悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

ヴェノム ザ・ラストダンス

息子と映画を見に行ってきました。
最初の作品は映画館に行けなかったのですが、2作目に引き続き劇場で鑑賞してきました。

 

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お客様は全然入っていなかったですね。
11月1日、つまり昨日公開したばかりの新作で、土曜日ということなのですが、いつもと同じように一番後列の中央の席を取りましたが、両隣どころか同じ列には息子以外には一人しかいなかったですね。
前の席もほぼ空席で中央の前のほうがちらほらと入っていた感じですね。
雨が降っていたのですが、映画館のあるショッピングモールは結構人がいたので、単に人気がないのだろうなと思います。
ちなみに入口でもらった下敷きのような厚紙のシート。
一体これは何に使うのだろう?

 

あらすじ

ヴェノムと共生するエディ・ブロックは、かつては敏腕の記者でした。
前作で地球を救った英雄のハズが、これまでの数々の奇怪な行動や破壊活動によって、彼はヒーローどころか、凶悪犯人としてマークされ、帰国すらできない状況。
一心同体であるヴェノムとともにメキシコで気ままな逃亡生活でしたが、アメリカに戻ることを決意します。

アメリカのネバダ州にあるエリア51はUFOや宇宙人などの秘密施設として名高いところ。
そこが閉鎖されるということになり、宇宙人オタクでもあるマーティンが家族とともにやってきます。
しかしそこにはシンビオートという謎の生命体の研究施設でした。
そして表向きはエリア51は取り壊されますが、シンビオートの研究は地下深くに作られることになっています。

シンビオートの親玉はヌル。
ヌルは封印された悪の存在で、開放されるためにはヴェノムの中に存在するコーデックという鍵を必要としています。
ヴェノムを捕らえてコーデックを得るために、送り込んだ怪物たち。
怪物たちはヴェノムが完全体になったときに「見える」コーデックを探し出し、ヴェノムたちを追いかけ回すのです。
ヴェノムは、シンビオートの研究を進める軍にも追われていますし、犯罪者としても追われる身。
ヴェノムとエディはこの危機的な状況を脱することができるのでしょうか。

 

感想

スパイダーマン・シリーズとどう絡んでくるのか?と注目されていたのですが、その話は立ち消えになってしまったようです。
まあ、それで良かったのかな?という気がします。
これまでマーベル映画はたくさん見てきましたが、熱烈なアメコミファンでもない限りストーリーに付いていくのも大変です。
まあ、ストーリーなんてそっちのけで映像を楽しむだけでもよい映画とも言えるのですが、やはりバックグラウンドになる世界観や人間関係(人間とは限らないが)とかが映画を見る人にとっては楽しみの一つでもあると思うのです。
ただ、マルチバースという多元宇宙世界という概念を持ち込むようになって、もはやなんでもありになってしまっています。
漫画ドラゴンボールの世界でも天下一武道会のあたりまでは「強さ」というものもわかりやすかったのですが、「強さ」というものがどんどん際限なくなっていき、そうなるにつれて強さを感じなくなってしまいます。
それと同様に何でもありのヒーローやヴィランが登場し、強さや能力に際限がなくなってくると、かえって面白くなくなってしまうというふうに思いますね。

とは言え、この映画はヴェノムという悪のヒーローが魅力であり、どこか間抜けで人間味があるところがいいんですね。
やっていることは結構残酷なことも多いのですが、笑えるシーンもたっぷりあって、最後はちょっとホロリとさせるしーんもあり、シリーズ最後の作品として仕上がっていると思います。
まあ、おまけムービーを見て、完全にヴェノムというシンビオートがいなくなってしまったというわけではなさそうではありますが、一旦はヴェノムシリーズは終わりでしょうね。


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