悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

こち亀終了

私が小学校の頃から続く連載漫画。
こちら葛飾区亀有公園前派出所」という非常に長いタイトルの漫画である。
当初は人情味のある警官というよりももっとワイルドで悪質な警官だった。
絵の感じもかなり目付きが悪くて絡まれたくない怖い人という感じだった。
いつからか庶民的な愛嬌のあるキャラクターに変わったが、兎にも角にも40年の連載という非常に長い間連載を続けていたことになる。
その時代、世相を反映したネタも多かったが、そのためかどうかはわからないが、登場人物も非常に多く、人気のあるキャラは何度も登場しているが、そうでもない人は長い間忘れ去られているようである。
両津勘吉を中心とした、中川、麗子、部長、本田と言ったレギュラー陣はともかく、後から続々と登場したメンバーはずっと続けて読んでいるものならともかく、途中で見ていない人には馴染みがない。
秋本治という名前の前にデビュー当初は「山止たつひこ」と名乗っていた。
今や元になった「山上たつひこ」よりも「秋本治」のほうが知名度が高いのは皮肉だ。
当時は「がきデカ」が大人気で、少年チャンピオンは「ドカベン」と「がきデカ」でものすごく人気があった記憶がある。
作者の秋本治は主人公の両津と同じく、多趣味で様々な流行に敏感な人だろうと思う。
漫画の中でもそれらがよくでている。
時代を先行していたというか、今の若い人、未婚の男性、結婚しない、自分の趣味に生きるというのを見越していたのだろうかと思う時もある。

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