Amazonオリジナルということなので、劇場公開作品というのではないようですね。
とは言え、十分映画としてのクオリティのある作品です。
AmazonスタジオもNetflixに負けじと、映像コンテンツには力を入れているみたいですね。
ストーリーはわかりやすく、アクションも豊富。
ちゃんと大どんでん返しがありますが、キャストの時点でわかりそうな気もします。
作品の概要
監督:ターニャ・ウェクスラー
脚本:スコット・ヴァーシャ
製作国:アメリカ
公開:2021年アメリカ
上映時間:91分
キャスト
リンディ(ケイト・ベッキンセイル)
怒りが爆発すると暴力的になる女性。
それを制御するために電流が流れるベストを身に着け、ボタンを押してコントロールしようとしています。
マンチン医師(スタンリー・トゥッチ)
リンディの病気をサポートする精神科医。
ジャスティン(ジェイ・コートニー)
リンディが初めて恋に落ちようとした男性だが、謎の死を遂げる
ヴィカーズ刑事(ボニー・カナヴェイル)
ジャスティンの殺人を操作する刑事
ネヴィン刑事(ラバーン・コックス)
ストーリー
リンディは幼い頃より、悪いことを目にすると、タガが外れたように暴力的になってしまうのでした。
それを抑えようと様々なことを行いましたが、彼女の超人的な能力を抑えることがで来ませんでした。
今は、精神科医のマンチン医師によって、電流を流す装置を体につけ、タガが外れそうになったときにスイッチを押すことで電気が流れ、自制心を保つようにコントロールしているのでした。
マンチン医師は彼女に人と触れ合うことが大切だといいます。
そして男性とのデートも必要であることを伝えます。
紹介された男性は会計士のジャスティンでした。
彼女は暴力的なところがあるため、男性に心を許すことができませんでしたが、ジャスティンは優しく、彼女は初めて恋に落ちそうになります。
ところが、ジャスティンが何者かによって殺害されました。
リンディは警察に参考人として呼ばれます。
ヴィカーズ刑事は恋人になりそうな大切な人を失ったかわいそうな女性として扱おうとしますが、ネヴィン刑事は彼女が犯人ではないかと疑います。
リンディはヴィカーズ刑事たちがきちんと操作してくれるとは思えず、警察の内部から資料を入手し、独自に犯人を追い始めるのでした。
そして彼を殺したガレス・ファイゼルという人物を突き止めることができたのですが、ヴィカーズ刑事は裏社会のボスでもあるガレス・ファイゼルからは手を引くように告げます。
感想
映画を結構見る人にとっては、見たことのある顔がいくつか出てきます。
主演のケイト・ベッキンセイルは「アンダー・ワールド」シリーズやリメイク版の「トータル・リコール」、「ヴァン・ヘルシング」にも出ていました。
この映画の主人公の配役にはイメージ的にぴったりです。
もう少し若い女優を使っても良さそうな気もしますが、実年齢はもう50歳近くになりますからね。
そして精神科医を演じるのが「プラダを着た悪魔」でかなり顔が売れたスタンリー・トゥッチ。
脇役として非常に貴重な俳優でしょう。
裏社会を牛耳るボスを演じていたのが、デヴィッド・ブラッドリーで、「ハリーポッター」シリーズのフィルチといえばわかると思います。
独特の風貌ですよね。
現在の映画の標準的な長さに収めてあって、見ていて疲れない時間。
サクッと見て、サクッと忘れそうな映画です。
テンポの良いアクション映画を簡単に見たい方にはぴったりな映画でしょう。
ケイト・ベッキンセイルの特別のファンでもありませんが、この映画もなかなか雰囲気がありましたね。
今回の映画とは違って、ストーリを楽しめるタイプの映画です。
かなり以前見た映画ですね。
ヴァンパイアとライカンとの戦いを描いたシリーズです。
このシリーズの印象が強いですね。
ケイト・ベッキンセイルはやはり強い女性が似合いますね。
このシリーズの1作目は2003年ですから、ヴァン・ヘルシングよりも少し前ですね。