直木賞受賞作らしい。また江國香織のこの作品の評価は世間一般にはかなり高いようである。
江國香織の作品を読むのは初めて(だと思う)なので、この作品だけで彼女を評価することはできないが、読んでいてつかれる内容だし、今ひとつ心を打つところがなく、正直言ってつまらない作品だった。
私のような平凡なおっさんが読む本ではなかったのだろう。なんともわがままな女性が目立つ作品で共感できない事が多く、読むと気分が悪くなる所も多い。女性はこの作品で描かれる女性たちに共感できるのだろうか?果たしてこの作品に登場する女性たちの人生と同じような境遇の人はどれくらいいるのだろう?と思ってしまう。
境遇が同じでなくても心境が近い部分があるのかもしれないが、男性である私には理解できない。という分かりたくない部分がある。
短篇集ではあるが、そんな気がした小説である。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: 文庫
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