悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

アメイジング・スパイダーマン2

息子と映画館へ行ってきた。
満員だった。ようやくとれた席は前から2番め。ちょっと画面が近すぎて見づらい。
最前列の左端だった「ゼロ・グラビティ」よりはましだったが…。
さて、今回の敵はエレクトロ。扮するのはジェイミー・フォックス
なかなか味のある役者。「ジャンゴ」はよかったし。
TVCMでは巨大なロボット都の格闘シーンがあるが、あれは最期のところでチョロっと出てくるだけ。
あれを目当てにしていた人(うちの息子)は肩透かしを食らったような気になるだろう。
トビー・マグワイアスパイダーマンシリーズとは違って、今回のしりーずでは苦悩するヒーローだが、軽く爽やかさが売り。俳優のアンドリュー・ガーフィールドも若々しさが売り。
父の失踪の真相のシーンが冒頭にあり、今回はそこに焦点が当てられている部分もある。
そして前作、ガールフレンドのグウェンとの別れ。
グウェンの父に約束をさせられた主人公にはグウェンの父親の姿が何時もついてまわる。
しかし二人を引き離すことはできず、結局グウェンは危険なところに身をおき、命を落とす。

今回の敵役は3人。
まずはエレクトロ。
スパイダーマンシリーズにはピッタリの悲しみを引きずっている悪役。
もともとは目立たぬ勤め人。オズコープの電気技師。
スパイダーマンに助けられたことから、彼の中ではスパイダーマンはアイドルである。
事故によって電気ウナギの電気を浴びて特殊な能力を身に付ける。(この辺りの理屈はもういい加減だ)
しかし、愛しさが強すぎると裏切られたと思った時の怨みの強さは半端ない。
オズコープ社の若き当主はピーターの幼なじみのハリー。
彼も逆恨みでスパイダーマンを憎む。
前作ではかなり大きな位置を占めていた人物だったが、今回は第2作で登場。
しかし前作では彼の父がグリーン・ゴブリンとなってスパイダーマンに立ちふさがったが、今回はハリー本人がグリーン・ゴブリンとなっている。
しかしこの映画でもなにか影が薄い。
3人目の敵役はライノ。
冒頭のアクションシーンで危険物(プルトニウム?)を強奪した悪党。
スパイダーマンに取り押さえられて逆恨み。最期に登場したのは彼を手挽きして脱獄させ、サイのモビルスーツ?というライノとしてスパイダーマンに立ちふさがろうとする。
結末はわからないが、あの流れから行くとライノはやられて終わりなのだろう。
所詮噛ませ犬?的な立ち位置。
この映画の3人の悪党でやはり実力、存在感で抜群なのはエレクトロである。

敵を3体出したこと。エレクトロ、グリーン・ゴブリン、ライノ。
グウェンとの恋。
ちょっと中途半端な感じする映画。
映像は見事で面白い映画には違いないが、何か物足りなさを感じる映画でもあった。

とは言え、お金を出して見に行って後悔することはないと思う。映画館でお金を払って見る価値は十分ある。

アメイジング・スパイダーマン2™ | オフィシャルサイト | 8.22(金)3D/2Dブルーレイ&DVDリリース | ソニー・ピクチャーズ

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