悪魔の尻尾

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MEG・ザ・モンスター2 無敵のジェイソン・ステイサムが挑む巨大古代鮫再び

画像はAmazonより

昨日は怪獣映画を観ましたが、その前日にこの映画をU-Nextでみました。
本来は次の日に「キングコング」や「ゴジラ」を見るのが普通ですが、このシリーズもかなりお馬鹿な映画ですので、ちょうどよかったかもしれません。

このBlu-rayのジャケットにあるようなシーンはともかく、ジェイソン・ステイサムジェットスキーに乗りながら、やりを投げつけるというのは終盤の盛り上がるシーンです。
ジャケットに騙されるということがよくある中で、この映画に関しては、このシーンは見どころになっています。

さて、この映画もご都合主義というか、ツッコミどころが多すぎて、そんなことを追いかけていては絶対に楽しくない映画です。
そこはもううっちゃっておいて、頭の中を空っぽにして楽しんだものがちです。
とりあえず、ものすごく巨大な古代サメのメガロドン(メグ)をチート級の強さを誇る私達のジェイソン・ステイサム様がやっつけてくれる、ただこれだけの映画なのですが、そのハチャメチャぶりがもう中途半端ではなく、突き抜けています。
そうです、昨日見に行った映画「ゴジラVSコング 新たなる帝国」と同様で、そこに理屈やリアリティなんてそっちのけで、突き抜けてしまっているのです。

あらすじというか、ストーリーはちゃんとあります。
ただ、だから何?というメッセージ性は全くありません。
そんな高尚なものをこの映画に求めてはいけません。
笑えるようなシーンがたくさんあって、「んなバカな~」ということが連続です。

前作のヒロイン、スー・インは亡くなり、その愛娘メイイン(ソフィア・ツァイ)を育てているのは伯父のジウミン(ウー・ジン)とジョナス(ジェイソン・ステイサム)。
ジウミンは父親から海洋研究センターを引き継いでおり、メガロドンのハイチの飼育にも成功しています。
ハイチを電気信号で調教を試みるなど無茶なことばかりを行うジウミンで、メイのメイインもそういう部分があるのか、ジョナスの言いつけを守らずに海底探索についてきます。
海底ではメガロドンを発見するとともに、見知らぬ海底基地を見つけます。
その海底基地はジウミンには秘密裏に採掘をしている者たちでした。
そしてその証拠を隠滅するために爆破。
ジョナスたちは浮上することができず潜水艇の中の空気も僅かになります。
絶体絶命の危機を救ったのはジョナス。
そしてこの裏切り者たちの正体もわかりますが、彼らはジョナスたちを抹殺しようとします。
同時に深海からは巨大なメグがやってきます。
裏切り者たちとメグ、そしてメグと同じ古代の生物であるトカゲのような生物も人間の世界にやってきます。
深海からはメグと戦う巨大なタコも登場。
ジョナスたちは生き残ることができるのでしょうか。

ご都合主義の映画ですから、結果は書かずともわかると思いますが、主演のジェイソン・ステイサムは理屈抜きに強いということですが、彼の他に主要人物の男性が3人います。
研究所のボスでもあるジウミンもおバカですが、ミニ・ジェイソン・ステイサム?と言っていいほど頑丈です。
ヘリコプターから落下もしますし、トカゲのような古代生物とも戦います。
更に彼は巨大なタコを爆破するなど、主人公顔負けの活躍です。
もう一人の黒人もおバカ2号ですが、やたらと強いです。
登場したときからお笑い担当なのですが、ジウミンも相当にお笑い要素があります。
ふたりともお笑い担当ということで「不死」属性付きなんですね。
このお笑い担当の黒人、ペイジ・ケネディという人らしいのですが、映画の終わりにラップを披露してくれます。
そのラップがとてもノリの良い曲なのですが、歌詞が笑えます。
この映画のために作ってくれたと思うのですが、子供が作ったような歌詞でわかりやすいですよ。
傑作です。


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前作ではまだ幼かったメイインはまだ子供ながらも大きくなっていました。
母親役を演じていた美人女優のリー・ビンビンは出演していません。
まあ、この映画に出演するメリットを感じなかったのかもしれませんが、この映画はゴールデンラズベリー賞総なめしそうな評価でした。
他の作品もすごかったのでノミネートで終わりましたが、監督賞、主演男優賞、作品賞と全てにノミネートされています。
まあ、色んな意味でひどい映画なのですが、そういった部分に目をつぶってしまえば、普通に楽しめる映画です。
B級映画に一流の俳優と予算をつけて大作として公開している、これは正しいB級映画のあり方ではないですよね。
面白かったですけどね。

 

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