。
またまた話がそれたが、左打者が増えた理由は簡単。
野球というスポーツでは左打者が有利なルールだからである。
右打者と左打者なら内野ゴロを転がした場合、セーフになる確率は随分と違う。
イチローは偉大な打者であることは変わりがないが、内野安打がなければかなりの安打数が減るはずである。
彼は足も速く、売ってからスピードに乗るまでも異常に速いので、それだけでも価値があるので内野安打そのものを否定するものではない。
ただ、右打者なら圧倒的に減っていることは間違いない。
近年足の速い選手が強豪高校やあるいは少年野球を通じて右打者ではなく左打者として矯正されたケースは非常に多いと思う。
イチロークラスは別格にしても足が速くて転がせば、アマチュア野球ではかなりの武器になる。
内野安打、バントヒットなどを防ぐために内野の守備が浅くなるとヒットになる確率もまた高くなる。
というわけで左打者全盛の野球界なのだが、左打者を封じるにはやはりサウスポーなのである。
力のあるサウスポーが左の好打者を抑えていくことがどうしても必要なのである。
右の本格派ももちろん素晴らしい。
メジャーに行ったダルビッシュ田中将大、二刀流の大谷などが本格派である。
彼らのような別格はともかく、左の好打者を平凡な当主が抑えるのは難しい。
サウスポーは近年の野球ではどうしても必要なのだと改めて思う。




Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.