悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

The First SLAM DUNK

画像はAmazonより

Netflixにあったものを見ました。
バスケットボールが特別詳しいわけでもなく、もちろん経験者でもないですが、この漫画の原作は読んでいます。
なので、この映画にも描かれている名シーン、名セリフなんかもしっかりとハマっていますね。

さて、本来スラムダンクという作品は素人バスケットマン桜木花道が主人公だったはずですが、この映画では脇役です。
脇役と言ってしまうのは失礼かもしれませんが、本来は脇役である宮城リョータが主人公なんですね。
そして宮城リョータのプライベート、過去が描かれているわけですが、それらは原作にもない話で、原作ファンにとっては微妙なところらしいです。
とにかくバスケット漫画の金字塔であるこの作品にはマニアと呼ばれるような熱烈なファンがおり、彼らは公開前からこの映画をぶっ叩いていたようです。
まあ、TVアニメの方も中途半端に終っている、そもそも原作も尻切れトンボ感の強いエンディングで、誰もが続編を期待するような作品です。
The First と名付けられたスラムダンクが映画となって戻って来る!
ファンは前売り券を購入して待ち望んでいたのです。
何年、何十年も待たされたファンたちをなぶるかのような声優交代や内容ということが後にわかって、ファンたちは発狂したわけなんですね。
全然知らなかったです。(はい、こういうことに疎かったのですね)

で、原作は知っていて、バスケットボールファンでもないし、スラムダンクのファンでもない私がこういう批判を知らずに普通に映画を見てみたのですが、批判される理由があまりわかりませんでした。
それくらい映画の出来栄えは悪くなかったと思います。
テレビアニメの作品を知らないというのが、良かったのかもしれません。
ただ、宮城リョータを主人公にする必要があったのか?と言われるとそうでもないですよね。
桜木花道がやっぱり主人公ですし、あるいは同学年のライバル流川楓でも良かったです。

ちなみに流川はこの映画では空気のような存在感で、ファンはとても残念でしょう。
ゴリ赤木剛憲をクローズアップしてもいいはずですし、妹のヒロイン晴子もあんまり存在感なし。

宮城リョータは良いキャラクターですが、The Firstのタイトルをつけて公開するのはタイトル詐欺?みたいな気がします。
アニメで描ききれなかった山王戦を描くのなら、宮城リョータを主人公にする意味はなかったと思うのですけどね。

タイトルとともにそこに違和感を強く感じました。
全国大会の山王戦というのは見ごたえのある試合で、原作でもクライマックスに描かれる試合です。
ただ、試合のシーンに集中してみる映画でもなく、間に宮城リョータの過去が描かれたり、三井寿のエピソードが入っていたりするんですね。
原作を知っているファンなら当然わかるシーンですが、初めてスラムダンクに触れる人は多分なんだかわかりにくいだけじゃないかな?と思いましたね。

バスケ漫画だともう一つ八神ひろきさんの「Dear Boys」というのがありますね。
八神ひろきさんの漫画は女性がとても魅力的に描かれます。
そういう方向の漫画もありますし。
しかし「Dear Boys」はバスケ漫画としてもなかなか深い内容になっていて、ファンも多いです。
ただ、ファンの多さというか、圧倒的にメジャーなのはやっぱりスラムダンク何でしょうね。

 

 


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