悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊

三部作が終わって、もういいやと思っていたのですが、凝りもせず4作目の生命の泉もみましたし、この5作目も見てしまいました。

海賊ものはヒットしないというのは過去のもので、このシリーズは興行的には大成功しています。
過去の三部作がベースにありますが、ストーリー的に特に繋がりが強いわけでもないです。
だからこそ、面白い映画が作られているのかもしれません。
三部作はいつもながらラストの三作目が話をまとめるために、ちょっと強引な展開になったりして、今ひとつという感じです。
そういう意味でこの作品には柵がないと言うか、新たなパイレーツ・オブ・カリビアンの可能性を感じますね。
そして、相変わらずの笑いどころがあります。

 

あらすじ

少年が深い海へ身を投じます。
その海の底にあるのはフライング・ダッチマン号でした。
ウィル・ターナーが船長となっていますが、呪いのために10年に一度しか陸に上がることができません。
その少年の名前はヘンリー・ターナー
ウィルとエリザベスの間に生まれた息子です。
彼は父をフライング・ダッチマン号から救い出したい気持ちを新たにします。

彼は成長し凛々しい青年となります。
彼はフライング・ダッチマン号の呪いに関して調べ尽くした結果、「ポセイドンの槍」というものが必要だと結論づけます。
そしてそれがどこにあるのか?
彼の出した答えは、ジャック・スパロウのもつ「北をささないコンパス」でした。

その不思議なコンパスこそ、欲しい物の道筋を示してくれるものなのです。

 ヘンリーはジャック・スパローを探し出します。
ちょうどその頃、魔女と呼ばれる若いとともに、ジャックはギロチンにかけられるところでした。
彼女の名前はカリーナ。
魔女ではなく天文学者だと言います。

海賊も震え上がるサラザール
呪いをかけられた亡霊です。
サラザールにはジャックに深い恨みがあるのでした。
彼はもともと海賊退治を仕事にする人間でした。
サラザールを罠にはめ、彼らは魔の三角水域で亡霊となったのです。
キャプテン・バルボッササラザールには叶わず、逆にジャックを捕まえるには自分は必要な人間だと伝えます。
そしてジャックを見つけ追いかけるサラザールとバルボッサでした。
しかし、サラザールは呪いのため、陸に上がることができません。
バルボッサは、ジャックと共に伝説の至宝であるポセイドンの槍を目指すことになります。

そんな中、読めない地図のことを知っているのが、カリーナでした。
彼女の持つ日記にはバルボッサは、見覚えがあるのでした。
バルボッサは若い頃に娘を残して海賊となったのでした。
そして彼女は孤児院で育てられ、独学でここまで来たのです。

地図の謎を解き、ポセイドンの槍を見つけます。
それによってサラザールたちの呪いは解かれます。
しかし彼はジャックたちを追いかけてきました。
カリーナが海の底へ引き込まれようとしたときに、しっかりと手を撮ったのはバルボッサでした。
そこでカリーナはバルボッサこそが自分の父であることを知ります。
そんな余韻に浸るまもなく、サラザールが追いかけてきました。
バルボッサはサラザールと刺し違えることで娘たちを救ったのでした。

ヘンリーとカリーナはお互い惹かれ合います。
そして呪いの解けた父、ウィル・ターナーが普通の人間として一緒に暮らすことができるようになったのでした。

 

見どころ

三部作のような大掛かりなストーリーはありません。
しかしこれまでの設定もあるので、それを逆に利用したストーリーで、シリーズをずっと見た人にとってはしっくり来る作りとなっています。


相変わらずのドタバタコメディタッチなのですが、特の面白かったのは処刑台のシーンです。
ギロチンで処刑される直前に救い出されるのですが、もうその展開は「8時だよ全員集合」と同じノリです。
まあ、楽しいですね。

 

そしてメインストーリーではこの物語のヒロインでもあるカリーナとその父バルボッサの話もあります。
ターナーはエリザベスと同じようにちょっとというか、かなりお転婆な娘。
そして女性として収まっているだけではなく、しっかりとした考え方を持ち、黙っていない性格です。
そういう強い女性を好きになるところも、ヘンリーは、父のウィルと同じですね。
行動も性格も、まさに若い頃の父と同じで、熱血漢のハンサムです。

 

ブラックパール号も登場しますし、ギグスをはじめとする顔なじみのクルーもたくさん登場します。
ファンサービスの映画ということでしょうね。

 

これまでのシリーズ映画

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1~3作目が本編シリーズ

4作目は外伝的な作品という感じ。
5作目の本作も外伝的な内容になるのでしょうか。
でも4作目よりは面白かった印象があります。

 

 

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