悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

テレビ事業継続は困難?

テレビは長らく家電の主役として活躍してきた。しかしそろそろその座を明け渡す必要がある。もはや家電メーカーにとっては稼ぐためのものではなくなったのではないか。日本のメーカーが考える価格と世界市場での価格には開きがある。海外では日本のメーカーは惨敗続らしい。高性能だけど高価格ということでことごとく敬遠されているらしい。
まあ、国内では日本製ということの安心感からか、まだまだ日本のメーカーが強いが、それでも地デジの買い替えが収束し、3Dテレビも一段落した。そこにまた4Kなんて言葉で素晴らしいということを煽って消費者に買ってもらおうとはちょっと無茶すぎないか。
そもそも3Dも消費者の需要があってのものではない。映画制作で3D上映がドンドン行われるようになった、そこでテレビもそうしましょうという安易なノリではないのだろうか?果たして消費者が3Dのテレビを待ち望んでいたのか?ニュースやお笑い番組を見るのにあんなメガネを掛けてみるか?

4Kテレビも素晴らしいものだろう。それは否定しない。お金があれば欲しいくらいだ。しかしテレビを観るか?といわれれば、殆ど見ない。ブルーレイだって画質がいいのはわかっているが、まだ持っていない。あればいいけど、なくても映画は楽しめる。まだレンタルはほとんどDVDだし、というのがほとんどの消費者の意見ではないのか。提供者側が突っ走ってもなんにもならない。ひとりよがりの商品開発はダメ。同じ方向を向いて技術革新してももはや売れないと思う。
今までにないコンセプトの商品を生み出さないことには売れない。ますます日本の孤立化を促進するだけじゃないだろうか?
3Dだって世界で売れているんだろうか?
4Kテレビは見たことはないがさぞかし画質は素晴らしいだろうと思う。しかし見るのはつまらないテレビ番組なら全く意味が無い。良質な映像コンテンツをないがしろにしてハードだけ売っても仕方がない。
もう画質や機能なんてそんなに求めていないと思う。それよりもテレビのコンセプトを今までの形から変えて行かないといけないんじゃないか?どんなのかはちょっと思いつかないけれど.

安くて基本機能のしっかりした使いやすいテレビがあればそれでいい。閉鎖されたネットへ接続するとかそんな機能のために高いカネは払いたくない。今後どれくらいのコンテンツが出てくるかもわからないような機能にお金は払いたくない。
いいもの作りました。従来品よりもこういう所が良くなっています。だから買ってくださいよ!という商売のスタンスから変えていかなくては。もう性能的には満足している。全く違ったコンセプトの商品でないと消費者の購買意欲は喚起されない。
わかっていない。

http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201110210013.html
家電のPanasonicですらTVは縮小。もちろんメーカーではどうすることもできない円高というのもあるのだが…。


http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1672156.html
解像度を上げれば買う?


http://japan.internet.com/research/20111025/1.html?rss
さもありなん。欲しがっていないんだよ。普通の人たちは…。
まあ、3Dでみないと楽しくないと思わせるようなコンテンツや楽しみ方があれば、流れは変わるんだろうけど。

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