悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームを見てきた~!

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久しぶりに映画を見るために劇場ヘ足を運びました。

息子と以前から見に行こうと約束していたので、ようやく日程があう人なって見に行ったのです。

寝不足で途中で何度か値落ちしそうになりましたが、内容はとても濃く、眠ってしまうようなことはなく、楽しめる映画でした。

 

前置き

148分と2時間半にも及ぶ長い映画ですが、その分中身も非常に濃い映画でした。
よくもまあこれだけのシナリオを書いて、それを映画という映像で落とし込めたもんだなあと思います。

マーベル作品には批判がありますが、その影響樽や凄まじいものです。
今日は平日でもあり、ガラガラの状況でしたが、世界中でヒットしているようですね。
面白かったという声が多いのもうなずけます。

 

ただし、条件付きになります。
マーベルの映画をよく見るファンにとっては。
あるいはスパイダーマンの映画をこれまで見てきた人にとっては。
こういった条件はある程度必要でしょう。
もう、スパイダーマン映画の集大成であり、マーベル・シネマティック・ユニバースMCU)のもう一つの結末でもあると言えそうです。
MCUのまず1つ目の大きな括りというのは、「アベンジャーズ・エンドゲーム」という作品で終わっています。
あの映画も非常に長く、MCUというヒーローたちが集結した巨大プロジェクトの映画の数々の総集編。

スパイダーマントビー・マグワイア主演のサム・ライミ版の3部作。

スパイダーマン
スパイダーマン2」
スパイダーマン3
このブログには記録はないけれど、3作品ともに映画館で見ています。
またDVDやテレビでの視聴も含めると何度も見ている映画ですね。


アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメージング・スパイダーマン」シリーズ、マーク・ウェブ版の2作品。

3部作となる予定が打ち切りになった悲しい作品です。
そのため、結末が宙ぶらりん感のあるこのシリーズです。

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そして現在主演を務めるトム・ホランドの作品。
スパイダーマン ホーム・カミング」
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」
そしてこの作品である「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」


これらのスパイダーマンシリーズの集大成となるのです。

事前の知識はあえて入手せずに、映画を見ましたのでとても新鮮でした。

ただし、「スパイダーバース」というアニメ作品は見ているので、このストーリーに付いていくこともそれほど苦ではなかったですね。


最近、よく目にする「マルチバース」とか言う言葉。
多元宇宙とかの訳になるのですが、別の世界とのつながりを描いています。
仮想現実とか、マルチバースとかもう一体何が現実なのかというのはわけがわかりませんが、現実とはなにか?ということを突き詰めだすと、それこそ哲学みたいな話になってしまいます。

 

あらすじ

ネタバレを少々含みますが、簡単なあらすじを~

世界を救ったヒーローの一員としてのスパイダーマンでしたが、彼はアベンジャーズのメンバーの中では顔を隠し、身元を明かしていません。
しかし、ある日を境に身元がバレてしまい、しかも殺人の容疑もかけられてしまう始末になります。
高校生のピーター・パーカーは大学進学を目指していたのですが、第一志望のMITはもちろん、滑り止めのつもりで志願した地元の大学も入学の許可は届きませんでした。
それどころか、彼の恋人であるMJや親友のネッドも関係者であるとして大学入学ができません。

ピーターはヒーロー仲間であるドクター・ストレンジに時間を戻してもらおうと訪ねますが、ストレンジはタイムストーンはすでになく、それは無理であると言います。
しかし、彼はスパイダーマンの記憶を消すことは可能だということで、その魔法を唱えることになりました。
ピーターはMJやネッド、メイおばさんといった人たちの記憶が消えるのは困ると魔法の詠唱中に何度も注文をつけるのです。
ストレンジの魔法は中途半端な状態になってしまいます。
その影響で別の次元の人物がこの世界に紛れ込むことになるのです。

異次元世界のスパイダーマンと戦ってきたヴィラン(悪党)たちがこの世界にやってくるのでした。

ストレンジは直ちに彼らを集結して元の世界に送り返すと言います。
しかし各世界にいたピーター・パーカーたちはヴィランそのものに恨みはなく、彼らを救うことができると考えるのです。

3人のピーター・パーカーたちは協力し、一斉に集まったヴィランたちと対峙することになります。

 

 

良かったなあ~

ヒーロー物なので、結末はわかっていることなのですが、これまでの作品を見てきたファンの人、私もその一人ですが、色んなシーンが思い出されてきて、感動します。

一番の感動は恋人であるグウェン・ステイシーを失ったアメージング・スパイダーマンがこの世界のピーター・パーカーの恋人であるMJが落下して死を迎えようとしていたところを救い出したシーン。
スパイダーマンは自分のカノジョでもないのですが、救うことができたことで涙ぐんでいあるのですが、私ももらい泣きしそうになるシーンでした。

