石破茂さんが自民党の党首となりました。
わかりやすい説明で国民から一定の人気があるものの自民党内では”派閥”を形成する力に乏しくこれまで総裁選に4度チャレンジするもののいずれも敗退し、5度目でその座を手にしました。
自民党総裁はこれまで自動的に総理大臣になりました。
今も自民党が政権与党なので、そうなるのでしょう。
でも国民がさんが自民党の党首となりました。
わかりやすい説明で国民から一定の人気があるものの自民党内では”派閥”を形成する力に乏しくこれまで総裁選に4度チャレンジするもののいずれも敗退し、5度目でその座を手にしました。
自民党総裁はこれまで自動的に総理大臣になりました。
今も自民党が政権与党なので、そうなるのでしょう。
総理大臣は国民が直接選んだ人ではないです。
国会議員の中で最大のグループ(政党)のボスがそうなるだけです。
そして最大のグループであるのは自民党というのはずっと自民党です。
なので自民党総裁選挙は次の総理大臣選挙という感じに報道されています。
ここに冗談じゃない~!とモノを申す人が現れないところに日本の悲劇があるような気がします。
まあ、素人考えですが。
グループが安定して強い場合、そのグループ内の権力争いというのが熾烈です。
自民党内の派閥の問題は過去からずっと指摘されていますが、解消されていませんし、今後も同じだと思います。
そもそも派閥、序列という枠組みの中で総理大臣が決まって、当選回数こそがその力の源泉ともなっています。
非常に聡明であっても一人の国会議員にすぎない場合、国会議員としてのパワーはないに等しいでしょう。
そう考えると、若い頃から親の資産である地盤、看板、かばんを引き継いだ世襲議員が圧倒的に有利で、その代表たる人たちばかりが総理大臣となっています。
それでも過去、昭和の時代くらいはまだマシでした。
平成、令和となってからは世襲議員のオンパレードです。
そして彼らが力を持つ以上、世襲議員を規制する規則なんてものはできるはずもありません。
もちろん近しい人物が代議士というだけで議員になれないというのは逆差別だという意見もわかりますが、非世襲議員と同じ条件にすることは可能なはずです。
つまり「地盤、看板、カバン」を放棄することです。
まあ、看板は無理でしょう。
親子であることは致し方ないですからね。
でも地盤(地元後援会)とカバン(金)は引き継がせてはならないですね。
今の世襲議員からそれらを引き剥がして、それでもなおかつ代議士に慣れた人物はいるでしょうか。
「絶対」にありえないと思いませんか。
政治については興味はあるものの期待していません。
ここのところ世襲議員ばかりが総理大臣や閣僚などの主要ポストに付いています。
直近というか、平成以降の総理大臣を見ていきましょう。
一言コメントもつけておきましょう。
宇野宗佑 私はコレで総理を辞めました
海部俊樹 海外ではカイ、Who?
宮澤喜一 学歴自慢で英語堪能なヨーダ
細川護熙 御殿様総理大臣
羽田孜 半袖スーツのバカボンパパ
村山富市 時限爆弾を手渡された労働組合のおっさん
橋本龍太郎 平成不況を作った経済音痴
小渕恵三 冷えたピザ、ドリル優子の父、「平成」おじさん。
森喜朗 ラグビーで早稲田に入ったのにすぐに辞めた人でITをイットと読むなど頭の悪い総理として有名
小泉純一郎 自民党をぶっ潰す~と言った「変人」だが、一体何だったのか?
安倍晋三 サプライズ辞任で放り投げ辞職したボンボン
福田康夫 自分を客観的に見ることができると断言した名言「あなたと違うんです」
麻生太郎 華麗なる一族の末裔はカップヌードルの価格を知らず、職安で仕事を探す若者に暴言を吐く
鳩山由紀夫 頭が良すぎるのか普通の人には理解できない「宇宙人」
菅直人 従姉妹と結婚した人、善人のふりをした嘘つき
野田佳彦 野党時代の発言を翻して消費税増税
安倍晋三 2度目の総理大臣で「民主」に懲りた国民の後押しを受けて長期政権
菅義偉 安倍長期政権を支えた官房長官だが、主役でスポットライトを浴びる時間は短かった。「令和」おじさん。
岸田文雄 説明責任を果たすと言いながら本質をノラリクラリ交わすし可能がなかった総理。増税メガネとライブで罵られる総理大臣。
(敬称略)
世襲議員の色はそれほど強くでていないものの、石破氏も世襲議員です。
国民の一人である私なら投じることがない議員の一人です。
平成以降の総理大臣を見ていくと、17人います。
世襲でない人は、宇野宗佑、海部俊樹、村山富市、菅直人、野田佳彦、菅義偉の6人のみです。
ちなみに自民党総裁で非世襲はたったの3人しかいません。
逆にそれ以外の総理大臣は大物議員の二世、三世ばかりです。
代表格は小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎ですね。
昭和時代にも世襲議員は多かったですが、近年は「平家にあらずんば人にあらず」と同じく、世襲議員でないと政界では生きていけない状況なのでしょう。
世襲議員が大物で、彼らのネットワークに付き合わないと代議士の世界で泳いでいくことができない現状。
そんな中、世襲に真っ向から挑む骨のある代議士なんてもはや絶対に現れません。
そして実際に法律を作り、世の中を回している行政のトップ、官僚たちは、世襲議員を「是」としているのでしょう。
民主党の時代を暗黒時代とし、もはやその時代に戻ることはないと高をくくっているのは官僚たちも政治家たちもそうなのでしょう。
あの時代にある程度まともな人材がいたらもう少し状況は変わったでしょうが、鳩山一郎・菅直人はひどすぎました。
ついでに言うなら、期待感が最も盛り上がっていた頃は細川護熙でしたが、しょせんはお殿様で上げ膳据え膳をしてもらわないと何もできない人だった気がします。
投げ出した総理の椅子に座った羽田孜も全然ダメでしたし、その後の村山富市に至っては、自社さきがけ連立政権というウルトラC級の反則技で、もはや何でもありの状態でした。
こうやって並べてみると「誰がなっても対して変わらん」という意見が最も相応しいと言えますが、だからといって投票という民主主義の唯一の行為を放棄する人たちには政治を批判する資格もない気がします。
民主党の時代は酷かったというのは、自民やマスコミなどの印象操作が強いと感じています。
自民党の時代でもかなりひどいと思うのですがいかがでしょうかね。
さて石破茂さんが総理大臣になって、選挙が行われたら、忘れっぽい日本国民はやっぱり自民党に多くの票を投票するのでしょうかね。
マスコミもちゃんと報道して、統一教会、裏金、のみならずこれまでに不正と思わしきものをきちんと評価すべきです。
ほとぼり冷めたら、禊が終わったとか勝手に自分で蘇ってくるゾンビたちに鉄槌を食わせることができるのは私たちの投票のみなんですけどね。