携帯小説のような感じで非常に軽い内容。
「このミステリーがすごい!」にノミネートされた作品だとか。
ミステリーとしては浅い。割と早めに仕掛けがわかってしまったこともあるし、登場人物もシンプル過ぎて深みがない。
かと言ってホラーの描写がすごいわけではなく、ちょっと中途半端なイメージ。
読みやすく、スラスラと進むが何も残らない、という感じの作品。
悪を憎むあまり、自ら処刑人となって悪人を殺害していくストーリー。処刑人の正体は伏せられているが、登場人物が少ないため割と簡単に犯人がわかってしまう。
殺される側の人物の悪辣さをもう少し詳しくても良いと思うし、メインの人物周りももう少し増やしたほうがいい。
菜々美の友人のひよりが菜々美の兄、警察官と恋人関係で、警察官僚を目指すT大学生の彼氏が「くもんまさのり」。ひらがなにするとバレバレ。
公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 堀内公太郎
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/08/04
- メディア: 文庫
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