プライムビデオに登場したので早速見てみました。
評価は割れている映画のようですね。
映画の概要
監督:ティム・ミラー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー/ジャスティン・ロードス/ビリー・レイ
製作:ジェームズ・キャメロン/デヴィッド・エリソン
製作総指揮:ジェームズ・キャメロン
製作国/公開年:アメリカ/2019年
上映時間:129分
制作費:185,000,000ドル
興行収入:261,119,000ドル
キャスト
サラ・コナー:リンダ・ハミルトン
T-800:アーノルド・シュワルツェネッガー
ダニー・ラモス:ナタリア・レイエス
グレース:マッケンジー・デイヴィス
Rev-9:ガブリエル・ルナ
あらすじ
スカイネットによる人類滅亡の序章、審判の日を回避させたサラ・コナーは平和を楽しんでしましたが、あの恐ろしいターミネーター、T-800が目の前に現れ、こどもであったジョンを殺害します。
時は流れ、メキシコ。
ダニーは弟のディエゴとともに自動車工場に勤務しています。
そこには父親の姿に変身したRev-9が現れたのです。
間一髪のところでグレースという戦闘のプロがやってきて、Rev-9から辛くも逃げることに成功します。
しかし執拗に追いかけてくるRev-9。
ついにハイウェイで追いつかれ、弟のディエゴは殺されてしまいます。
そしてグレースもRev-9と戦って勝つことはほぼ無理。
そんな状況でさっそうと現れたのが、ターミネーター狩りを行っているサラ・コナーでした。
彼女は大量の兵器を持ってきて、Rev-9に浴びせかけます。
サラの武器は過去に戦ったターミネーターとの戦いの経験でした。
お互い存在を知らないサラとグレースはいがみ合うこともありましたが、ターミネーターが憎いという点では一致します。
そして今回の強敵Rev-9の標的になっているのがダニーでした。
サラ・コナーが偉大な指導者の母であったように、彼女も運命の人の一人だったのです。
サラ・コナーがどうしてターミネーターの襲撃する場所にピンポイントで現れることができたのか?
それはある情報の提供者がいたからなのです。
その情報の提供者のいる場所をグレースも「知っている」のでした。
不死身で高い戦闘力を誇るRev-9をグレースとサラは止めることができるのでしょうか。
感想
公開当時は賛否両論だったようです。
その前の作品である「ターミネーター ジェネシス」がちょっとアレだったというか、個人的にはもうターミネーターはいいかな?なんてお思っていたのです。
というわけでこの作品もずっとパスしていたわけで、この度晴れてAmazon primeにやってきた!ということで見てみたのですね。
それがなんともにぎやかな映画で、やっぱりハリウッド映画はこうでなくては、と思えるような出来栄えでした。
相変わらずストーリーはいい加減というか、適当というか、まあそんなことを言い出したらキリがないのはわかっています。
ただ、映画として楽しませるところやら、ホロッとさせるところなんかがどこなのかというツボを見事に抑えているなあと思いました。
ラストシーンでやっぱりT-800ことシュワちゃんはお亡くなりになるのですが、今回悲しかったのは、老ターミネーターではなく、新キャラクターのグレースでしたね。
正直言って、初代作と全く同じストーリーをトレースしているだけの作品なんですね。
スカイネット側は未来で負けたのですが、その原因となる重要人物の殺害をするためにRev-9という新たな能力を持つターミネーターが未来からタイムマシンに乗ってやってくる。
この時代の人間では太刀打ちできないため、やっぱり未来から助っ人がやってきて、Rev-9からある人物を守ろうとするわけです。
サラ・コナーがダニーであり、T-800(シュワちゃん)のかわりにRev-9、そしてカイル・リースに変わるのがグレースという構図で、そのまんまです。
1作目の優れた部分と大ヒットした2作目の部分をものすごく意識した作品です。
前作のジェネシスでもう見ないと思っていたのですが、今作は見てよかったな、と思えるんですね。
ストーリー的に目新しさはないのになんだろう、この安心感という感じの映画ですね。