グウェンを助けることができなかった自分を許すことができたのであれば、彼も救われたことになります。

アメージング・スパイダーマンは3部作ではなく2作品で終わってしまったことからか、アンドリュー・ガーフィールドが演じるスパイダーマンはやや自嘲気味なところがあります。

そして初代のトビー・マグワイアスパイダーマンは後の二人と違って、スパイダーウェブ(蜘蛛の糸)を作って装着するという手間が不要です。
彼は自分の手首から自然と糸が出る体質なのです。
そういった点も含めて、違いがあり、ネタが豊富なのですね。

小ネタどころでは、序盤の盲目の弁護士が登場しますが、明らかにデアデビルですね。
そういったマーベル作品が好きな人にとってはいくつも楽しめるシーンが散りばめられています。

 

しかし、かなり無理してこのシナリオを作ってきているためか、つじつまが合わないのでは?と思えるようなところもあります。

個人的に一番そう思ったのは、エンドロール後のオマケ映像にもあったヴェノムのシーン。
言わずとしれたヴェノムはエディ・ブロックなのですが、初代スパイダーマンにもヴェノムは登場しています。
しかしこの世界のヴェノムとは明らかにキャラが違っています。
MJも全然違います。

そしてピーターが契約している新聞社の社長はこの映画も初代のスパイダーマン映画でも同じ人物です。
それっていいの?って思ってしまうところですが、まあ、「細かいことはいいんだよ~」という風に見てあげるのがいいかもしれませんし、そう言った矛盾をネタに笑うのも楽しみの一つですね。

 

www.spiderman-movie.jp

 

登場するヴィラン

この映画を見る上で、ヴィランとの関係は欠かせません。
さながらスパイダーマン同窓会のような模様ですね。

 

ドクター・オクトパス スパイダーマンより
天才的な物理学者オットー・ギュンター・オクタヴィアス。
優秀な学生であるピーター・パーカーは彼の弟子のような存在でした。
彼の開発した人工知能を持つアダマンチウム製の高性能アームは、彼の意識を乗っ取って誕生したヴィランです。
演じているのはアルフレッド・モリーナ。


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グリーンゴブリン スパイダーマンより
記念すべき初代スパイダーマンのはじめのヴィラン
オズコープという大企業の社長でもあるノーマン・オズボーン。
演じるのは悪役顔をさせればこれ以上ないほどのウィレム・デフォー
個人的にはストリート・オブ・ファイアのレイヴェンを思い出しますね。
爬虫類を思わせるような表情です。
(失礼なようでこれは悪役に対する褒め言葉ですよ)


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サンドマン スパイダーマン3より
ピーターの保護者であるベンおじさん殺しに関わる犯罪者。
刑務所から逃走した時の事故でサンドマンとなります。
犯罪者でありながら性根は心優しい善人で描かれています。
フリント・マルコという名の人物で、演じているのはトーマス・ヘイデン・チャーチ


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エレクトロ アメージング・スパイダーマンより
マックスウェル・ディロンという平凡な人物で、電気設備の管理者でしたが、落下事故により人間発電機となってしまいます。
自らの不遇を乗ろうかのようにエレクトロとなって暴れまわるヴィランになりました。
演じるのはジェイミー・フォックスです。
アメージング・スパイダーマン2のときと違って小型のアークリアクターを装着したため、パワーアップしています。

 


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リザード アメージング・スパイダーマンより
リス・エヴァンスが演じるカート・コナーズはもともと医薬品を開発する博士でした。
彼の研究は目覚ましい成果があったのですが、いかんせん焦りすぎたため、不完全なまま自らの肉体で実験をするのです。
彼はもともと片腕を失っており、コンプレックスを持っているのですが、投薬により腕が復活します。
しかし副作用として彼の姿はトカゲのようになってしまうのです。

 


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今後の展開

スパイダーマンは今回で終わりです。
おそらく続編はしばらく作られないと思います。
しかし、エンドロール後のオマケ映像にあったように、ヴェノム外からみがどうなっていくのか気になります。

またドクター・ストレンジの続編も楽しみですね。
ちょっとストレンジというキャラクターもあまりにスケールが大きく、能力がチートクラスなので、もっとハチャメチャな展開になりそうです。
そのスケールに納得できれば面白い映画になりますが、一つ間違えれば、つまらない作品にもなってしまいかねません。

今年の5月に公開予定、GW映画ですかね。

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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