悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

アジアカップ 日韓戦

昨日は燃えに燃えた。本当はこちらのことを書きたかったが、PCが調子が悪くブログどころではなかった。
(とかいいながら、書いているが)
戯言は置いておいて

昨日の審判は今までの露骨な中東贔屓という感じではなく、割と中立だったように思う。
ただ、厳しいというか笛が多いというか、それによってゲームが止まって面白みが半減した感じはする。

まずは先制を許した場面。今野のファウルをとったが、今野自身がアピールしているように方を当てた正当なチャージと思う。ペナルティエリア内とはいえ、PKというようなシーンではなかった。
同点に追いついたシーンは何度見ても気持ちがいいくらいのきれいな流れからのゴール。本田が中盤でディフェンダーを引きつけ、サイドから勢いをつけて走りこんでくる長友へパス。長友はその勢いそのままにペナルティエリアに侵入。そしてラストパス。長友の侵入に合わせるように前に出た前田が決めた。
その後のフリーの決定機を外してしまったのが痛いが、前田もやはり日本人得点王。決めるときはすばらしい。
その後も何度かお互いチャンスはつくりながらもゴールを割れずに延長線へ。
延長前半早々に岡崎の鋭い飛び出しに韓国のディフェンダーがファウル。微妙な一であったが、PK獲得。どうやら先制点と同じような判定でファウルをとった模様。
けるのは本田圭佑。外す。詰めていた細貝が決める。それにしても前回のPKもキーパーの股抜きというあまりに微妙すぎるPK。今回も正面に蹴り、キーーパーに止められる。もう本田にはPKけってもらうのはどうかと思う。
このまま逃げ切りを図る日本。しかし途中出場の本田拓也がいらないところでファウル。FKを足がかりに韓国の猛攻。ついにゴールマウスを割られてしまう。本田拓也はなんであんなところであファウルをしたのか理解に苦しむ。あそこで仮に抜かれてもゴール前では日本が圧倒的な人数で固めており、決定機にはならないところ。それをむざむざFKを与えてしまうとは。
だいたいこの本田拓也はガムをクチャクチャ噛みながらのプレー。見ていてもチャラチャラした感じであの雰囲気に馴染んでいるとは思いがたい。たしかにガムをかむのはリラックス効果が有るのかもしれないが、他の選手のピリピリした緊張感からは程遠いずぼらなプレーに見えてしまう。
日本は人数はいるものの、守備の意識が高くなかった。あるいは守備のスキルが低い?のかも。
人数かければ守れるなら苦労はしない。しかし守りに入った日本が何度手痛い敗戦、あるいは金星を落としてきたことか。油断大敵。いくら相手が守備を固めていてもひとりで3人4人を買わせるプレイヤーにとっては物の数ではない。かえってお互いの守備の連携の悪さから思わぬ失点を許す物。まさにそんな感じだった。
まあ、そんな中での同点。試合は振り出しに。
PKになり前回WorldCupで一本も止められなかった川島に託すことになる。しかしこの日の川島は何かが乗り移ったかのようなファインセーブを連発。結局韓国には5人目を蹴らせることなく敗退へ。
前回の川島の評価の低さとは違い、今回はすごかった。90分プラス延長30分の中でもいくつかファインセーブがあったし、きっと調子も良かったんだと思う。
日本のPKのキッカーの一人目はあの本田圭佑。今回は物の見事にゴールネットを揺らす。続いた岡崎もすごいシュート。3人目の長友は大きく外してしまうが、韓国の3人目もプレッシャーからなのか外してしまう。4人目今野が決め手勝利が確定した。

韓国と日本とではタイプが違うもののどちらもディフェンスに問題点が多いという印象。韓国の攻撃力は10番のエース19歳が素晴らしかった。マッチアップの岩政は全く相手にされていなかったように思う。途中で交代してくれてやれやれと思った。ロングボールを前線へ供給し、そこで高さを活かすパワープレーが多かったが、日本は中盤をよく支配していたように思う。キーマンとなるパク・チソンをキャプテン長谷部がよくすっぽんマークしていたと思う。その分今回は攻撃参加が殆ど出来ていなかった。
香川の動きも良かったが、少し持ち過ぎ。また周りがあまり見えないタイプなのか、パスが出せない。どちらかというとペナルティエリア付近でラストパスを受けて決めるのが仕事というタイプ。高さと強さはないけど。
一方のエース本田はゴールの匂いがしなくなってきた。しかしフィジカルの強さかバランスの良さか殆ど開いてにボールを奪われることなく、攻撃の起点となっていた。この二人に関しては本田がもって、それに合わせて香川が飛び出しパスを受けるというのが向いているのだろう。
岡崎もそういうタイプ。もともとFWなのでパサーではない。本田も厳しいマークの状況では相手を交わしてパスを出すというようなすごいぷれーはない。だから長谷部や遠藤が本田をできるだけフリーに出来るよう動きまわる必要がある。
現在点を取るということに関して最も期待ができそうなのが岡崎。岡崎こんなにうまかったっけ?と思うシーンが多く、あきらかにワールドカップを境に覚醒した感じがする。
ボロボロのディフェンス陣の中で高いパフォーマンスを発揮していたのが、ミニゴリくんの長友。あの無尽蔵のスタミナとスピードはすごい。また1対1にも強く、抜かれると維持でも奪い返そうとする気迫もある。最初の得点シーンでも長い距離を走っての決定的な仕事をした。最初から最後まで終始走り続けた。
前試合の伊野波よりはましとはいえ、内田ももう少し攻撃面で頑張ってほしい。クロスもほぼ挙げさせてもらえなかったし、終盤はオーバーラップのシーンすらなかったように思う。

日本のディフェンス陣に言いたいのは手癖が悪い事。手をかければ笛が吹かれるという審判だということは早々に気づいたと思う。しかし一度覚えた手癖はそう簡単には抜けないらしい。そこは修正していく必要があると思う。

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