悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

LAMY サファリ

いろんなところで結構評判になっている万年筆。

今更万年筆と思いつつも、物欲に負けて買ってみた。

ふと考えれば、文字に触れる機会は少なくはないが、自分の手で文字を書く機会はすごく減った。
ほとんどの文章がキーボードを通して作られる。
メモ書きもあまりしないので、全く文字を書かない日もあるくらいだ。
文字って書かないと忘れると言うが、そのとおりかもしれない。
漢字は読めるけれど、書けない文字が増えていく。
我々の世代ですらそうなのに、これからの若い世代はさらにその傾向が進むと思う。

話がそれた。
LAMYのサファリである。
Amazonで注文。すぐに届いた。
シンプルなパッケージにシンプルなデザイン。
プラスチックでいかにも安っぽい感じもするが、前評判通り、書き味は悪くない。
まだあまり文字を書いていないが、いい感じである。
あの歪な形、三角形の部分が最も大切な指先で持つ部分になり、そこに手を当てると自然とペン先が
いい感じの方向に向くようになっている。
これは素晴らしい。ペン先も全く高級感というものはないが、インクの出方も悪くない。
これが2000円少しで購入できるというのはいい買い物なのかどうか分からないが、書き味には満足
している。

昔、進学祝いに万年筆を買ってもらって、嬉しくて色々書いたものだが、キャップを開けたままにして
すぐにペン先が固まったり、インクが無くなったりして、ボールペンや鉛筆よりも使いにくい印象が
強かった。また、ペン先が定まらず、文字がうまく書けないというのも経験している。

万年筆で文字を書くとなんだか温かみがあると言うが、それもわかる気がする。字の上手い下手がまともに
出る。
もう少し子供の頃文字の練習、習字などもやっておけばよかったかな、と今更ながら思う。
文字も書き慣れると、下手くそながらそれなりに見れる字になるけれど、本当に書く事が少なくなった今、
ますます乱筆に磨きがかかっているような気がする。
少しでも書いて、これ以上下手な文字にならないようにしたいものだ。

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