物語の中心には、Marvelでアベンジャーズなどのシリーズになる前の映画「ハルク」で主演を努めたエリック・バナ。
そして相手役には「アバウト・タイム 愛おしい時間」のレイチェル・マクアダムス。
彼女もMarvel作品では「ドクター・ストレンジ」で元カノ役として登場しています。
概要
監督:ロベルト・シュベンケ
原作:オードリー・ニッフェッガー
製作:テデ・ガードナー/ニック・ウェクスラー
製作総指揮:ブラット・ピット他
公開:2009年アメリカ
上映時間:110分
製作費:39,000,000ドル
興行収入:101,344,000ドル
キャスト
ヘンリー:エリック・バナ
6歳の時に交通事故で母を失い、タイムスリップする特殊な体質のなる。
クレア:レイチェル・マクアダムス
幼い頃にタイムスリップしてきたヘンリーと運命的な出会いをする。
ゴメス:ロン・リビングストン
ヘンリーの特異体質を目の当たりにして、その後は彼のための良き友人となる
チャリス:ジェーン・マクリーン
クレアのルームメイトでゴメスと付き合っている
ヘンリーの父親:あーリス・ハワード
元オーケストラのバイオリン奏者。
ヘンリーの母親:ミシェル・ノルデン
元歌手だが、ヘンリーが6歳の時に交通事故で亡くなる
クレアの父親:フィリップ・グレイグ
上流階級の紳士で狩猟が趣味。
あらすじ
ヘンリーは幼い頃、交通事故で母を失いますが、その時のショックが元で時空を超えてしまう特異体質になります。
自由にタイムトラベルができるわけではなく、場所もタイミングもバラバラです。
それだけならまだしも、タイムトラベルのときには体のみ移動してしまうのです。
つまり真っ裸で、その都度大変な目に合うのでした。
図書館で働いていたヘンリーのもとに若い女性がやってきます。
彼女はクレアで、ヘンリーのことをよく知っているというのです。
クレアは時空を超えてやってきた成年ヘンリーを6歳の時に出会いました。
その頃から彼女はヘンリーに恋心を抱き、今日のこの日を待ちわびていたのです。
感想
タイムスリップを繰り返すという男性ヘンリーと出会った少女クレアの恋愛物語。
ラノベかよ~というような内容ですが、ラノベのような軽さはなく、しっかりと描かれている映画でした。
とにかくレイチェル・マクアダムスが可愛いのです。
「アバウト・タイム」のときの彼女もものすごく自然な感じで、明るく、爽やか。
この映画の当時は30歳くらいのはずですが、20歳の役柄から、10歳の娘の母親まで演じています。
「アバウト・タイム」もタイムトラベルというSF要素のある映画でした。
この映画もそうなのですが、SF要素は限りなく薄めています。
タイムパラドックスが起こりまくっている映画なのですが、そのあたりのことは軽く触れる程度でストーリーにはそれほど影響していない(感じの)映画です。
やはりラブ・ストーリーとして描かれているので、野暮なことは行っても仕方がないです。
細けえことはいいんだよ~というノリで見てもらえれば、このラブ・ストーリーを楽しめます。
映画「ハルク」、インクレディブル・ハルクでもなく、アベンジャーズシリーズに登場するハルクでもない、2003年のハルクで主演ブルース・バナー役のエリック・バナですが、どことなく影がある男性というのが似合います。
ハンサムでモテる男過ぎても役柄的には合わないですが、ハルクもこの映画もちょっと特殊な体質で、影があります。
そんな男性をぞっこんでおしかけてくる女性を可愛らしいレイチェル・マクアダムスが演じているのですが、夫婦となり、「好き好き」だけではいられなくなります。
ましてや二人の子供のことでお互い嫌な思いもしますし、喧嘩も。
ただのラブ・ストーリーではなく、その当たりもしっかりと描かれていました。