悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ハリルホジッチ無能論

あまりのみじめさに怒りが収まらないわが妻。
そう女房殿は日本代表の応援団である。(あくまで私的だが)
代表の試合あのあるときは食事などもすべて試合に合わせているほどである。
まあ、普段から家事全般はやってもらっているので、日本代表の試合の時くらいは存分に楽しませてやりたいのだが、あんなみじめな負け方をしたものだから、怒りは相当なものである。
と同時にショックも大きく、落ち込んでいるようだ。

で、素人なりにサッカーを見ているものとしていろいろと考えてみたりもした。
まずザックジャパンで国民に非常に期待を持たせた。
しかしふたを開けてみれば、やはり日本は弱かった。
いや、身の程知らずな夢を口にしていただけかもしれない。
選手たちはそういう気持ちでいてもよい。
勝つつもり、優勝するつもりでやらないと何事もよい結果は得られない。
ただ、その準備やそのための練習は組織を束ねる監督や協会が考えていくもの。
セルジオ越後の辛口が好きではないが、彼の弁をもってすると、日本はしょせん内弁慶。
内弁慶だけではなく、真剣勝負に弱い。
つまり華やかに買っている試合は強化試合なんかではなく、協会のための客寄せ、金もうけのためというわけだ。
もちろん金儲けも大事だ。
お金がなければ強化もできない。
ただ、本当に強くしていきたいのなら、日本国内でゆるーいサッカーをするのではなく、海外で真剣勝負をする強化試合の日程を組むべきである。
海外の強豪を日本に呼び寄せてやるなんてことは無理。
頭を下げて胸を借りす姿勢が大事。
興行収入がどうこう言う話ではない。
そして監督の人選。
監督は日本のチームをどのようにしていくのかということですべての方針が決まる。
そしてその監督がその理想の中で現有戦力を使ってどう戦っていくのか。
非常に重要な部分である。
前回ワールドカップの時の監督、ザックのあと、アギーレが就任。
そして、八百長疑惑により退任。そもそも結果も芳しくはなかった。
そしてハリルホジッチ
日本の代表監督のゴタゴタは今に始まったことではない。
今まで行ってきたサッカーを一度ぶち壊して新しいサッカーを目指すのか?
そういう部分で二人の監督はそれぞれ独自色もあったと思う。
しかし、ハリルホジッチの能力を疑う向きは以前からあった。
ネットでも昨年から「ハリル 無能」というキーワードでは嫌というほど出てくる。
今回の結果を受けて、無能と言わざるを得ない。
結果がすべてのプロスポーツにおいて、絶対に落としてはいけない試合を落とした。
新米のデビュー戦に重要なポジションで先発出場も疑問。
大島の能力がどうのこうのという以前の問題。
連携は取れていないし、どう考えても守備的な能力が求められるボランチの選手ではない。
1点目はパスミス。というかパスすべてが弱かった。
Jリーグではあれでよいのかもしれないが、世界ではあんなパスは通らないということだろう。
それを分かっていなかったハリルが無能と言える。
2点目もペナルティエリアでのファウルでPK献上。
戦犯と言われても仕方がない。
ただ、初代表、初先発ということを考えると、その起用をした監督が無能ということである。
そして交代もおおいに疑問。
以前から原口を投入したが、何のためにかわからないというのがあった。
今回も自分が好きな選手を出したいからひっこめた?としか思えないような采配である。
清武に代えて宇佐美がそのよい例。
清武は日本の攻撃にとっては貴重な戦力である。
1点目の演出も彼のフリーキックのよるものである。
香川と清武の関係も微妙。
10番香川もひどかった。後半は空気だったし、前半もごっつぁんゴールを見事に外した。
キープ力もないし、ボールを運ぶこともできない。
そしてゴールも決められないかがわこそ交代である。
岡崎に代えて浅野を投入。スピードのある彼に賭ける気持ちもわかるが、ますます香川や宇佐美が不要な布陣であるような気がする。
宇佐美も今一つだった。
彼はうまいだけで代表で何ら結果を出していない選手。
にもかかわらず高く評価しすぎているような気がする。
原口も終盤交代。ここでようやく大島を引っ込めたが、手遅れ。
そもそもスターティングメンバーにしたのが間違いだと思う。
大事な試合でお試しもあるまい。
原口も出てきて何もしていなかった。
そういうプランが全く監督の頭の中になかったと思う。
ただ交代させて、うまくいけばいいな的な感じがする。
チームをどうさせたいのか全く見えてこなかった。
監督の表情が暗く、不景気面というのも気になる。
もう更迭すべき。
選手も前大会の人間ばかりで代り映えせず、今後日本サッカーは衰退の一途をたどる気がしてならない。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.