悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

参議院選挙

参議院選挙。
私は仕事だったので、すでに期日前投票を済ませていた。
それにしても争点も何もあったもんじゃない、つまらない選挙だった。
選挙に行くたびに思うのだが、本当につまらない。
ただ、選挙権を持つ人間としては微力ながらも投票という行為で政治に参加しているという気持ちは保てる。
そして参加している以上は文句を言う権利も当然持っていると勝手に考えている。
職場の同僚(とはいえ、かなり年下の人間だが)が以前、投票に一度も行ったことがないことを誇らしげに話をしていた。
おっさんが説教するのはあまり格好が良くないが、あまりにその言い草が気になったので、選挙は行くべきだと一言忠告。
そして選挙で投票という行為は政治に対する意思表示であり、現在の政治に対して批判する権利もあるだろうと説いた。
しかし彼は、全くひるまなかったのである。
彼曰く、
 選挙は行かない。行ってもなにも変わりはない。(真理だと思うが…)
私は今の政治に不満はないのか?
政治家や行政主体に対して批判はないのか?
と私は問う。
彼はいう
 行かない代わりに文句も言わない
と。
いや、これが今の若い世代の考え方なんだろうね。
確かにそうかもしれない。選挙に行っても何も変わらない。
誰がやっても、政治家や政党が変わっても何ら変わらないと…
それの確かなところだろうが、多くの若者がそういう考え方で投票ということを行わないというのはどうなのだろうかと。
今後の人口構成上、もはや手遅れという意見も多数ある。お年寄りの投票率の高さとお年寄りの人口から若い世代の意見は政治に反映されないと。
私ももう若くはないが、将来に対して不安を感じずにはいられないのである。
子供を持つ親として将来を心配しない人はいない。

ちなみに彼は子供はいない。当時は独身でもあったが…。

ちなみに我が息子は初めての選挙。
非常に緊張していたようである。
投票箱の前で、ずっと考え込んでいた。
候補者のだれに投票しようか?ということではないと思う。
彼らのことを全然知らないのだから…。
政党?候補者?なに?それ?って感覚なのだろう。

私はわからなければ、白票でもいいと思う。
投票しないよりはマシ。そして選挙、政治に参加しているという実感が得られる。
次の選挙に対してまた考えるということもある。
意識が変わるという点でも投票所には足を運ぶべきだと思う。

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