池袋ウエストゲートパーク石田衣良

マコトという少年を通して描かれる池袋の街と少年たちの生き様を描いた作品。
東京ということと自分が生きて来た時代、生き方、すべてに渡って違いがあるため、共感するのが難しい作品。
登場する人物は世間一般から見れば札付きのワルたち。だが彼らには彼らなりの考えがあり、根っから悪いやつはほとんどいない。そんな若者たちのカッコいい物語。
個人的にこういう人生を経験していないのでわからないところもあるが、カッコいいのである。
ワルたちにしては非常に理性的。主人公を取り巻く人間たちが善人すぎる。実際にはこんなもんじゃないだろう。