悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

衆議院選挙結果に思うこと

悪そうな政治家がこっそり賄賂を受けっとているイラスト いらすとやさんより

衆議院選挙が終わりました。
自民党過半数を下回り、公明党との連立政権でも過半数を下回ることになりました。
当然の結果なのですが、それでも裏金議員と言われていた人たちがすべて落選したわけではありません。
46人中28人は落選しましたが、18人は当選したわけです。
落選した議員は、有権者の鉄槌を受けたわけですが、当選した議員は、しばらくして「センセー」と呼ばれるに連れ、禊は済んだとか言い出すに決まっています。
まあ、当選したのだから、政治家として活動するわけでそれは仕方がないことでしょう。
問題は「裏金はけしからん」と言いながらも、こんな議員を当選させてしまった地元有権者の見識です。
18人の裏金議員が当選した地域の有権者、特に彼らに投票した人たちには責任を感じてもらいたいところです。
裏金議員たちは金額が多いとか少ないとかは関係なく、地元で絶大な地盤があるということなのでしょう。
例を上げれば、近畿大学の理事長でもあった和歌山の世耕弘成さんは、圧倒的な集票でもって早々に当選を確定していました。
対抗馬はあの二階俊博さんの息子である二階伸康さんです。
どちらも要らん人間だと思うのですが、和歌山ではこの二人の得票がほとんど。
他に人材はいなかったのでしょうかね。
そして兵庫の西村康稔も当選。
こんな人たちに投票した有権者に言いたいですね。
他に人はおらんのか?と。
大都会東京でも憎たらしくも萩生田光一さんとか平沢勝栄さんとかも当選していますが、その地域の人たちにとっては大切なのでしょうか?
東京の小選挙区で、日本の中心地に住む有権者がこれですからね。
投票した人は恥と思ってもらいたいです。
それに加えて、投票率の低さですが、53%ですか?
およそ半分の人が投票すらしていないってどういうことなのでしょうね。
だいたい投票しない人は、「自分が投票しても何も変わらない」とか「誰がなっても一緒」とか言います。
さらには「政治に興味がないし」という意見も多いです。
投票する、しないは自由です。
でも一部の組織票が圧倒的なパワーを持って、日本の国を動かしている現実に、それでいいよと思っているのでしょうか。
投票した結果、自分が入れた候補者ではない議員が当選する、ということはよくあることですが、それでも投票くらいはしましょう。
それすらしない人は、政治家や政府に対して、文句を言う権利はないと思いますね。
裏金議員に投票した人たちにも一言。
いいんですよね、これで。
「ルールを守る?」こんなアタリマエのことができていない人たちが、「すまんかった、今度からちゃんとやるから」っていうことを本当に信じているのですかね。
ほとぼりが冷めたら、またやらかすに決まっています。
きれい事ですまないのが政治というのはよくわかりますが、今回の争点は「ルールを守る」ということでもあったわけです。
まあ、裏金議員の選挙区の対抗馬もかなりひどい人材だったのかもしれませんが、それでもNoを突きつけてほしかったです。

さて政権与党が自民と公明の連立では過半数を割りました。
まだ参議院が残っています。
参議院では自民、公明で過半数あります。
つまりはねじれ国会ですね。
参議院にはなんの価値もない、なんのためにバッジを付けて国会議員をやっているのかわからないような人たちが多数います。
私が大嫌いないタレント議員ですね。
エッフェル塔の前で記念撮影してX(ツイッター)に投稿するなど記憶に新しいところ。
研修は名ばかりで完全なる公費での旅行です。
未だにその時の研修での報告すらしていない人たちで、早く辞めてもらわないといけませんね。
さて参議院解散総選挙ということがありません。
6年もの長い任期で半数ずつ選挙が行われますが、なんの活動をしているのかわからない人たちが多数いるわけですし、不要な存在でしょう。
犯罪行為は犯していなくても(こんなことは本来当たり前なんですが)、何もしない存在に血税が投入されていると思うと腹立たしさも倍増ですね。

今後の政権運営が混迷しそうです。
今回の選挙で惨敗とはいえ、未だに圧倒的な第一党ですから、政権を手放すつもりもないと思います。
自民はどういう連立を図るのかわかりませんが、裏金議員18名はおそらくこっそりと自民復帰となるのでしょう。
そしてどこの政党を巻き込んでいくのでしょうかね。
大臣の椅子を餌に釣られる政党はどこなのでしょうね。







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