夜明けの街で　東野圭吾

一気に読めた。というよりも通勤中に読んでいたが、職場の休憩中や家に帰っても読んでしまった。
ストーリーは40歳前の男とその職場に現れた派遣社員との不倫の物語。
不倫なんてする奴は馬鹿だと思っていた主人公の渡部。そしてその職場にやってきた仲西秋葉。
最初は意識もしていなかったが、旧友と飲みに行った後、バッティングセンターで出会い、そこで酔いつぶれた彼女を家に送ったことがきっかけで次第に打ち解けるようになる。
負けず嫌いで意地っ張りな秋葉。彼女に対抗するような気概を見せる渡部。
二人はごく自然に不倫関係へと陥っていく。渡部は家庭を捨てる覚悟までする。
15年前、仲西家で起きた殺人事件。その真相のキーとなる秋葉。彼女は犯人なのか？
真相は最後に彼女の口から明かされる。単純な恋愛小説とは違ってミステリーな部分もある作品だが、やはりメインは男と女の人間ドラマである。

私の生き方からは全く想像できない。危険で甘い蜜の味なんだろうか？想像する他ない。
おっさんが喜びそうな話ではある。私がそうであるように。ｗｗｗ